古巣“虎”斬り!
オリ・井川、初先発燃えた
井川の虎狩り苦難の末の白星
セ・パ交流戦、オリックス4-3阪神、3回戦、
京セラドーム復活の第1歩を古巣相手に刻んだ。
2006年まで9年間所属していたタイガース相手に
オリックスの井川が今季初勝利。
昨年10月に肘の手術を受けた左腕井川は、
今季初先発で六回途中を6安打3失点。
7季ぶりの交流戦勝利で復活。
五回までソロ本塁打による最少失点に切り抜けた。
往時のような剛速球や変化球がない中、
丹念にコーナーを突くピッチング。
2・4回のピンチはともに併殺打でしのいだ。
「(阪神の)狙いは何となく分かっていた。深くは言えないけど、
阪神というのは意識せず、ゲームをつくろうと思った」と。
六回、阪神時代に苦楽を共にし、
対戦前に「楽しみは楽しみ」と話していた鳥谷に
2点二塁打を浴びて降板し
「鳥谷にもてあそばれた感がありますね」と苦笑い。
それでも、先発の役割は果たした。
関西の野球をどんどん盛り上げていきたいものですなぁ~。
因みに、井川と阪神
水戸商高から1998年ドラフト2位で阪神に入団。
4年目の2001年に野村監督から先発ローテに抜てきされると、
9勝(13敗)を挙げる活躍。
翌02年からは5年連続で開幕投手を務め
エースとしてチームを支えた。
03年には星野監督の下、18年ぶりの優勝に貢献し、
20勝を挙げ、沢村賞を受賞。
06年オフにポスティングでヤンキースに移籍した。