7月16日~19日、長崎県平戸市へ視察研修へ行かせてもらった。ふるさと納税の視察ということだったが、ぴんとこないまま参加させてもらった。が、内容はおどろきだった
<こそこそ行こうとする視察旅行>
と書けば何か悪いことでもしにいくようだが、どうしてもそんな空気が少し漂っている。
住民に非難されるのではないかという気持ちが働くのだろうか?
中身は別としても、そう見られてしまうことも確かだ。
行ってきた成果、効果が出せるかどうかにもよるものだと思う。
「実際に見て知る」ということの体験はいつも思うが、やはり違う。
問題はその後の行動の問題。
4年前の富山県のときも似たようなことを書いた記憶がある。
その一年後の、福島県飯館村は行きたい議員同士だけで自費で行ってきた。
どこへいっても、村、議会の勉強不足というのか実行力不足を感じる。
花巻空港~福岡空港。熊本までバスで移動し一泊。
熊本からバスで長崎~島原~雲仙(土石流被災跡)~諫早(干拓)を経由し平戸市へ入った。
<ふらさと納税アップが村の活性化?>
長崎県平戸市:人口は久慈市ほどの規模。
平戸市役所
市役所側からみた海方向
西日本新聞:<ふるさと納税、平戸(ひらど)市 断トツ>
出身地や応援する自治体などに寄付すると所得税や住民税が減額される
「ふるさと納税」で、平戸市への寄付が2013年度過去最高の3910万円と
なった。
と新聞記事にもなり、テレビ取材などもあり相乗効果を出しているという。
今年度はすでに1億円を突破している。
<市役所で課と担当者の話を聞く>
*一番気になったのは、どのような体制ときっかけでここまでになったのか?
「私が一人で担当しました。今年度は目標を一億円と公表しました。」 と担当者。
・・・・? すべて一人で? 「はい」
*しかし、カタログも新しくしたり、ポイント制にしたり、事業費の決済もある。
上司からはどう判断してもらったのか?
課長「本人の熱意がありましたので、課長判断でやってみろということで進めました」
担当者「カタログの編集や生産者の取りまとめ、ポイント制などすべて一人で進めました。」
・・・・・すごいですねえ(自分)
*進める上で、壁というか困ったことはなんだったのでしょう?
「・・特にありません。楽しんでやっているものですから。」 と、きっぱり。
しかし気負っている訳でもなく、たんたんと言う。
・・・30代半ば。こりゃ本物だ・・・
*担当が何年かすると公務員は替わるわけですが、その後の体制は担当者が変わって維持できるのでしょうか?彼がいないと大変じゃないですか?
課長「その時はそうなってからの対策です」
上司もうまくこの部下をサポートしている。
人間関係の円滑さというのか、上司の部下を認める大きさ?寛大さか、そんなことを感じた。
ふるさと納税云々よりも、組織の中の人材という問題を感じた視察でした。
これは人・職員・人材・組織づくり・人間性の問題でした。
現場に行かないと感じ取れない直感です。
○ふるさと納税が増えることによって地元産品が売れる。そして雇用につながる。
寄付金額に対して平均すれば45%の金額の品物をお礼としてお届けする。
市にすれば、もともと入るべきでなかった収入のものが入る。
地元業者、生産者にとっては品物の注文が来る。売れる。
業者、生産者にとっては直接商品を売り込む機会にもつながる。
1億の寄付金で約4500万円の地元産品の売上げにつながっている。
担当者曰く「自分の頭では2億を目標にしている」といっています。
今年度はその2億円ペースで寄付金が集まっている。
9000万円の売り上げを生み出す。そしてその分、市の税収もアップする。
1億円近い売上げを一人の担当者が行政の施策として生み出している。
これは普通ではない。まさに行政の仕事が民間を救っている。
この地場産品をどう手配するのかといえば、組合を作って生産者に参加してもらい、
そこに市役所から発注をする。
組合員は、生産物を漁協あるいは農協に出すのか、組合の産直市場に出すのか選択できる。
「平戸瀬戸市場」という産直施設が魚市場のとなりにあり、ここで販売、発送をする。
最初は組合員が100名ぐらいだったのが、売れ行きを見て現在300名ぐらいに増えているという。
この産直市場もにぎわっていた。
この仕組みはインターネット販売そのもの。
インターネットですべて完結できるような仕組みをとっている。
寄付をする人は、インターネットを見て気に入った商品があればネット手続きで完了できる。そして関東の新規の寄付者が圧倒的に多い。
そしてそして、どんなところか行ってみたいとなる。
観光客も増える。
すべてがいい循環をしているという感じだった。
この中の何かひとつでも、普代村でまねできるものがないか考えなければならない。
<こそこそ行こうとする視察旅行>
と書けば何か悪いことでもしにいくようだが、どうしてもそんな空気が少し漂っている。
住民に非難されるのではないかという気持ちが働くのだろうか?
