紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

渾身の筆使い

2008年01月21日 | 美術館・博物館
墨が飛び散るほどに渾身の力が込められた作品。力を入れすぎて紙も破れるほど。遥か古からのメッセージが黒々とした墨跡となって現代によみがえる。上野の森美術館で開催されている「第39回 龜甲展」を見に行きました。
漢字の元となった古代文字で構成された書の展覧会で、龜甲會の主宰である加藤光峰先生の作品を中心に、二十数名の作家による作品が展示されています。畳何帖分という大きな紙に、古代文字で力強く書かれた作品を目にすると、その勢いに圧倒されてしまいます。古代文字にこれほどの魅力があろうとは、びっくり仰天であります。
作家のおひとりに甲骨文や金文の説明をしていただいたり、絵はがき売場の人が、実は作家だったり...とアットホームな雰囲気で楽しませていただきました。

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