***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

バードマン あるいは 以下省略

2015-04-20 22:31:32 | 映画

 

 

那須岳の温泉小屋泊まりが中止になったので、
その分豪勢にランチしてやろうじゃないのと、
今日はまたまちのパーラーへ。

平日だし雨も降ってるし、お昼丁度に行っても大丈夫だろうと思ったら、
既に6組待ち(汗)

それでもどうしてもここで食べたかったから、
先にパンなどを買って待つこと1時間。

「吉井(仮名)さま、カウンター席でよろしければ」との案内に、
二人同時に「はい!」「全然OKです!」

結婚して26年も経つと目の前より横がいいってか(笑)

 

 

今日はサルシッチャセットとトリッパ(モツのトマト煮)セット、
それに単品でフレッシュトマトとペコリーノサンドを追加。

ローストポークサンドが売り切れでトリッパにしたんだけど、
これがまた濃厚でいてやさしい、いいお味なんだわ。
サルシッチャは、たぶん100回食べても美味しい(笑)
パンは噛めば噛むほど味わい深く「ああ、いい小麦使ってるな~」という美味しさ。
そのパンにサルシッチャと葉っぱを挟んで食べる至福のひと時(笑)
ついでに言えば、牛乳はタカナシの低温殺菌で、そりゃ
カフェ・ラテもカフェ・マッキャートも美味しいに決まってる。

これで合計ジャスト3,000円。ひとり1,500円のランチ。
値段はお安く、気分はめっちゃゴージャス(笑)

 

ランチを食べ終えたのが、午後1時55分。

そのまま映画館へダッシュ(といっても車だけど)
午後2時15分上映開始で、席に着いたのがCM中の午後2時20分。
ギリギリセーフ(笑)

観たのは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
長ったらしいタイトルw)

アカデミー賞作品賞など今年度最多の4部門を受賞した作品ですね。

 


ストーリーは、
昔、ヒーローものの映画で知らないものはいない人気スターとなったが、
その後は鳴かず飛ばずの落ちぶれた中年男性がブロードウエイの舞台に
再起をかける、というもの。

なのに出だしが、パンツ一丁の主人公が宙に浮いてるという(笑)
念力で物を動かしたりもして、え、このオジサンは超能力者なの?

なんていう観てる者の思惑を全く無視して物語は進むのです。

「超能力あるけどね、そんなことを題材にはしないのさ」
「SF大作やヒーロー物なんて大衆受けする映画を作る気ないからね」
ってカンジ。

ブロードウエイでの興行を左右するほどの影響力をもつ批評家は、
視点が全然リベラルじゃない人間で、その批評もハプニングを絶賛する底の浅いもの、
という描き方。
この映画はショービジネスの現在の在り方を、批判、
というよりおちょくってるみたいですね。

感動巨編じゃないし、スカッとするわけでもないし、
ズゥーンと心が重くなるとか、じわ~んと心に沁みてくるとかというのでもない。
もちろんヒーローものでもない。

全編通したモヤっと感が絶妙な映画といいますか。

絶妙と言えるのはアカデミー賞という冠のおかげかもだけど(笑)

ショービジネスをおちょくった映画がアカデミー賞を受賞する、、
それは、自虐的かつ自己を否定することで、アメリカのショービジネス界が、
誠実であり賢明であると思わせるためのものだったのかな、
なんて思ったりもして。


この映画で一番楽しかったのは、主人公の心理状態と
全編に響くドラムのリズムが見事にシンクロしているところ。

すっごく小気味よかったです。

 

それにしても、
エドワード・ノートンがダスティン・ホフマンに似てきたなぁと
思うのは私だけだろうか。

 

 

 

 

 


春を背負って

2014-07-12 12:23:00 | 映画

 

 

昨日の地元の気温は37度(汗)

台風はどこへやらのピーカンとなりました。

 


