新井貴、1000&1001打点の祝砲
我阪神タイガースは3連勝で貯金最多
(セ・パ交流戦、阪神3-1ロッテ、3回戦、阪神2勝1分、8日、聖地甲子園)
我阪神タイガースの新井貴が8日、ロッテ3回戦(甲子園)の四回に
ロッテの成瀬からセンターに2ランホームラン、通算1000打点を達成。
プロ野球39人目。
初打点は広島時代の1999年6月6日の中日戦で野口からホームラン。
新井貴は広島工高から駒大を経て99年にドラフト6位で広島入り。
2008年から阪神でプレー、2011年には打点王。
「勝ちにつながる打点にしたい」と話していた思いが乗り移ったのか。
先制点を奪われた直後の四回無死一塁。
先発の成瀬が投じた内寄りの直球を見逃さず、フルスイング。
打球は低い弾道でぐんぐん伸びると、バックスクリーン左へ。
1001打点目を刻んだのは逆転2ラン。
「まさかスタンドまでいくとは。価値ある打点でうれしい」。
ファンコールにヘルメットをとって深々と頭を下げ、感謝の意を表した。
プロ15年目。広島でも阪神でも中軸を張ってきた野球人生。
長年の奮闘のつけで、昨シーズンは右肩が悲鳴をあげた。
故障明けの今シーズン序盤は不振。
前日の練習も志願の参加。
この日もまたコーチの言葉に耳を傾ける姿があったという。
悪いときは練習しかない。それを証明してくれた。
999打点目をマークしてから8戦足踏み
気がかりだったのは、達成時の花束を毎試合用意してくれていたこと、
というのはこの男らしい話だ。
プロ初打点を挙げた一打が、ホームランだったというのも因縁めいている。
「入ったころは1000打点も積み上げられると思わなかった。
これからも打点を積み上げたい」。と
今の新井貴には自信がみなぎっている。
ジャイアンツも勝ってゲーム差は依然0.5.
首位奪還にはこの男の活躍が欠かせない。
シーズン序盤の不振の分も打って打って打ちまくれ・・
新井さん! たのんまっせ・・