***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

1泊2日の熊本旅

2015-06-05 23:08:04 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

遅くなりましたが、熊本の旅日記をアップします。

 

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5月31日(日) 熊本へ向けて、いざ出発。

羽田を午前6時25分発。飛行機は青森旅行以来の4年ぶり。 
空と山並みがめっちゃ綺麗だし、富士山は真上から見られるしで大興奮(笑)

 

午前8時過ぎに阿蘇くまもと空港に到着して、レンタカーで阿蘇方面へ。

 

阿蘇山周辺をドライブする予定だったけど、噴火による降灰が続いているらしく、
山はうっすら見えるか見えないかというカンジなので、まずは道の駅内にある
モンベルショップで買い物。

 

この日は道の駅の認可が下りたお祝いとかで式典が催されていました。
正面は阿蘇山がど~んと鎮座、しているはず(汗)

 

道の駅で買った牛乳と杏仁豆腐で小腹を満たし(全然満たないけど)、

そこから草千里ヶ浜へ。

 

 

阿蘇山周辺は、こんな風なモコモコした草原の牧歌的風景がず~っと続いていました。

 

 

草千里ヶ浜。
亡き母が今の私ぐらいの時にここで撮った写真が印象に残っていて
一度は訪れてみたいと思っていた場所。ちょっと灌漑深いです。

 

で、私も撮ってみる。

母の落ち着きとか貫録とか全く無し(笑)
ちなみに首に巻いてるマフラータオルはさっきモンベルで買ったもの。
首周りの日焼け防止と冷え防止用ね(←年を取ると首周りがスースーして辛いのよ)

阿蘇山は、最高峰の高岳(1592m)、火口のある中岳、根子岳、烏帽子岳、
杵島岳の五岳の総称で、後ろの山は烏帽子岳。

 

麓にわずかに残っていたミヤマキリシマ。
花径は2、3センチほどで、思っていたよりずっと小さくて愛らしい花でした。

 



灰は降っているけどお天気は上々で、阿蘇パノラマラインを快適にドライブ。
吉井さん、ありがとう♪

 

草原にポッコリ浮き出た抹茶プリンみたいなお山は米塚。
なんとも愛らしい姿じゃありませんか。

 

 

 

杵島岳の斜面はところどころ土が露出して、ちょっとスイカっぽいのは熊本ならでは(笑)

 

熊本名物の、あか牛と(たぶん)黒毛和牛。ゴージャスだわ(笑)

 

阿蘇山をぐるっと囲んだ外輪山の尾根道を走る通称ミルクロードを北上し、
旅行雑誌で紹介されていた『ラピュタの道』を目指します。

 

右手に車やバイクが10台ほど停まっているところがあり、
そこに車を停め、少し歩くと、

 

おおおお~~

本当にラピュタっぽ~~い。
『天空の城ラピュタ』ならぬ『天空の道ラピュタ』

空に続いているような道、その向こうの田園風景、なんて素晴らしい♪

 

 

こちらは遊歩道。
上の舗装路は通行止めになっていたようでしたが、こっちは歩けそう。
先まで行きたかったけど時間に余裕が無いので諦め。

 

二つの道はこんな風に並んでいます。
左手に親子連れ、右手には、写っていませんが10人くらいの観光客がいました。

 


足元には、ひっそりと一輪だけ咲いていたヒトリシズカ。

 

ここは阿蘇に来たら絶対見るべき風景だと思います。

 

 

 

かぶと岩展望所でひと休み。

 

お土産物にも自販機にも、あっちこっちのポスターにも、くまもんがいっぱい。

思わず顔がほころんじゃう。いいキャラだわぁ~♪

 

展望所からは外輪山とカルデラ内が一望。
阿蘇山のカルデラは世界最大級だそうで、本当に「ここはカルデラ内だったの?」
と言われなければ気づかないほど、とってもとっても広かったです。
どんだけ凄い噴火だったんだろか(汗)


