今回のお宿は、映画テルマエ・ロマエの舞台にもなった北温泉旅館
前回那須を訪れた際に、駒止の滝の観瀑台近くに『北温泉』の案内版があって、
帰って調べてみたら、「あら、ここ、テルマエ・ロマエの旅館じゃん」
ということで、ミーハー丸出しでやってきました(笑)
写真いっぱい載せちゃいます。
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駒止の滝の観瀑台に駐車場があり、そこから400mほど、こんな道を下っていきます。
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霧の中に現れた北温泉。風情ありまくりです。
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階段を登り、玄関の戸を開けると、炭がたかれていて、いい香り。
ちなみに、6月25日(月)午後3時過ぎの外気温は12度でした(汗)
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ニャンコも歓迎(笑)
この子の名前はモモちゃんだそう。若くて美人さんね。
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帳場です。何時代?(笑)
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玄関を上がってすぐ左に足湯あり。
湯気モアモアであったかいです。
その上の温泉を祀った神棚は、この足湯で足を清めてお詣りするとのこと。
館内にはこういった祭壇や仏像などが点在し、それが温泉の湯気と
相まって、何とも摩訶不思議な世界が展開しておりました。
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玄関ロビー。このテーブルも映画に登場してましたね。
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その横には映画のパネルが飾れていて、つい写真と見比べたりして。
映画には大型液晶TVは無かったな~(笑)
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売店。いい雰囲気でしょ(笑)
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ラウンジ。
身長180cm以上の人は少しかがむ必要があります。
お部屋はこちら。
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松の間の317号室。安政時代の建物です(笑)
松の間が安政時代、竹が明治、梅が昭和の建築で、
どうせなら一番古い江戸時代の建物にと松の間を選びました。
1泊2食の宿泊代は、
松7,500円、竹8,500円、梅9,500円(←普通と逆ですよね)
なんてリーズナブル♪
部屋は6畳間で、こちらも天井が低い(2mくらい)ですが、特別支障はありません。
参考までに、部屋にはバス・トイレはもちろんのこと、
鏡台、ティッシュペーパー、バスタオルもありません。
歯ブラシは歯磨き粉がブラシに直接まぶしてあるものなので
2度目の歯磨きの時は磨き粉無しになります(笑)
携帯はつながりませんので、ご注意を。
それと、TVは有料です(1H100円)。
廊下はこんな感じ
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どこもかしこも古くて薄暗い。隙間だらけだし(笑) いいでしょ~~?(笑)
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廊下には古民具がズラリ。
他にも勲章だったり、昔のポスターだったり、木彫りのオブジェだったりが
あちらこちらに展示してあって、そのワケ分かんない感がまた
面白かったりして(笑)
北温泉旅館は、各時代の建物が複雑に入り組んだつくりになっていて、
部屋数も50室以上あり、迷子になるお客さんも多いようですが、
帳場を中心に考えると配置がすんなり飲み込めました。
部屋の前に何か目印になるもの(傘など)を置くと、尚分かりやすいと思います。
こちらは廊下の壁に貼られた案内図。
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苦労の後がうかがえます(笑)
食事は囲炉裏のある広間で。
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黒光りする柱や梁、引き戸の大きさに、昔の祖父の家を思い出しました。
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夕食。
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朝食。
どちらも豪華じゃないけど、充分美味しくて、お腹も一杯。
7,500円でこんなにちゃんと食べさせてもらえて申し訳ないくらい。
この日、食事処にいたのは私たちを含めて10数人。
素泊まりのお客さんも何人かいたようなので全体では20人くらいでしょうか。
月曜日でこの数だから、週末は結構な賑わいになりそうですね。
では、肝心の温泉へとまいります。
まずは、映画でお爺ちゃんたちが気持ちよさそうに浸かっていた【天狗の湯】
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これは映画のサイトから拝借した写真。
「さあ、さあ、天狗の湯」とワクワクしながら覗いてみれば、
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このブルーシートは何?(汗)
天狗いないし~~。
なんと、先日の台風で屋根が壊れちゃったそうです。
