セレンディピティ日記

読んでいる本、見たドラマなどからちょっと脱線して思いついたことを記録します。

映画鑑賞『マジック・ツリーハウス』

2012-01-27 20:11:44 | 文化

今日は映画を見てきた。『マジック・ツリーハウス』という子ども向けアニメだ。隠し子(そんなのいないけど)と行った訳ではないよ。一人でだよ。だいの大人が一人でアニメ映画に行ったのは以下の次第だ。

 

何日か前、丸善の古書洋書バーゲン会場で『Night of the Ninjas』というタイトルの児童図書を見つけた値段は210円でなにより薄くてさし絵入りだ。あ、もとい残念ながら薄いけどその分値段が210円であった。とにかく表紙も含めてさし絵の忍者の姿が違和感がないので読んでみる気になった。厳密にいうとさし絵の忍者はいわゆる忍者刀といわれる直刀でなく反りの有る普通の日本刀なのだが、すべての忍者が忍者刀を背にかけていた訳でもないだろうし、また直刀だと逆に違和感を感じる日本趣味の人もいるだろうからこれは気にしない。

 

そんなところへインターネットの映画館案内を見ていたら『マジック・ツリーハウス』とある。オヤオヤと紹介文を読んだら、日本製アニメだが原作はメアリー・ポープ・オズボーンというアメリカ人の世界的ベストセラーらしい。まさにあの本だ。

 

そんな訳でどんな出来になっているか見に行ったのだ。場面と登場人物はアメリカ(ただし起点のみで活躍する場所は過去の世界中)だが、アニメのタッチは日本アニメのもの。だから主人公の少年と少女の顔は本のさし絵と違っている。映画の終りのスタッフ名を見ると少女アニーの声優は芦田愛菜ちゃんだった。始めに知っていれば気をつけて聴いたのに。う?残念でした。少年ジャックの声優は北川景子さんで鈴木福くんではありません。

 

Night of the Ninjas』は「MAGIC TREE HOUSE」シリーズの5冊目で、アニメ映画の内容は4冊目まで。ただし本の後ろの案内をみると3冊(話)目は、本では古代エジプトだけど、アニメでは古代ローマのポンペイになっていた。ちなみにポンペイの話はシリーズの8冊中にはない。アニメ映画オリジナルと思われる。古代エジプトの話はミイラとか幽霊が出てくるのでアニメ作成にあたって別の話に変えたかな。でもポンペイのベスビオ火山の噴火の場面は怖かったよ。富士山の噴火を連想した。ベスビオ火山って富士山型だもの。

 

アメリカ、ベンシルベニア州のFrog Creekの森に突然現れたツリーハウス(大木の枝の上に立てられた小屋)は魔法の小屋で中は図書室になっている。その中で本に書かれている時と場所をしめして「ここに行きたい」と言えばツリーハウスごとそこに移動するのだ。ジャックとアニーの二人は女魔術師モーガンを助けるために4つのメダルを求めて過去の世界を冒険する。

 

 本の『Night of the Ninjas』では忍者のmaster(頭領かな)が、ジャックとアニーに忍者のやり方を実践しなさいという。それは、3つのことを忘れないことだ。それは「Use nature.Be nature.Follow nature」だ。自然を使う。自然になる。自然に従う。うん、陽明学にもオーストリア学派経済学にもそして麻雀にも通ずる教えだ。こんなに感動する言葉は、週刊誌で読んだある暴力団のスローガンの「男になりたい。男でいたい。男で死にたい」以来だ。



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