暑くて暑くて、その上、蒸し蒸しで、汗ってこんなに出るものかってくらい
汗ダーダーで、ババ様の手術の付き添いを終えて、バスの停留所で待つ私は、
ワカメを頭から被った人みたいになっていたと思われます。

 

ババ様の手術は無事終了となりましたが、
術後の先生の話しでは、大腿骨のヒビはどうも先月末に転んだ時よりも
以前のもののようだとのことでした。


とすると、ヒビの入った状態でずっと普通に歩いていたと、、

確かにババ様は最近は痛みの感覚が無いようで、
拘束バンドを無理矢理外そうとして、皮膚がめくれるほどの傷が出来ても平気そうだし、
かなり無理な姿勢をとっても脚に痛みを感じてなさそうだし、、

痛みを感じないって、怪我はもちろん、身体の中の危険信号にだって
気付かないわけで、すごく危険な状態ですよね(汗)


早速明日から始まるリハビリはなんとか頑張ってもらいたいけど、
痛いのに分からず無茶してしまう怖さもあり、複雑ですわ。

 

 

病院のあとは、気分転換で映画館へ。


『春を背負って』という邦画を観てきました。

 


監督は、『劔岳 点の記』の木村大作さん。

TVなどで拝見すると、べらんめえ調の凄い強烈な方ですよね(笑)

 

映画は(TVで観た)『劔岳 点の記』の骨太さはなく、
全編を通して穏やかでやさしい印象。


松山ケンイチ、蒼井優、豊川悦司、檀ふみ、小林薫といった出演者の方々、

みんな顔がナチュラルですよね~。

日本の美しい大自然が舞台ですから、こってりとかクッキリとかギラギラとかじゃなくて
ごくあっさり。これ大事だと思います。
なので救助隊の吉田栄作さんが少し浮いたかなって(笑)

『点の記』でキザっちい山岳会のリーダーを演じた仲村トオルさんは、
今回は都会のオフィスで働くケンイチくんの上司。
顔の分類的に納得です。
ちなみに、トオルさんのレンガ色のスーツ、どえらい派手だと思うんだけど、
あれって有りですかね(笑)


顔に話を戻して、
ナチュラル顔の中でも、キング、いやクイーンは蒼井優ちゃんでしょうね。
なんですかね、あのわざとらしいまでのナチュラルさは(←意味不明w)

「沖縄の人?」とよく訊かれるこってり顔の私にとっては
垂涎のナチュラル顔。
1日でいいから、あの顔で過ごしてみたいもんだわ。

あと、幼なじみのサトシくん(だっけ?)の奥さんもいい。
あっさり感が半端無い。いや、顔だけじゃなくて雰囲気もgood。
と思って、調べてみたら、奥さん役の人は安藤サクラといって
奥田瑛二さんと安藤和津さんの娘さんだそうで。


メインの登場人物は、
人の金で金をつくり出すトレーダーという仕事に嫌気がさして、
山で事故死した父の後を継ぎ山小屋の主人となる決心をする亨(ケンイチ)、
良き母、良き妻、良き女将さんである菫さん(檀ふみ)、
天真爛漫で働き者だけど、心には秘めた傷を負っている愛ちゃん(蒼井優)、
バブルが弾けてから放浪者のような生活をしているゴロさん(豊川悦司)、
といった、ちょっとありがちな人物設定で、

菫小屋の主人として成長していく亨の姿と、
それを見守る人たちを描いたストーリーも特段新鮮みはなく、

そして、なんつってもセリフがくさい(笑)

「菫小屋はみんなの心の避難小屋なんだよ」とか、
「自分で歩いた道だけが宝物になるんだ」とか
「心に背負った重い荷物をひとつひとつおろしながら人は生きていくんだな」とか
(記憶はかなりあやふやです)

