Dear. Illy Green
結婚おめでとう。
井端くんを選ばなかったんだな。
僕は、あなたのいろんな顔を見てきました。
ほんとうに、たくさんの顔を知っています。
いろいろなことがありましたね。
それを知っているだけに、とても感慨深いのです。
新宿のホールでの演奏のあと、
「lanonymatさんごめんなさい」
と、言い終わらぬうちに、泣き出してしまった顔。
僕が死にかけるちょうど一週間ほどまえに
パンフレットを届けようとして下宿を訪ねたとき、
電気の消えたままの散らかった部屋のなかで
「バスの乗降口で頭打っちゃって、吐き気もするし
頭も痛いし、なんだか恐い」
という言葉を聞いて、急いで抱き上げて往来へ出て
タクシーを拾い、豊中病院の救急診療へ連れて行ったあと、
一通りの治療を終えた待合いの椅子で横になって眠りながら
「lanonymatさんでよかった」
と、うわ言を発したときの、安堵しきった顔。
大阪の居酒屋で寂しくつらい思いをして泣き出してしまって、
僕とMとで深夜の石橋商店街を連れ添って歩いたときの顔。
僕が最も苛まれていた時期に書いた記事を読んで
http://blog.goo.ne.jp/lanonymat/e/d08507eaafa75d9626180727dbf6ad79
僕がブルーノートに出演したときの音源を聴いて
たまらなくなって泣き出して、
いきなり僕に会いたいと言い出して、
それに応えて名古屋の駅前で飲んだとき、
「今から英語禁止でしゃべろうや」と言ったら
「そんなBIG3みたいな事するの嫌です」と言ったときの顔。
田島貴男の真似をして「接吻」を歌いかけたら
「やめてください、けがれる」と本気で怒った顔。
顔のまんなかの狭い眉間、吊りあがった三白眼の印象が
かなりマイナスに作用しているのではないかと思い至って、
世の中を斜に構えて見る癖、こころの乱視を矯正しようと
「だてめがね」をかけることにしたとき、
めがね選びにつきあってくれて、
似合い度合いのチェックで何十回もぼくを見つめるのにも、
楽器屋でピアノを弾くのにも、CDを探すのにも、
カフェに行き、youtubeの動画を幾つか見て
YUKIのメランコリスタに燃え上がるのにも、
仕事や過去やビジネスやらさまざまの話をするのにも、
ぼくが傘を忘れたために相合傘をするのにも、
嫌な顔ひとつせずに笑ってつきあってくれたとき、
じっと僕の目の奥を見つめたときの、ひたむきな顔。
下ネタに対して「lanonymatさん最低です」と
露骨な嫌悪を見せたときの顔。
そんないろんな顔を見てきた中で、一番印象に残っているのは
2003年冬の定期演奏会で、
僕の復職を告げたときの、心配を優しい笑みで包んだ、
暖かくて泣きそうな顔でした。
本当に、たくさんの顔を見てきました。
美しい顔も、小悪魔の顔も、まっすぐな顔も、怒りの顔も、
屈託の無い笑顔も、全部ひっくるめて好きでした。
恋愛感情とは違った、妹を思うようなこころで。
妹というのは、兄貴のそんな愛情が時として疎ましくも
なるものだろうし、
東京のbiff氏に何やらそのような事を聞いてからは
飲みにでも、という誘いや積極的な関わりを控えていたけれど、
僕は、君のことがとても大切です。
僕には、誰かが幸せになるのを見送ることしかできません。
だから、僕のぶんまで、いっぱい幸せになってください。
いつか、I Love You,Porgyを、献奏します。
Illy、本当におめでとう。
そして、ありがとう。これからもよろしく。
泣くなよ。
泣くときは、笑いながら泣くんだぞ。
お幸せに。
lanonymat
結婚おめでとう。
井端くんを選ばなかったんだな。
僕は、あなたのいろんな顔を見てきました。
ほんとうに、たくさんの顔を知っています。
いろいろなことがありましたね。
それを知っているだけに、とても感慨深いのです。
新宿のホールでの演奏のあと、
「lanonymatさんごめんなさい」
と、言い終わらぬうちに、泣き出してしまった顔。
僕が死にかけるちょうど一週間ほどまえに
パンフレットを届けようとして下宿を訪ねたとき、
電気の消えたままの散らかった部屋のなかで
「バスの乗降口で頭打っちゃって、吐き気もするし
頭も痛いし、なんだか恐い」
という言葉を聞いて、急いで抱き上げて往来へ出て
タクシーを拾い、豊中病院の救急診療へ連れて行ったあと、
一通りの治療を終えた待合いの椅子で横になって眠りながら
「lanonymatさんでよかった」
と、うわ言を発したときの、安堵しきった顔。
大阪の居酒屋で寂しくつらい思いをして泣き出してしまって、
僕とMとで深夜の石橋商店街を連れ添って歩いたときの顔。
僕が最も苛まれていた時期に書いた記事を読んで
http://blog.goo.ne.jp/lanonymat/e/d08507eaafa75d9626180727dbf6ad79
僕がブルーノートに出演したときの音源を聴いて
たまらなくなって泣き出して、
いきなり僕に会いたいと言い出して、
それに応えて名古屋の駅前で飲んだとき、
「今から英語禁止でしゃべろうや」と言ったら
「そんなBIG3みたいな事するの嫌です」と言ったときの顔。
田島貴男の真似をして「接吻」を歌いかけたら
「やめてください、けがれる」と本気で怒った顔。
顔のまんなかの狭い眉間、吊りあがった三白眼の印象が
かなりマイナスに作用しているのではないかと思い至って、
世の中を斜に構えて見る癖、こころの乱視を矯正しようと
「だてめがね」をかけることにしたとき、
めがね選びにつきあってくれて、
似合い度合いのチェックで何十回もぼくを見つめるのにも、
楽器屋でピアノを弾くのにも、CDを探すのにも、
カフェに行き、youtubeの動画を幾つか見て
YUKIのメランコリスタに燃え上がるのにも、
仕事や過去やビジネスやらさまざまの話をするのにも、
ぼくが傘を忘れたために相合傘をするのにも、
嫌な顔ひとつせずに笑ってつきあってくれたとき、
じっと僕の目の奥を見つめたときの、ひたむきな顔。
下ネタに対して「lanonymatさん最低です」と
露骨な嫌悪を見せたときの顔。
そんないろんな顔を見てきた中で、一番印象に残っているのは
2003年冬の定期演奏会で、
僕の復職を告げたときの、心配を優しい笑みで包んだ、
暖かくて泣きそうな顔でした。
本当に、たくさんの顔を見てきました。
美しい顔も、小悪魔の顔も、まっすぐな顔も、怒りの顔も、
屈託の無い笑顔も、全部ひっくるめて好きでした。
恋愛感情とは違った、妹を思うようなこころで。
妹というのは、兄貴のそんな愛情が時として疎ましくも
なるものだろうし、
東京のbiff氏に何やらそのような事を聞いてからは
飲みにでも、という誘いや積極的な関わりを控えていたけれど、
僕は、君のことがとても大切です。
僕には、誰かが幸せになるのを見送ることしかできません。
だから、僕のぶんまで、いっぱい幸せになってください。
いつか、I Love You,Porgyを、献奏します。
Illy、本当におめでとう。
そして、ありがとう。これからもよろしく。
泣くなよ。
泣くときは、笑いながら泣くんだぞ。
お幸せに。
lanonymat
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます