セレンディピティ日記

読んでいる本、見たドラマなどからちょっと脱線して思いついたことを記録します。

喪脚記 その9日 義足の作製

2022-07-04 22:55:00 | 文化

6月22日水曜日に義足のかたどりをした。その1週間前の15日にも右脚の残った部分の採寸をしていったがそれはかたどりの準備をするためのもののようだ。義足の業者は毎週水曜日がメイトウホスピタルを訪れる日としてるようで、次週の水曜日6月29日が義足の原型をもってくる日だ。

義足のかたどりは石膏を使う。でも石膏の水槽に脚の残った部分を沈めるわけではなくて、石膏を含んだ包帯みたいなものを脚と腰にぐるぐる巻きにする。まるでミイラのようだ。乾いて固まってからハサミで縦に切り切り目を入れて取り外す。言うのを忘れたが最初にサランラップ(みたいなもの)を巻いてからその上に石膏の包帯を巻くので石膏は直接は肌に触れない。義足の原型はソケットと呼ばれる。きっと残った脚の部分を差しこむからだろう。

この病院のリハビリは毎日180分土日も休みなく行っている。体の失われた機能を回復というリハビリではなく、新たな能力を鍛えるという感じ。片脚のない状態の平衡感覚や、義足を使う筋力をつけること。

義足は85万円、カバーを含めると90万円になるそうだ。国民健康保険が使えるが、いったんは全額支払ってから、あとで区役所に請求することになりそうだ。


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