わたし、教育ママ in Sapporo

自称○○ほど怪しいものはない。札幌在住、自称教育ママが綴る教育の真髄とは!

サービス

2016-01-27 | その他
時折、払うべきものを払わないのに、民間じゃこんなこと通用しない!と地方自治体職員を批判する人に遭遇しますが、民間がそんなに完璧なサービスを行っているか疑問です。

お店にサイズがあるか問い合わせたら、女性が対応し、確認してから折り返し電話しますと言われ待つこと1時間以上。さすがにおかしいと思い、もう一度電話をすると、「先ほど問い合わせたお客様ですね」と別の男性社員が対応し、サイズはないんですよと。

最初に対応した女性は、こちらから電話をすると言ったのに、それがまるで伝わっていなかったのか?!こんなことよくあることなので、またかともうすっかり慣れてしまいました。そういう会社に苦情を言ったところで、自浄作用など働くはずもないし、かりかりせずに自分で再度電話をすればいいだけのことなのですし。

修理に出した物が出来上がっても連絡がこないとかもありますよ。こちらから連絡したら、できてます~と。お店は神様です。修理して下さっているのですから。しかも技術は素晴らしいので、サービスなどに気を取られることなく、是非、技術で勝負してほしいです。

非常に腕のいいクリーニング店があり、諦めていた汚れも落としてしまうすご技。仕上がったという電話を忘れてしまうようで、こちらかた問い合わせないとわからないんです。でも、やはり技術が素晴らしいので、構いません。感じが悪いわけでもないですし。

もちろん、素晴らしいサービスで対応している会社もありますが、一般論で民間じゃこんなこと通用しないとまではとても言えないのではないかと思います。だからといって地方自治体が素晴らしいサービスかといえば、上記の電話のようなこちらからかけるといいつつ、一向にかかってこないというケースも体験したことがあるので、地方自治体のサービスは民間と雲泥の差で完璧と言うわけでもないでしょう。

私たち、相手にサービスを求めすぎていて、それがとても生きにくい社会を作っているのかもしれません。まあ、仕方ないやと大らかに受け止めていった方が幸せなのでしょうね。時に思うのは、サービスを受ける側ならば日本はいいけれど、提供する側だとしたら嫌だなあと。

お役所のサービスの向上には驚きませんか?とても丁寧で親切です。サービスの向上とともにクレーマーが増長(これは民間会社においてもそうですね)。そうなると、結局、そういう困った市民の対応に職員が時間を割くことになり、本来の業務ができなくなったり、うつ病などに追い込まれて働けなくなる職員が出たりしたら、最終的に税金を払っている善良な市民が損害を受けることになるんです。

サービスの向上は素晴らしいことではありますが、サービスについても足るを知り、ほどほどでよいのではとそろそろ思い始めないと、どんどん社会がぎすぎすしていくような気がします。