くさいセリフのオンパレード。

山の上ではきっと自然に口から出るし、自然にうなづけるんだろうけど、
山から遠く離れた映画館で聞いてると、なんともこそばゆい。

ゴロさんが倒れた時、一刻を争うんだから背負ってないでヘリで運べばいいじゃん、
天気もいいんだしさぁ、というツッコミは、
まぁそれ言ったら『春を背負って』にならないから、言わないけど(←言ってるしw)


でもね、大自然の映像が素晴らしい。

雄大で厳しくて、そして美しい。

それだけでも見る価値があるっていったら失礼かもしれないけど、
本気で「立山に行ってみたい」と思わせる映像でした。

いや、映像ばかりじゃなく、松山ケンイチくんもよかった。
演技してないようで、凄くなりきってたと思います。
スーツ姿の時と、山で働いている時の姿勢、顔つきが全然違う。
しっかり山の男になってました。
いい役者さんだなと思いましたわ。


監督さんがチラッと登場してるシーンもありましたね。
高級そうなカメラがアップで写った時、「これは出るな」って(笑)
可愛いニット帽が全然似合ってないのがいい感じでした(笑)


ベタでくさくて、先が読めて、ツッコミどころ満載で、、

だけど、観終わっていい気分。


なんとも不思議な映画でした。


 

あ、でもでも、ラストの両手つないでグルグル回るの、あれはヒドイっ。

 

あれは有り得ないわ~~~(笑)



 

 

 

 

 


ゼロ・グラビティ(ネタバレ有り)

2014-01-12 20:55:10 | 映画

 

 

観てきました。


アバター以来の3D。

 

いんやぁ~~、面白かった~~

宇宙で撮影したとしか思えない映像が凄すぎで
心拍数上がりっぱなし。

出演者はジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックの二人きり。

と思いきや、なんと、エド・ハリスが出演してるんですよね。

声だけですけど、存在感は充分。

アポロ13で冷静な管制官を好演したエド・ハリスが、
この映画でも管制官なんて、心憎いキャスティングじゃないですか。

技術の粋を集めた宇宙ステーションの、その操縦マニュアルが紙なのも面白い。
実際もそうなのかな。


 

筋書きも描かれる世界もシンプルだから、生と死がよりクッキリと浮き出る。


生きることを諦めちゃいけない。

それをストレートに響かせる素晴らしい映画だと思います。

 

でも、タイトルは原題の『グラビティ』ままのほうがいいな(汗)
ラストの重力感がこの映画の要ですもんね。

 

 

 

で、嬉しいことに明日もお休み。


GPV気象予報によれば、北横岳あたりは、お昼頃ピーカンになりそう。

なので、

山頂からの展望を期待して再度行ってまいります。

 

当たっておくれ、GPV

 

 

 

 

 

 


 


風立ちぬ

2013-09-04 23:03:34 | 映画

 


 

もっと早く観たかったけど、タイミングを逸し今頃になってしまいました。

 

若い頃、堀辰雄に心酔した時期がありまして、
それが元で軽井沢に足繁く通ったり。

堀辰雄が好きな自分が、ちょっと文学少女っぽく思えて好きだった、
そんな年頃(笑)

 

 

で、映画『風立ちぬ』は、

零戦設計者の堀越二郎氏と、
同時代に生きた堀辰雄の人生をモデルにした話しですが、

出来れば飛行機の話しより、二郎と菜穂子、二人の話に重点をおいて欲しかったとか、

もう少し菜穂子の人物像を掘り下げて欲しかったとか、

観る前は、禁煙学会がこの映画の製作担当者に送った要望書のニュースに
「ナンセンス~」と失笑したけど、実際観てみると、
「会話の手段が煙草ばっかって、ちょっと能がないんじゃない?」と
禁煙学会の言うことも少し分かるな~と思ったりとか、

不満点は多々あります。

 

が、この映画、堀辰雄の世界が象徴的にとても美しく表現されているんですよね。


美しい映像を付けた小説、と言ったら語弊があるでしょうか。



二郎の声を担当した方は庵野秀明さんという映画監督さんなのだそうですが、
これがいいんですわ。

良く言えば「抑揚を抑えた」、ストレートに言えば「棒読み」(笑)

