ババ様の大腿骨頸部骨折の手術は11日(金)に決まりました。
転院したら、すぐ翌日くらいになるのかと思ったら結構先で
骨が折れたまま固まるんでない?と思ったりしますが、
手術自体は人工骨頭挿入術という30分ほどのもので
担当の医師曰く「差し歯を入れるみたいなものだよ」とのことで、
「翌日から足をついてリハビリ開始で、普通にいけば元通り歩けるようになります」と。
それを聞いてひと安心なのですが、ババ様は転院してからますます
ご機嫌よろしくなく、薬を投げたり、点滴を抜いたりで
看護師さんを手こずらせている状態でして、
リハビリが上手くいかないのではという不安は増すばかりであります(汗)
で、昨日は見舞いの合間をぬって(というよりもこっちがメインか)
友人と渋谷のBunkamuraで開催中の『デュフィ展』を鑑賞。
フランスの近代画家であるデュフィ、数年ごとに画風が変わるのが面白いです。
私が一番気に入ったのは、巨大壁画『電気の精』をコンパクトにしたリトグラフ。
上の絵は10枚のうちの1枚。
文明社会の変遷とともに、それに寄与したエジソンやベルやキュリー夫人やレントゲンなどが
登場する壮大な絵巻のよう。
『色彩の魔術師』と謳われるデュフィのこの作品、なんといっても色が美しい。
どの色も生まれたての純粋な色のように透明感があって、見てると、
その時代時代の全部を肯定したくなるような、不思議で素敵な絵です。
パリ市立近代美術館に行けば、10m×60mのこの巨大壁画が見られるそうですが、
私の残りの人生で、お目にかかれることはたぶん無いと思われ(汗)
これは、なんとなく買っちゃったデュフィのテキスタイルデザインを用いた布。
何に使えばいいんだろか(汗)