
地下鉄丸ノ内線東京駅改札を抜けて通路を進み
JR東京駅丸ノ内地下中央口から溢れ来る人波を
うまく掻き分けて大手町方面へ横断する方法を
ようやく発見した。
*************************
地下鉄丸ノ内線~JR丸ノ内地下中央口間通路と、
大手町~京葉線ホーム連絡通路とのT字交差までは、
自然に出来上がっている右側通行帯の歩行を順守する。
そして、T字交差に達する直前、目測によって、
大手町~京葉線ホーム連絡通路の幅員を短辺に取り、
同様に、JR東京駅丸ノ内地下中央改札の並列距離を
長辺に取る。
そして、自分が溢れ来る人波をうまく掻き分けて
大手町方面へ横断する場合に進むべき針路を斜辺に取る。
この場合、短辺:斜辺:長辺は、1:2:√3と想定する。
つまり、溢れ来る人波の進行方向に対する自分の進入角は
60度、となる。
歩行速度は、対向している人波の流速と同等に設定する。
そして、速度を緩めることなく、流路に対して進入する。
この際留意すべきことは、ひとびとの流路への進入時に、
自分の身体の軸を中心に、上半身を左側に30度ねじって
歩行することである。
これにより、横断者の身体は、流路側から見た場合に
垂直に眼前を移動しているように見えるので、
人波のなかにいるひとは、比較的早い段階で横断する者の
存在を視認し、回避行動をとる。
しかし、横断者は、実際には先述の三角形の斜路にそって
接近しているために、
流路側の人間との接近は、垂直に接近している場合よりも
相対的に遅くなる。
また、この場合、流路側では、混雑により歩行速度は
上げることがむずかしい。
そうすると、流路側の人間は、歩行速度の減速・停止という
回避行動をとる確率が高くなる。
こうして横断者は、相手が自分との接近までの早い段階で、
歩行速度の減速という回避行動を選択することを誘発出来る。
相手よりも相対的に早い歩行速度を獲得することによって、
流路の横断を容易にさせる環境を整えることが出来る仕組みだ。
当然ながら、歩行者同士の衝突や無用のトラブルのリスクも
抑止・低減される。
*************************
この方法は、自分の接近を相手が認知してから、
実際に回避行動に至るまでの時空間認識について、
ちょっとした錯誤を生じさせる仕組によって可能になるものだ。
しかし、進入角度を誤った場合には、横断しきる前に
改札ゲートに激突する可能性、流路側の人間との衝突や
それに伴うトラブルの発生の可能性もあるので、注意を要する。
なお、吉田戦車によれば、横断歩道の正しい作法は、
進行方向に左足の爪先を定め、右足は自然にやや引いて、
左足と60度の角度に定めたあと、
上半身をやや起こして、前方の信号をじっと見据えたのち、
両の手を90度に曲げて、胸の前でハの字に定める、との
ことである。
**************************
今朝、起きぬけのシャワーの後に髪を乾かしていたら、
テレビから、カウント・ベイシー、という名を呼ぶ
小倉キャスターの声が流れてきたので、
思わずそちらに駆け寄った。
この2月の、カウント・ベイシー楽団の来日の際に
府中の公立小学校での共演があるというニュースだった。
学生時代に、カウント・ベイシーの曲ばかりを演奏する
ビッグバンドに所属していた頃、
シンフォニー・ホールへ、カウント・ベイシー楽団の
公演を聴きに行った記憶がある。
その前日、軽音楽部の先輩が組織するビッグバンドの公演に、
ブッチ・マイルスやケニー・ヒング、ビル・ヒューズなど
いった面々が10名ほどやってきた。
その隣に座っていた僕たちは恐縮しきりで、
I氏やF氏は、「これは夢か幻か」とすっかり舞い上がって
しまっていた。
ベイシー楽団の面々がやがて飛び入りをして、
会場は大喝采、リーダーのH氏も涙していたように思う。
シンフォニー・ホールでの公演では、リードトランペッターが
何故か法被を来ていたりしたのだが、
その後、そのリードトランペッターは僕たちの本拠地へ来た。
共演と、酒を酌み交わす機会を得て、
深夜の居酒屋に朗々と、バラードが鳴り響いた。
そこまでとは言わないまでも、
似た経験が出来る小学生たちをうらやましくも思う。
パーティの席で、7年ぶりに弾いたカウント・ベイシーは、
個人的にはとても酷い出来でとても申し訳なかったのだが、
ビッグバンドの鍵盤をやりたいと思う感覚が残ってしまい
可能性のことを考えて途方に暮れている。
*************************
とうとう、浅川マキのステージを観ることはかなわなかった。
ご冥福を祈ります。
http://www.youtube.com/watch?v=QU2eG1Zh6Hg
*************************
草稿に書きなぐった内容をそのまま公開してしまって
昨日は悔やみ反省して、消したのだけれど、
どうしても、癒えきっていなかったことは打ち消しがたく、
悲しさや、やりきれなさ、そうしたこころへの戒めに
以下にひとことだけ残しておこうと思う。
こちらがどうすることもなく、はぴいえんど。
おかげさまで、19歳だった僕は30歳になっていました。
ありがとう。
JR東京駅丸ノ内地下中央口から溢れ来る人波を
うまく掻き分けて大手町方面へ横断する方法を