余計なニュアンスが無い分、変に肉感的になることもない。
シンプルなセリフと相まって、観るものの主観が入り込む余地が生まれるんです。

主観には自分の人生が反映されます。

小説の行間に自分の人生を折り込み、
二郎と菜穂子の生き方と重ね合わせて観るような、

そんな映画なんじゃないかと。


なので、この映画は年齢を重ねた人の方が、
より想うことが多くなるんじゃないかともと思ったり。

 

「俺は『スター・トレック』が観たいんだ~」と言っていたダンナは、

帰り道、「良かった。見て良かった。いい映画だったな」と
やけに感慨深そうにしておりました。

 

機会があったらもう一度観てみたいです。


 

 

 

 

 

 


テルマエ・ロマエとFIKA CAFE

2012-05-05 23:21:40 | 映画

 

 

ブログの説明文と自己紹介文を変えてみました。

微妙でしょ(笑)

 

 

で、

やっとお休みになった本日はGW日和。

 

なのでサイクリングです(笑)

見よ、ダンナの重装備。
行き先はチャリで15分ほどの映画館なんですけど(笑)

 

 

映画の前に腹ごしらえ。 

映画館のすぐ近くにあって何度かお邪魔している、
『タッポスト・チャオラ』というピザがメインのお店です。

いつもは850円のランチメニューですが、
今日は何故か異様にクアトロフォルマッジが食べたくて、
GWだし、少し贅沢するかと、初めて単品メニューを注文。

 
クアトロフォルマッジ@1,100円 +ハチミツ@50円

う~ん。思ったより小さい←またかいw
チーズも少な~いw チーズ、5割増量を希望します(笑)

でも、生地は旨いッス。本当に。

だから、まぁOKということで(笑)

 

 

 

映画はあちらこちらで話題の『テルマエ・ロマエ』

 

笑いました~~~。

漫画家先生んちのお爺ちゃん、最高(笑)

トイレに腰掛けて涙するルシウス(阿部寛)が美しすぎるし(笑)


上戸彩ちゃんは思いっきり平たい顔だったのね~って
この映画を見て気付いたのは私だけじゃないはず(笑)

濃ゆ~い顔の市村正親さんや宍戸開さん、北村一樹さんが
ローマの人たちの中に入ると、全然濃く見えないのは
濃いって言ったってやっぱ日本人、それなりに平たいんだなって思ったし(笑)

それでも阿部寛さんはしっかり濃いってのが凄いですわ(笑)

平井堅さんもちょい役で出ればよかったのに~(笑)

 

後半は笑いが少なくて、ありがちな展開になるのが残念。

前半のままのテンションで見終わりたかったな~という感想の
映画でありました。

 

 

で、

ティータイムは、『FIKA CAFE(フィーカ・カフェ)』というお店で。

 

 

こちらは、仕事でお店の前を通ることが度々あり、ちょっと良さ気な雰囲気だったので
「今度来てみよう」と思いつつ、今日まで来る機会がなかったんですが、

入ってみると、店内は北欧風のインテリアで思っていた以上に素敵。

ソファの座り心地も満点。

 

いただいたアップルチーズケーキが、また美味しいのなんの。
(写真撮り忘れました


そんでもって、静か。

たまたまかも知れないけど、お客さんは皆ひとりで来ていて、
本を読んだり、PCに向かっていたり、

ダンナとの会話もひそやかに、というくらいの静けさ。

それがとってもいいです。 

 

家からチャリで10分とかからない場所にこんな素敵なお店があったなんて。

 

でも、住宅街の中にあって全くと言っていいほど目立たないお店なので、
あまり人が入らずにその内閉店しちゃうんじゃないかと心配になったんですが、

表の看板を見ると、基本的に月・水・金はお休みのようで、

これは、採算度外視の趣味でやってるお店なのかなと勝手に安心したり。

 

