ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

<長崎市長襲撃事件>日本を変える新しい ”チカラ” (後編)

2007年04月23日 23時05分41秒 | 格差社会と政治
<長崎市>伊藤一長前市長銃撃から1週間…なお残る謎 (毎日新聞) 4月23日20時58分配信
【記事抜粋】 長崎市の伊藤一長前市長が射殺された事件。 逮捕された指定暴力団山口組系水心会幹部、城尾(しろお)哲弥容疑者(59)は関係業者が市の融資を受けられず経営破たんしたことなどで「市に不満があった」と動機をほのめかしている。しかし「なぜ市長を狙ったのか」については謎が残っており、長崎県警は動機の解明に全力を挙げる。 城尾容疑者は23日、初めて接見した知人の弁護士に土下座し「亡くなった市長、市民、国民の皆さんにすまないことをした」と謝罪したという。 また「現場には歩いて行った。一人でやった」と共犯の存在を否定。「(障害がある)3歳の息子の健康が気になっている」とも話した。
[記事全文]

現職市長であり、市長選の有力候補である 伊藤一長前長崎市長 が、襲撃・殺害 された事件は、今後の日本に重要な課題を残した。

罰則規定が単なる 傷害・殺人事件であり、しかも 対暴力団行政によって追いつめられた 心身喪失等での 犯罪としてごく軽量の判決に至る可能性がある。 しかも 『土下座』『謝罪』『単独犯』『傷害のある3歳の息子』 など 容疑者の公判時に 有利な材料も多くある。 量刑が科せられても獄中において特段の問題を起さなければ 早期保釈 となって刑務所暮らしの期間は短くなる。 (= 刑務所では 刑期満了まで入所していた者の数が多いほど 成績(評価)が悪くなるのだと 聞いたばかりだ。)

さて、容疑者がこれまで以上の事を語る事が 果たして有利になるだろうか?
追いつめられて 精神膠着状態での 「行政対象暴力」 として、前市長を殺害した として公判を受ければ あとは大人しくムショ暮らしをしていればよい。 (満了を迎える前に)刑期が終われば 後は無罪放免である。

政治目的犯罪では、いかなる理由が有ったにせよ、死刑判決が早期に確定し、自分の命が終わる事を思いながら古い刑務所の独居房でたった一人過ごさなければ 到底事件の真相を話す気にもならないだろう。
バランスシート(貸借対照)的には、 政治家(政敵)殺害を請け負っても 儲かるのだ。

国家の政治や 行政に対して 不満を持つ者は多い。 政治屋と繋がる一部しか 好景気だと喜べない昨今、 経済的に追いつめられて 心身膠着 と主張できる者の数は多い。 政権や自分の政治基盤を脅かす 政敵 を倒すには (金はかかるが) 絶好の機会に恵まれた日本である。

いまの内に しっかり対策しておかないと、 選挙日の無効票ばかりが増えるかも..。

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<長崎市長襲撃事件>日本を変える新しい ”チカラ” (前編)

2007年04月23日 21時17分04秒 | 格差社会と政治
衝撃的な社会犯罪として思い起すのは、
(名前は忘れたが) 日本のバブルがはじけた後だったか、 報道陣・警察が見守る中起きた事件だが、 当時の大問題として社会が注目していた中、 犯罪の中心人物が 自宅マンションにおいて ドア横のサッシを壊しガラス窓を破って進入した犯人らによって惨殺され 大事件の全容を突き止める事が出来なくなった事があった。 また、東京・青山のオウム真理教ビル前で、当時のオウム最高幹部の村井秀夫が報道陣などの 衆人環視の中で 殺害された事件などを思い出す。

ともに、一見関係のない人物が殺害事件を起したのだ。 関係する政治屋との結びつきが明らかになりそうになると現れる 不可思議な(闇の)ヒーロー たちである。

<殺害事由>
今回の 『長崎市長襲撃事件』 では、 報道メディアは 一斉に 「犯人は(行政により)追いつめられた事による 『行政対象暴力』である」 と、 その原因を ”対暴力団行政の結果” にあると報じている。

だがこれは、 民間人同士のトラブルではないし、 ヤクザ同士の抗争でもない。 また、 社会的大犯罪を引き起こした 当事者 を 暴力団員が襲ったワケでもない。

一介の暴力団関係者が 銃や武器を持たない民間人に対して起した 襲撃・殺人事件 なのである。

<長崎市長襲撃>
『長崎市長殺害事件』 は、 暴力団がそのテリトリー(業界のナワバリ)を犯してまで、 長崎市民をはじめ世界中の核廃絶運動家などからも受け入れられている 伊藤一長・元長崎市長(民間人)を 襲撃し、 銃弾を2発も撃ち込み 殺害 におよんだのである。 脅しの意味で一発撃ったのではなく、至近距離から2発打ち込んで殺害したのだ。

<静かな世論>
市民(国民)はもちろん、当の政治関係者らもいたって静かなのは事の重大さに気づいていないからだろうか..?

(続く)

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<長崎市長選>無効票1万5千余票(再掲:写真版リンク)

2007年04月23日 19時04分22秒 | 格差社会と政治
<長崎市長選>無効票、異例の1万5千票余 (毎日新聞) 4月23日17時7分配信(”投票用紙”写真付き記事
【記事抜粋】 選挙中に現職候補が射殺された長崎市長選では、無効票が異例の1万5435票に上った。大半が、亡くなった伊藤一長市長への投票や白票とみられる。 ・・(中略)・・ 市選管によると、無効票は投票総数(20万802票)の7.69%。 旧長崎市の投票総数(17万8759票)だけをみても、伊藤市長の名前など「候補者ではない氏名」を記載した投票は7463票、白票は4558票あった。このほか「投票のやり直しを求めます」「伊藤一長さん、今までありがとうございました」など、氏名以外の内容を記載した票も1095票あった。
[記事全文]

先日、伊藤一長前長崎市長が襲撃されて、補充候補者が発表されたとき、 長崎市民の苦悩は容易に予想できた。 政府・与党(自民・公明)が 大暴走する 不穏当な日本社会の実情において、 被爆都市長崎の 市政ならびに核廃絶のリーダーとしてはあまりに貧弱であった。 私自身も 「応援できる候補者がいない」 と感じたほどだ。

1万5千余におよぶ無効票は、 期日前投票が原因ではなく、再度候補者らの政治的な準備を整え、長崎市長選 のやり直しを求める市民たちの切実な訴えであろう。

記録する。