音の雲 2008-03-09 | こころについて、思うこと 空一面の音の雲 圧殺するような 鈍重な 鉛の 原爆の霞のような雲 それは午睡する漆黒の森を捻じ曲げる風渡りの鬼の腕 灰暗の雲 「光が群れ群れて重なり合い そのために暗くさえ感じられる 純粋な 自己矛盾 昏さ」 (リルケ) 掴み取ろうにも 指はすでにちりちりと風化してしまっているではないか 遮光 射光 地表を穿つその巨大な錐が この皮膚と心の 分厚い外殻を割 . . . 本文を読む