 

そんな、地味だけど気持ちのいい1日でございました

 

 

 

 

 

 


『ミッション:インポッシブル』と切なる願い

2012-01-02 23:23:25 | 映画

 

 

録画してある、吉井武道館とジョン・レノン スーパーライヴ、

まだまともに観れてません。

 
ババ様がずっと家にいるから。

年末年始はデイサービスやショートステイは無しにして、
家でゆっくり過ごさせてあげようなんて思ったのが間違いだった。

ババ様は朝から晩までリビングに籠城状態

 

観ようと思えば観れるけど、ババ様のいるところでは見たくない。

嫌いな人の視界に吉井さんが入るのがたまらなく嫌。

かといって真夜中に爆音轟かせられないし。

 

 

ということで、そのイライラを解消すべく、夕方は家を抜け出し映画館へ。

 

観たのは、絶対スカッとさせてくれそうな
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』


期待通り、いや、期待以上にスカッと面白かったです。

ちょっとチビリそうになっちゃったけど(笑)


トム・クルーズがいい顔になってきたな~って思います。

白い歯を光らせて笑うだけのハンサムボーイから
生き方が滲み出てるような男の顔。

ツルッとした若い男なんてつまらん、つまらん。

ねぇ、吉井さん?(笑)

 

で、ラストがまた良かった。

M:Iでウルっとくるとは思わなかったわ。

 

 

さあ、明日こそガッツリ観れますように

 



 

 

 

 

 


素敵な金縛り

2011-11-12 22:23:53 | 映画

 

中学生の頃はよく金縛りにあったもんですわ。

だいたい寝際ですよね、あれ。
いろんな声が聞こえたり、人の顔とか刀とか見えちゃったり、
多感な年頃だからなんでしょうかね。

 

ということで、本日は映画『素敵な金縛り』を観てまいりました。

 

2時間22分、大いに笑い、ちょっぴり泣き、

落ち武者の幽霊が裁判の証言台に立つという奇想天外な物語を
「あり得るかも~」と思わせちゃう三谷幸喜監督はさすがというカンジで、

それに、
深津絵里、西田敏行、阿部 寛、竹内結子、浅野忠信、中井貴一、市村正親、小日向文世、
KAN、木下隆行(TKO)、山本耕史、戸田恵子、生瀬勝久、佐藤浩市、深田恭子、
篠原涼子、唐沢寿明、大泉洋(動きませんw)、といった凄い顔ぶれの役者さん達が、
出番の多い少ないはあれど、その役割をよ~く心得て、皆楽しげに
そして熱く演じているのが、観ててとても気持ち良かったです。

中でもやっぱり西田敏行さんは素晴らしい。
重厚さと情け深さと可愛さと、そして顔のデカさ(笑)
それでなくても深津絵里ちゃんは顔が小さいから、
二人が並んだ絵面は、そりゃもう本当に現代の人と400年前の人(笑)
映画を観たあとは、あの落ち武者役は西田さん以外に絶対考えられません。


泣ける場面も押しつけがましさのない、
後味がホンワカ心地良い映画でございました。



それにしても、



深津絵里ちゃんが着てたコットンのワンピとガーゼっぽいカーディガン、
めっちゃ可愛かったなぁ。

でも、これは絵里ちゃんが着るから可愛いのであって、
鎖骨が埋もれちゃってる中年女性が着ちゃいけないんだろうな~

 

って、

ええ、ええ、わかってますから

 

 

 

 


『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉』

2011-06-18 22:16:17 | 映画

 

 

腰痛が一向に良くならず、
本日は職場のスタッフお薦めの接骨院に行ってみました。

が、担当の先生がまだ新米のようで、


「では、腰にテーピングしておきますね」

「先生、テーピングしたら、その上から腰痛ベルトをしていいですか?」

「はい、していいと思いますよ」

通りかかったベテランぽい先生が口を挟みます。

「いや、腰痛ベルトを巻くならテーピングは必要ないだろう」

「あ、はい(汗) えっと、すみません。テーピングはやめておきますね」

 

