京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■『都をどり』其の五

2007-04-20 00:09:50 | 祇をん

《都をどり 大盛況 》

今年、三回目です。

今年は平日でも満席です。日曜ですと立見席も出ています。

観光客の人が多いようです。外国人の方も今年は目立ちます。

「SAYURI」の影響もあるとのことです。

4月18日はお点前:「照古満」さん ひかえ:「槇子」さんです。_4_p1010001

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「照古満」さんは5年前にスーパーテレビで取り上げられた高校卒の舞妓さんで

東京出身で今年でもう22歳になるとか…。中学卒で舞妓になる人が多いなか、芸妓

になって、3年目、舞妓時代が短かかった。私が応援する「寿々葉」さんと同期です。

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一番左が「照古満」さん
右から二番目が「寿々葉」
さんです。

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「照古満」
「寿々葉」
さん。

ひかえの「槇子」さんは舞妓さん。

実のお姉さんは宝塚ジェンヌだそうです。

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一番左側が「槇子」さん

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をどりは次回つづきます。


■『都をどり』其の四

2007-04-16 22:26:46 | 祇をん

《総をどりの衣装》

「ヨーイヤサー」のかけ声とともに幕が開く「都をどり」。

東西の花道から現れる芸舞妓たち。10名づつの総勢20名の「総をどり」。Img_0008_3

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この総をどりの衣装…。毎年その年の都をどりのためだけに、あつらえる新作。

きものは京友禅、帯は西陣織の老舗が、半年以上かけて、創り上げています。

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一日四回の公演が一ヶ月間、延べ百二十回もの長丁場を彩る衣装は、毎年毎年、新調

されます。地色の藍は舞台の銀襖に一番映える色として長年使われています。

帯は西陣織。地色は朱の「錦織」。正面の文様の色は黄色です。

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今年の第三景の「彦根屏風」は演出が良かったです。

この日は、禿(かるろ)役で「豆福」さんが出ていました。


■『春の東福寺』♪

2007-04-13 23:55:30 | 東福寺

《東福寺 塔頭 芬陀院(ふんだいん)》

この時期京都は祇園界隈を中心に観光客でごったがえしてます。

「都をどり」の花見小路は通勤電車の満員状態人、人、人、人、で、ひとに酔いそうです。

東大路沿いは観光客でいっぱいですが、東福寺は人はまばらです。

東福寺は秋の紅葉ですが、実はこの春もお奨めなんです。

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左側東福寺本堂
右側塔頭正覚庵

今日、紹介するのは「おもてなしの心」一番の東福寺 塔頭 「芬陀院(ふんだいん)」

別名 京都雪舟寺 です。

拝観料300円とは別にお抹茶500円出してくつろいで下さい。

品のいいおばさまがお抹茶を運んできていただいて、色々と説明していただけます。

これぞ、京のおもてなしの心です。

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ここの庭は京都最古の枯山水の庭で室町時代の画聖・雪舟の作と言われてます。

その後江戸時代の元禄、宝暦の大火で荒廃し、昭和の時代に戦前に重森三玲氏

戦後に中根金作氏によって、雪舟の意図をくんで、昭和の二大庭園家によって蘇る

ことができました。

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東庭

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「春の東福寺」は人が少ないのが最高にお奨めです。


■『都をどり』其の三

2007-04-10 23:49:08 | 祇をん

《都をどり・非番の日》

都をどり は4月中休み無しの30日間、一日4回公演、延べ120回もの連続公演です。

人によって違いがありますが、「豆福」さんの場合、30日間の内非番の日は、4日だけ、

その貴重な日が4月10日、今日なのです。

この、貴重な日に「豆福」さんと、お母さんと一緒に付き合って大阪まで出かけました。

向った先は大阪上本町の近鉄百貨店美術画廊です。

ここで、「荒木義太郎 展 」が開かれており、画家の「荒木義太郎」さんに挨拶するためと

作品をみるためにです。と言うよりも、荒木先生から、招待されたと言うことです。

荒木先生は「豆福」さんの舞妓の店だしの頃から絵を描き始めてかなりの枚数を描かれ

その内の20点あまりを、今回個展として開催されています。

【4月5日~11日まで、近鉄上本町店6階美術画廊にて】

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荒木先生と
記念撮影
する豆福
さん

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絵の中の自分
と再会

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京都から大阪までの行き帰りのタクシーの中でお聞きした

《都をどり・白足袋悲話》

【「豆福」さんは都をどり延べ100回出演するのですが、毎回必ず白足袋は履き変える

のだそうです。足袋は白さが命だそうです。1日4回履き替えそれを毎夜手洗いでお母さ

んが洗うんだそうです。なかなか汚れが落ちなくて、たわしでゴシゴシ洗っても落ちなくて

肩が抜けそうになるとか、それも、宴会が引けてからですから、夜中の1時2時…。

予備は50足ぐらいあるのですが、又これが高い。一足4,5千円もするのだそうです。】


■『都をどり』其の二

2007-04-09 00:41:19 | 祇をん

《都をどり・第一回目所感》

今年の「都をどり」は例年に比べて“良い”…。

全部で八幕(八景)あるのですが、メインは五景の「昔物語 かぐや姫」であるが、

全体にメリハリがあって、観る人に飽きさせない演出がされて、…。

特に三景の彦根屏風の屏風からの登場の舞台装置が目を見張る…。

五景のかぐや姫の月への昇天の演出…。これは今までになかった演出です。

そして「都をどりの桜」も枝垂れ桜は三分咲きですが、ソメイヨシノは満開。

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4月8日はお点前は「真理」さん ひかえは「有佳子」さんでした。

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そして五景「彦根屏風」の禿(かむろ)役の「豆福」さんと

ソウルの東國大学校の慧謜教授と記念撮影です。

「豆福」さん禿役が良く似合ってかわいい感じです。

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