中身は別としても、そう見られてしまうことも確かだ。
行ってきた成果、効果が出せるかどうかにもよるものだと思う。
「実際に見て知る」ということの体験はいつも思うが、やはり違う。
問題はその後の行動の問題。
4年前の富山県のときも似たようなことを書いた記憶がある。
その一年後の、福島県飯館村は行きたい議員同士だけで自費で行ってきた。
どこへいっても、村、議会の勉強不足というのか実行力不足を感じる。
花巻空港~福岡空港。熊本までバスで移動し一泊。
熊本からバスで長崎~島原~雲仙(土石流被災跡)~諫早(干拓)を経由し平戸市へ入った。
<ふらさと納税アップが村の活性化?>
長崎県平戸市:人口は久慈市ほどの規模。
平戸市役所
市役所側からみた海方向
西日本新聞:<ふるさと納税、平戸(ひらど)市 断トツ>
出身地や応援する自治体などに寄付すると所得税や住民税が減額される
「ふるさと納税」で、平戸市への寄付が2013年度過去最高の3910万円と
なった。
と新聞記事にもなり、テレビ取材などもあり相乗効果を出しているという。
今年度はすでに1億円を突破している。
<市役所で課と担当者の話を聞く>
*一番気になったのは、どのような体制ときっかけでここまでになったのか?
「私が一人で担当しました。今年度は目標を一億円と公表しました。」 と担当者。
・・・・? すべて一人で? 「はい」
*しかし、カタログも新しくしたり、ポイント制にしたり、事業費の決済もある。
上司からはどう判断してもらったのか?
課長「本人の熱意がありましたので、課長判断でやってみろということで進めました」
担当者「カタログの編集や生産者の取りまとめ、ポイント制などすべて一人で進めました。」
・・・・・すごいですねえ(自分)
*進める上で、壁というか困ったことはなんだったのでしょう?
「・・特にありません。楽しんでやっているものですから。」 と、きっぱり。
しかし気負っている訳でもなく、たんたんと言う。
・・・30代半ば。こりゃ本物だ・・・
*担当が何年かすると公務員は替わるわけですが、その後の体制は担当者が変わって維持できるのでしょうか?彼がいないと大変じゃないですか?
課長「その時はそうなってからの対策です」
上司もうまくこの部下をサポートしている。
人間関係の円滑さというのか、上司の部下を認める大きさ?寛大さか、そんなことを感じた。
ふるさと納税云々よりも、組織の中の人材という問題を感じた視察でした。
これは人・職員・人材・組織づくり・人間性の問題でした。
現場に行かないと感じ取れない直感です。
○ふるさと納税が増えることによって地元産品が売れる。そして雇用につながる。
寄付金額に対して平均すれば45%の金額の品物をお礼としてお届けする。
市にすれば、もともと入るべきでなかった収入のものが入る。
地元業者、生産者にとっては品物の注文が来る。売れる。
業者、生産者にとっては直接商品を売り込む機会にもつながる。
1億の寄付金で約4500万円の地元産品の売上げにつながっている。
担当者曰く「自分の頭では2億を目標にしている」といっています。
今年度はその2億円ペースで寄付金が集まっている。
9000万円の売り上げを生み出す。そしてその分、市の税収もアップする。
1億円近い売上げを一人の担当者が行政の施策として生み出している。
これは普通ではない。まさに行政の仕事が民間を救っている。
この地場産品をどう手配するのかといえば、組合を作って生産者に参加してもらい、
そこに市役所から発注をする。
組合員は、生産物を漁協あるいは農協に出すのか、組合の産直市場に出すのか選択できる。
「平戸瀬戸市場」という産直施設が魚市場のとなりにあり、ここで販売、発送をする。
最初は組合員が100名ぐらいだったのが、売れ行きを見て現在300名ぐらいに増えているという。
この産直市場もにぎわっていた。
この仕組みはインターネット販売そのもの。
インターネットですべて完結できるような仕組みをとっている。
寄付をする人は、インターネットを見て気に入った商品があればネット手続きで完了できる。そして関東の新規の寄付者が圧倒的に多い。
そしてそして、どんなところか行ってみたいとなる。
観光客も増える。
すべてがいい循環をしているという感じだった。
この中の何かひとつでも、普代村でまねできるものがないか考えなければならない。
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