大丈夫かなぁ~

 

 

 

で、

その後、(おとなしく養生していればいいのに)映画館へ。

あやうく見忘れるとこだった
『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉』を観てまいりました。

 

 

この映画、3Dで観た割には、映像の迫力はいまひとつで、
破天荒な面白さや謎解きもほとんど無く、
前回までの3作に比べ地味な感じは否めないんですが、

でも、特に前作『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』の、
もう何が何だかワケ分からない状態から一転したシンプルなストーリーは
とても分かりやすくて、映画の主題となるものにじっくり目を向けることが出来たかと思います。


永遠の命を与えるという“生命の泉”を求めて3つの陣営が先を争うのですが、
結局、それを欲していたのは、娘の命さえ犠牲にして生きながらえようとする男のみだった
という話。



何を求めて生きるか。

何に価値を見いだすか。

誇りであり、信仰であり、慈愛であり、自由であり...

 

ジャック・スパロウが狂言回しとなって、生きることの意味を問いかける、



この映画、予想外に深かったです

 

 



 

 

 
 

 

 
 

 

 

 

 

 

 


別人とツーリスト(ネタバレかも)

2011-03-09 23:52:10 | 映画

 

 

少々遅かりしという話題ではありますが、

“OK! C'MON CHABO!!!”での吉井さんは、とてもカッコよかったそうですね。


フェスやイベントライヴの時は、贔屓目無しの感想が気になるもんで、
吉井ファンじゃない人のブログを読み漁ったりしまして、

今回は、「別格のカッコ良さ」とか「色気が半端無い」とか「華がある」とか、
それはもう嬉しいコメントが多くて、
もちろんTRICERATOPSをバッグに吉井さんが歌った【別人】もすこぶる評判が良く、

そうなると、やっぱり行けば良かったなぁと、後悔がぶり返しちゃったので、

せめてもということで、【別人】をダウンロードした私であります。

 

 

そして、

【別人】と言えば、『ツーリスト』(未見の方は、なんのことやらですんません)


本日はジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが共演
という話題の映画『ツーリスト』を観てまいりました。

 

内容は、な~んてことないです(笑)

そんでもって、
チラチラと登場するおとり役の俳優さんがもっと大物だったら、
オチがもっとオチらしくなったのにな、とか、

ボートアクションのスピード感の無さはジョークかい?とか

いろいろツッコミどころはありますが、
まぁ、堅いこと言わずに、アンジーの美しさと、デップの垢抜けなさと(w)
ヴェニスの風景を楽しんじゃいましょうよ、って感じで、


でも、やっぱ、二人を起用して、あの内容じゃもったいないなぁ、

という映画でございました(汗)



 

 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 

 

 


LOVE&PEACEと『英国王のスピーチ』

2011-02-26 16:35:13 | 映画

 

 

昨日、実習先のカードキーを持って帰って来ちゃいまして、
今日は実習が無いのに教室に出向くこととなったドジな私(汗)

 

そんな朝の電車内、

いつものように【LOVE&PEACE】のポスターの前に座ったところ、
ひとつ空けたところに座ったお兄ちゃんがいきなりの爆睡で、
持ってた紙袋がズルッと床に落ちたんですわ。

それを見た向こう側の男性が、袋を拾ってお兄ちゃんの
膝の上にそっと乗せてあげて、

しばらくして、私の隣に女性が座ったところ、またお兄ちゃんの袋が
ズルッと落ちちゃいまして、今度は女性がそれを拾って、
またそっとお兄ちゃんの膝の上に乗せてあげたんです。

当たり前って言えば、当たり前のことなんですけどね、

なんか、いいなぁって、

これも、LOVE&PEACEだなぁって思った次第であります。

 

 

