お座敷の床の間には四季折々に掛け軸が掛けられます。
お花や美人画、風景・・・等々。
この季節少し独特な掛け軸と掛け方に付いてのご紹介どす。
まずは、一つ目。
先日のお茶会でお目にかかった物。
暴れ者の「雷神」さんに、芸妓さんが御酌をしながら『どうか、おとなしく しておくれやす』ともてなす御軸。
ゲリラ豪雨が多い昨今、良いお天気を祈願して掛けられたものどす。
一方、対象的なのがこちら、
「幽霊」の掛け軸。
以前は我が家でも所蔵していたのですが、先代がお寺に納めはったようどす(良かった!)
この様な掛け軸は雨が降らない時雨乞いに掛けさせてもらいます。
実際、この時期 お料理屋さんではよう お目にかかります。
クーラーがなかった頃、お座敷には氷を置いたり、色々な工夫をしながら
涼をもとめはったのでしょうね。
どうどす?
ちょっと、涼しおすか~?
一人じゃ見られなそう…(; ̄ー ̄A