ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

回想: 東横線・菊名駅の「たい焼き」屋さん(4)

2007年04月10日 23時52分43秒 | Weblog
[個人史]: 東急東横線・菊名駅 「たい焼き」
※ やれやれ、前回記事(#3)を確認したら インデックスに乗せ忘れていた。 気を取り直して...

年配の夫婦お二人が仲良く タイ焼き屋 として 東横線菊名駅の東急ストアーの前を飾る雰囲気は アットホーム(家庭的) で決して悪いものではなかった。 夜遅く仕事から帰って来て改札を抜けたとき、元気に働く(たい焼き屋の)お二人を見て、自分の両親に重ね合わせる思いを持った人も少なくはなかったはずである。

ところが この家庭的な タイ焼き屋さんのタイヤキが簡単に買えなくなって来るのであった。 おじさんが焼き貯めた保温箱の分も切れるほどに売り切れの頻度が多くなって来た。

「申し訳ない。いま焼きたてをあげるからちょっと待ってて」 と云われ、始めの頃は 『なら先に買い物してからまた寄るから○個取って置いて』 で済んでいたものが、おじさん夫婦が菊名に来るたびにだんだんと 行列が出来るようになり、 次第に長い行列へと変わって行った。 行列から抜けると タイヤキにありつけない(買えない)状態へと変わっていったのである。

ストア入り口の 出店(でみせ)の閉店時間(22時)間際まで 一生懸命タイヤキを焼き続けるおじさんとおばさんに 「休みながらやったほうが良いよ」 と勧めたが、ひっきりなしの客のために 身体にむち打って タイヤキを焼き続けてくれたのである。

とうとう 早朝からの開店準備をお母さんが担当し、 代わりにお父さんは 夜ギリギリまでタイヤキを焼き続ける シフト体制まで組んでくれたのだ。 だが会社員らの帰宅時間帯の夜だけでなく、日中見かけても 学生や買い物客が列を作り 休むヒマなど無いように見えて心配していた。

(続)

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