で、

せっかく外出したんだからと、帰りにシネコンで映画鑑賞。

先日見逃した『RED』は時間が合わず、

『ヒアアフター』か『英国王のスピーチ』で迷った末、
前評判が高く、アカデミー賞に12部門ノミネートの『英国王のスピーチ』に
軍配が上がりまして、、

この映画、予告編を見たときから期待大でもあったのですが、

う~ん、、

期待しすぎたかもです(汗)

 

登場するどの俳優さんも素晴らしい演技で、それは本当に見応えがあります。

でも、掘り下げ方が浅いというか、高揚感に欠けるというか、、

要は全体的に描き方がサラッとしすぎてて、
胸にドンと響いてこなかったんですわ。


淡々としているのが、アカデミー賞作品にふさわしい品格というもの
なんでしょうかね(汗)

 

 

 

 

 


LOVE & PEACE vs フィクサー

2011-01-23 15:46:03 | 映画

 

 

「今日はJAPAN COUNTDOWNでのPVが流れますよぉ~~~」

 

なんて、放送直前に言うんじゃねぇよ~~~っ

思いっきり見逃しちゃったじゃ~~~ん

 

 

 

いや、PVのことは知らなくても観るつもりでいたんだけど、
その時間に何気なく観た映画が面白くて、つい、つい(汗)

ジョージ・クルーニー主演のフィクサー(原題:MICHAEL CLAYTON)

時間軸が複雑だったり、逆だったり、っていう映画好きなんですわ。
ラストで、初めて場面場面が繋がって「そっか~~」っていうカンジがたまらないっス。


この映画、薬害訴訟をモチーフとした社会派サスペンスなんですけど、
描いているのは、人間の強さと弱さ。
それを見事に表現したティルダ・スウィントンをはじめとする演技陣も素晴らしいし
落ち着いたトーンの映像がまたとても美しい映画でした。


人生の折り返し地点を過ぎた人間にとっては、
登場人物たちの心情が痛いほど理解できて、これがなんとも切ないんですわ。

 

アラフォー以上の方はぜひ。

 

 

 

で、

PV。

 

来週も流れるかな~~~

 

 

 

 

 


ジョン・レノンと吉井和哉@ノーウェアボーイ

2010-11-17 22:10:43 | 映画

 

 

今日はダンナが休み。

朝からババ様の世話を全部やってくれたから、私はとっても楽チンでした。

学校に行く時間も余裕たっぷりで、
「イチョウがもうこんなに色付いてたのね~」なんて、今更のように
気付いたりして。
(携帯なのでひどい写真ですんません)



で、

「夕飯もまかせなさい」とのことだったので、
素直に甘えて、私は学校帰りに映画館へ寄り道。

 

観てきたのは"ノーウェアボーイ"
(雨でポスターがボヤボヤだけど)


生みの親と育ての親の間で、愛を求め行き場を失う若き日のジョン・レノン。

イメージを覆すような悪ガキぶりで、
音楽と出逢わなかったら、彼はどういう人生を送ったのだろうかと
誰もが思ったんじゃないでしょうか。

そして、その姿に吉井和哉を重ねてしまうのは、ファンたる所以でしょうか。


音楽との出会い、優しくて賢いポール・マッカートニーとの出会い、
ビートルズのビの字も出てこないけど、その原型が生まれてくる場面は
ゾクゾクと鳥肌が立ちました。


長い葛藤から解放された母二人に誘われて、
ジョンがデッキチェアに座るシーンも素敵です。


エンドロールで流れる【MOTHER】

この歌の意味が悲しいくらい分かる映画でした。

 

 

 

それにしても、


今日はレディスデーだっていうのに、この"ノーウェアボーイ"を観てたのは、
私を含めてたったの3人。

映画館自体に人がいないんですわ。
いるのはスタッフばかり(汗)


昨日のファミレスにしても、私たち以外のお客は一組だけ(汗)

 

みんな、もっと街に出ましょうよ。

 