ようやく発見した。
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地下鉄丸ノ内線~JR丸ノ内地下中央口間通路と、
大手町~京葉線ホーム連絡通路とのT字交差までは、
自然に出来上がっている右側通行帯の歩行を順守する。
そして、T字交差に達する直前、目測によって、
大手町~京葉線ホーム連絡通路の幅員を短辺に取り、
同様に、JR東京駅丸ノ内地下中央改札の並列距離を
長辺に取る。
そして、自分が溢れ来る人波をうまく掻き分けて
大手町方面へ横断する場合に進むべき針路を斜辺に取る。
この場合、短辺:斜辺:長辺は、1:2:√3と想定する。
つまり、溢れ来る人波の進行方向に対する自分の進入角は
60度、となる。
歩行速度は、対向している人波の流速と同等に設定する。
そして、速度を緩めることなく、流路に対して進入する。
この際留意すべきことは、ひとびとの流路への進入時に、
自分の身体の軸を中心に、上半身を左側に30度ねじって
歩行することである。
これにより、横断者の身体は、流路側から見た場合に
垂直に眼前を移動しているように見えるので、
人波のなかにいるひとは、比較的早い段階で横断する者の
存在を視認し、回避行動をとる。
しかし、横断者は、実際には先述の三角形の斜路にそって
接近しているために、
流路側の人間との接近は、垂直に接近している場合よりも
相対的に遅くなる。
また、この場合、流路側では、混雑により歩行速度は
上げることがむずかしい。
そうすると、流路側の人間は、歩行速度の減速・停止という
回避行動をとる確率が高くなる。
こうして横断者は、相手が自分との接近までの早い段階で、
歩行速度の減速という回避行動を選択することを誘発出来る。
相手よりも相対的に早い歩行速度を獲得することによって、
流路の横断を容易にさせる環境を整えることが出来る仕組みだ。
当然ながら、歩行者同士の衝突や無用のトラブルのリスクも
抑止・低減される。
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この方法は、自分の接近を相手が認知してから、
実際に回避行動に至るまでの時空間認識について、
ちょっとした錯誤を生じさせる仕組によって可能になるものだ。
しかし、進入角度を誤った場合には、横断しきる前に
改札ゲートに激突する可能性、流路側の人間との衝突や
それに伴うトラブルの発生の可能性もあるので、注意を要する。
なお、吉田戦車によれば、横断歩道の正しい作法は、
進行方向に左足の爪先を定め、右足は自然にやや引いて、
左足と60度の角度に定めたあと、
上半身をやや起こして、前方の信号をじっと見据えたのち、
両の手を90度に曲げて、胸の前でハの字に定める、との
ことである。
**************************
今朝、起きぬけのシャワーの後に髪を乾かしていたら、
テレビから、カウント・ベイシー、という名を呼ぶ
小倉キャスターの声が流れてきたので、
思わずそちらに駆け寄った。
この2月の、カウント・ベイシー楽団の来日の際に
府中の公立小学校での共演があるというニュースだった。
学生時代に、カウント・ベイシーの曲ばかりを演奏する
ビッグバンドに所属していた頃、
シンフォニー・ホールへ、カウント・ベイシー楽団の
公演を聴きに行った記憶がある。
その前日、軽音楽部の先輩が組織するビッグバンドの公演に、
ブッチ・マイルスやケニー・ヒング、ビル・ヒューズなど
いった面々が10名ほどやってきた。
その隣に座っていた僕たちは恐縮しきりで、
I氏やF氏は、「これは夢か幻か」とすっかり舞い上がって
しまっていた。
ベイシー楽団の面々がやがて飛び入りをして、
会場は大喝采、リーダーのH氏も涙していたように思う。
シンフォニー・ホールでの公演では、リードトランペッターが
何故か法被を来ていたりしたのだが、
その後、そのリードトランペッターは僕たちの本拠地へ来た。
共演と、酒を酌み交わす機会を得て、
深夜の居酒屋に朗々と、バラードが鳴り響いた。
そこまでとは言わないまでも、
似た経験が出来る小学生たちをうらやましくも思う。
パーティの席で、7年ぶりに弾いたカウント・ベイシーは、
個人的にはとても酷い出来でとても申し訳なかったのだが、
ビッグバンドの鍵盤をやりたいと思う感覚が残ってしまい
可能性のことを考えて途方に暮れている。
*************************
とうとう、浅川マキのステージを観ることはかなわなかった。
ご冥福を祈ります。
http://www.youtube.com/watch?v=QU2eG1Zh6Hg
*************************
草稿に書きなぐった内容をそのまま公開してしまって
昨日は悔やみ反省して、消したのだけれど、
どうしても、癒えきっていなかったことは打ち消しがたく、
悲しさや、やりきれなさ、そうしたこころへの戒めに
以下にひとことだけ残しておこうと思う。
こちらがどうすることもなく、はぴいえんど。
おかげさまで、19歳だった僕は30歳になっていました。
ありがとう。
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