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シートの裏側(笑) 絵馬が見えます。
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浴室から脱衣所(笑)を見ると、ここにも絵馬がたくさん。
「子宝に恵まれますように」とか「元気になりますように」とか。
なんとなく御利益ありそう。
【天狗の湯】は浴室も脱衣所もとってもオープン。
廊下から遮るものは玉暖簾のみですから(笑)
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外からは修復中の屋根が見えました。
修復中ではありますが、入浴はOK。
混浴なので、私は朝5時頃、脱衣所にスリッパがないのを見計らって入りました。
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【天狗の湯】の並びには【打たせ湯】と家族風呂の【ぬる湯】があり、
その先には鬼子母神のお社があります。
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こちらが【打たせ湯】
浴室内に苔ってのも凄い(笑)
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内側から鍵のかかる【ぬる湯】
手前は寝湯になっています。寝心地は快適での~んびりできました。
つぎは外の湯へ。
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ここで下駄に履き替えて外の湯へ行きます。
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【相の湯】の建物。ここが、向こうに見える【泳ぎ湯】の脱衣所も兼ねています。
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【相の湯】の女湯。とてもいい雰囲気です。
北温泉はお湯は、ほとんどが単純泉のようで、案内版には無味無臭と記載が
ありますが、顔を近づけるとほんのり鉄臭いです。
そしてどのお湯も皆湯量が豊富。
この惜しげもないオーバーフロー、贅沢の極みでありますわ。
こちらが阿部寛さんも入っていた【泳ぎ湯】
映画を見た方は分かりますよね。
本当に広くてプールのよう。実際泳いだし(笑)
ここは混浴で、横の道からも丸見えなので、私は水着着用で入りました。
(このお湯だけ水着可)
朝6時前だったのでダンナ以外誰もいませんでしたけど。ちなみにダンナは裸(笑)
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滑りたかったけど、自重しました(笑)
んで、滑り台だから「すべる」ではなく、よく見ると「注意・すべる」。
【泳ぎ湯】は藻だらけで、すんごい滑るんです。
歩くと藻の上に足跡がしっかりつくくらい。
なので、正直なところ、あまり気持ちの良い入浴とはなりませんでした(汗)
館内に戻って、
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こちらは女性専用の【芽の湯(目の湯)】
眺めがいいです。右側のお湯はたぶんカランの替わりかと。
北温泉旅館は、どのお湯にもカランやシャワーはありませんので。
今回、数あるお風呂の中で私が一番気に入ったのが、ここ
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【河原の湯】です。
最近は薄暗くて閉塞感のあるお風呂が好きで、
露天はさほどという感じだったのですが、この露天は別格。
溢れる緑を眺めながらのひとときはまさに至福でありました。
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手摺りの向こうはこんな景色。左手には何段かの堰が見えます。
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こちらは【河原の湯】の男湯。
広くて解放感はありますが、私は木々が間近でひっそり感のある
女湯の方が断然好みです。
というカンジに、1泊2日で【天狗の湯】【ぬる湯】【芽の湯】【相の湯】
【泳ぎ湯】【河原の湯】と、【打たせ湯】以外のお湯、全部入ちゃいました~♪
体にはよろしくない入り方かも知れませんが(汗)
北温泉は、お湯自体よりも、お風呂それぞれの異なる趣とか、
建物の古さとか、カオスな雰囲気とか、そういった旅館まるごとを楽しむ
とこなんじゃないかなって思いましたです。
で、
こちらは豆虎
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じゃなくて(笑)、旅館のもう一匹のニャンコ(こちらは結構お年かな)
廊下で寝てるところをナデナデしたら部屋までついて来ちゃって、
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布団の上で爆睡(笑)
私も一緒に爆睡したかったんだけど、夜中の1時過ぎまで【天狗の湯】で大騒ぎしてる
ジジババのグループがいて寝られず(汗)
「すみませんが、もう少し静かにしていただけませんか」と注意したら
「え?うるさい?そうなの?」ですみませんの一言も無し。
それどころか、ババには睨まれる始末で、その後も延々大騒ぎ。
扉も何にもない場所で騒いだら、近くの部屋にいる者がどんだけうるさいかくらい
分からんかな~。
旅の恥は掻き捨てなのか?
だから団塊の世代は嫌いなんだよぉ~~。
というのが玉に瑕ではありましたが、
それ以外は、と~~~っても楽しい時間を過ごすことが出来ました♪
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26日(火)の朝。快晴。
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北温泉旅館。
また来れたらいいな~。