経済がますます停滞しちゃうから~。

 

 

 

 

 

 


映画『ナイト&デイ』

2010-10-20 14:26:21 | 映画



ババ様は、狂乱する前とほぼ同じ状態に戻りました。

やれやれです。

でも、またいつどうなるか、気の抜けない日々が続きますが





で、


鬼の居ぬ間のひととき、ババ様がデイサービスに行っている間、私は映画館へ。



こんな時はな~んも考えないで良さそうな映画ということで、

『ナイト&デイ』



本当にな~んも考えないで楽しめました。

屁理屈こねて、あーだこーだ言う映画じゃありません。


こんなに楽しませてくれてホントにありがとう、ってなカンジです。



二人がピチピチの若者じゃないのも、ちょっと嬉しかったりして。


お腹の微妙なシワも気にせず、真っ赤なビキニ姿を披露しちゃうキャメロン・ディアスとか、

10歳増しの顔になる、恐怖のアンダーアングルを平気でやっちゃうトム・クルーズとか、

えらい潔いじゃんって。



後に何にも残らない映画もたまにはいいもんですわ










悪人@ネタバレあります

2010-09-20 17:58:25 | 映画



お墓参りの後は映画館へ。

伊東から帰ってずっと体調悪しで(結構デリケートw)、
スッキリ出来そうな映画でも観ようと思ったのに
何故か『悪人』を観たりして。



『悪人』

予想通り重かったです。

それもかなりの重さ。

流れる涙もたぶんサラサラじゃなくて濃厚。


「うちも似たようなもの」

「俺も似たようなもの」

このセリフが象徴するように、大小の差はあれ、
誰もが孤独で、悩みを抱えながら生きていて、

そして、

善人と悪人の境界線なんて、蜘蛛の糸ぐらい細いもので....

祐一が光代の首を絞めたのは、自分が本当の悪人になって
光代の想いを断ち切るため、

他に術の無い彼の精一杯の愛情ではないかと。

でも、ラストで、被害者の親の姿を見て隠れようとする光代の行動は、
自分を加害者側の人間ととらえているからで、

それは祐一への想いが絶たれていない証し。

重かったけど、これで救われました。



光代は女神様みたいだなぁ。



それにしても、深津絵里ちゃんと妻夫木くんは、もうなんと言っていいか
分からないくらい凄かった。

いや、そのほかの役者さんもみんな素晴らしい。




映画のシーンを思い出すと、また涙が出ちゃいます。

 







インセプション@ちょっぴりネタバレ

2010-07-31 16:59:17 | 映画



ひっさしぶりに映画館へ行ってまいりました。

話題の『インセプション』

ちょびっと寝ちゃいました~(笑)

 

だって、夢の中の話なんですもん。

夢の中だから、なんでも有りなんですもん。


何でも有りっていうその意味では、映画自体もそうかも知れないけど、
映画が面白いのは、どんなに奇想天外でも嘘くさくても、
それは現実を描いているから。

緊迫感があるし、感情移入できるし、感動するし。

映画やドラマの「あ、これは夢を見てるんだな」って場面では
その夢が醒めるまでは、俯瞰というか、冷めた目で観ちゃうでしょ?
私の場合、この映画のほぼ全編を通してそれだったんですわ。

映像は本当に凄いです。
映画が5本くらい作れちゃうんじゃないってくらいの贅沢さです。

夢が何層にも複雑に入り組んで、容易に理解させないぞってとこも面白かったです。

が、そういう複雑さがあるかと思えば、世界中からメンバーを集める際の
チェックが稚拙な迷路を書かせるだけとか、現実が雑すぎじゃんって(笑)

ラストシーンも、途中で予想したそのもので意外性無し。

私はコマが回り続けると予想してたんですが、そこは観てる人に委ねたんですね。



とっても評価の高い映画なのに、こんな感想は自分でももったいないなぁって思いますわ。


寝不足だったのかなぁ