本日は山梨県の乾徳(けんとく)山へ行ってまいりました。
7月末の前穂以来3ヶ月ぶりとなる、ダンナにとっては文字通り肩慣らしの登山です。
ダンナの肩がまだ完全ではないので、本来の登山口ではなく、
少し端折った大平高原(元大平牧場)という場所から山行開始。
時刻は午前7時30分。
全体的に紅葉は終わりかけでしたが、歩く時のシャクシャクした音と、
色とりどりの落葉が行く道を楽しませてくれます。
青い空をバックに、たわわなオレンジ色の小さな実。
木にたくさん実がついてる姿って不思議な安心感を与えてくれますよね。
登山道は、あまり視界のきかない樹林の尾根道(道満尾根)がしばらく続きますが、
扇平という場所で一気にスコーンとした風景に変わります。
正面に見えるのが乾徳山。
なだらかな裾野をもった綺麗な山ですね。
晩秋の装いの山々とススキの草原。
月見岩という大きな岩の横にはピンク色のマユミの実。
そして、
富士山。
素晴らしい眺めです。晴天を待って来たかいがありました~。
この先からまた樹林に入り、少し岩場っぽい道が始まります。
再び開けたところからの富士山。
手前の岩ふたつも綺麗な形だったので一緒に入れてみました。
髭剃岩。
なんでこれが髭剃りなんだろか? ま、とりあえず間に入るのがお約束ということで(笑)
髭剃岩を過ぎると本格的な岩場になります。
お手製のハシゴをおります。ある意味スリリング(笑)
乾徳山は鎖場が名物だそうで、
これはその1つ目、カミナリ岩の下段。
斜度もゆるいし凸凹いっぱいだから鎖を使わなくてもOK。
鎖骨骨折のダンナも問題無く登れます(笑)
上段は鎖2本あって、左は上部が垂直になってるのでダンナは右の鎖を、私は左(笑)
垂直部分がちょっと怖かったけど、それが楽しい(笑)
登ったところからの富士山。しつこいけど、やっぱ富士山は素敵なもんで。
こちらは崖っぷち大好きのおばさん(笑)
ポーズだけ「ヤッホーーーーーー」(←恥ずかしくて言えないw)
でもって、
乾徳山の呼び物である10mの鳳岩を這い上がるおばさん(笑)
実際は垂直じゃないんだろうけど、見上げた感じは垂直。
下の方は手足をかけるところが見つからず、完全に鎖だよりとなり、
技量不足と身の重さを痛感(汗)
だけど、めっちゃ面白かった!!!。
安全をみて迂回路を選択したダンナは撮影担当で「いいな~、いいな~」を連発。
完全復活してからまた行ってあげてもいいよ(笑)
鳳岩を登り切ったら頂上。
乾徳山2,031mなり。
歩き始めの場所からは標高差700mくらいでしょうか。
本来の登山口からだと標高差1,300mなので、肩慣らしには丁度よかったかな。
平日で午前10時過ぎというのもあってか、頂上にいた人は5,6人ほど。
狭くて大きな岩がゴツゴツしてるので、のんびりお昼ご飯とかは難しいかも。
今回は荷物を軽くするためバーナー等は持ってこず、
ボトルのお湯でつくったカプチーノとパンで簡単にお昼をとり、
しばし山頂からの眺めを堪能。
冠雪の富士山。「綺麗」としか言葉が出てこないです(←単に語彙不足か)
遠くに南アルプスの面々。
アップで金峰山の五丈岩。
プッチンプリンのプッチンみたいな岩が遠くからでも良く見えて目印になりますね。
帰路は別ルートから。
浮き石の多いガレ場が続くので、結構疲れます。
山頂から1時間半ほどで高原の雰囲気になって、高原ヒュッテが見えてきます。
高原ヒュッテは現在トイレの設置工事中。全体的に綺麗になるみたいです。
ビールか何かのCMで見たような可愛い建物ですね。
のどかな国師ヶ原の風景。
振り返ると乾徳山。
本当に雲ひとつ無い好天。2つ3つあってもいいのに(笑)
午後の陽射しに落ち葉がますますカラフル。
通り過ぎるのがもったいなくて、ゆっくりゆっくり歩きます。
午後1時半、出発地点の大平高原に戻ってきました。
ススキの穂も、お日様に照らされて綺麗です。
そよそよ、キラキラ。
視野に入りきらない景色や、踏みしめる土や、掴んだ岩の感触、
葉っぱや樹皮や土の匂い、風の音、鳥の声、、
やっぱり山はいいな~
あと10年、出来れば20年、ずっと山を歩ける身体でいられたらいいな~~
ということで、疲れた身体を癒すために下山後は温泉へ♪
以前行ったことのある『笛吹の湯』は定休日で、同じく公共の『花かげの湯』は
駐車場に着いたタイミングで大型バスの乗客が入館しだしたのでやめ、
もうひとつの『鼓川温泉』にて入浴。
http://www.yamanashishi-kankou.com/iyashi/3onsen.html
しっかりwebクーポンで100円引きでございます(笑)
山登り&温泉、たまりまへんな♪
お土産は去年買ってゼリー状にしたらめちゃ美味しかった百目柿。15個で800円也。
今年も美味しくなってちょうだいね。