ここでソーセージとソフトクリームで再び小腹を満たします。
ソーセージは美味しかったけど、さほど満たされず(汗)
(すぐさま齧り付いたので写真無しw)

 

 

次なる目的地、黒川温泉へひた走ります。

外輪山の北側からは阿蘇五岳の連なりが涅槃像(釈迦が寝ている姿)に見えるそうで、
そのビューポイントである大観峰というところに寄ってみましたが、
残念ながら降灰でほぼ展望無し(汗)

 

でも走る道は気持ち良し♪

 

 

黒川温泉に到着したのは午後1時半過ぎ。

お腹が激減りだったので、まずは昼食。

『耕きち&耕きちの湯』という、その名の通り、温泉もあるお店で。
古民家をそのまま使っているようで、一見してお店には見えません。

 

縁側が懐かしい。田舎の家に来たみたい。

 

外から見るとこんなカンジ。和むなぁ。

 

ダンナは麦とろ定食。私はだご汁定食。どちらも素朴な味わいで美味しかったです。
お腹もしっかり満たされました。


食べ終わって午後2時半。
少し休んで温泉に入ると午後4時近く。
ライブの開演時間は午後6時。
市内まで約2時間ということだけど、
渋滞にでも巻き込まれて間に合わなかったら悲惨なので、
温泉は諦めることにしました。
明日また来れないこともないし。

 

温泉の受付を未練がましくチラ見し、明日に希望を託しながら
一路市内に向かいます。

 

ホテルに着いたのは午後4時半。黒川温泉からきっかり2時間でした。

 

ホテルは三井ガーデンホテル。
ツアーの遠征で何度か利用したことがありますが、朝食バイキングが
なかなか良くて今回もそれで決めました。
宿泊(朝食付き)と往復航空券とレンタカーをセットして一人3万円弱。
有難いお値段です。

1時間ほどホテルでゆっくりして、ダンナは熊本城見学。
といっても入園時間を過ぎていたので、遠くから眺めただけとのこと(笑)

ビミョ~なアングルの熊本城 byダンナ撮影(笑)

 

私は吉井さんの待つ(待ってないって)崇城大学ホールへ。

 

 

中略(笑)

 

 


めっちゃ熱くて楽しかったライブを終え、スキップしたくなる気持ちを抑えながら
銀座通りを歩き、お店の前でダンナと待ち合わせ。

 

 

   


せっかく熊本に行くんだから馬刺しを食べようよ、
ということで予約しておいた、馬肉専門店の菅乃屋さん。

馬刺し、ステーキ、etc、美味しかったです~~~♪

 

お店を探していて感じたのですが、熊本の飲食店は完全禁煙とか分煙のお店が
少ないようですね。
葉たばこの生産地という土地柄上、仕方のないことなんでしょうけど、
観光客がメインのお店では再考の余地があるのでは、と思いましたわ。

 


で、ほどほどにお腹が満たされ、ホテルでひと休みした後は、
市内にある温泉施設の一休へ。

昼間黒川温泉に入れなかったので、せめてものリベンジです(笑)

 


まず併設されている貸切風呂の万葉館に行ってビックリ。
12ある貸切風呂がパネルに表示されているその光景は完全にラブホテル(笑)
各パネルの下には『ご入浴中』のランプもあるという(笑)

貸切風呂は残念ながら満室(?)で、大浴場にて入浴。
脱衣所のロッカー使用料が10円というのにも驚き。
ダンナは100円玉が入らず難儀してたら、近くにいた男性が
「それ10円でいいんですよ」と教えてくれたそうな。
どこの温泉施設も入浴料とか安いですね。さすがは温泉県でもあり。
ただ、こちらのお湯は少々カルキ臭かった(汗)


明日、再度の黒川温泉に賭けますっ。


 

 

翌、♪6月1日のあ~さ♪は、お楽しみの朝食バイキング。

九州各地の名物や熊本ならではの郷土料理がズラリ♪
食後には、いきなり団子もいただいて大満足の朝食でありました。

 

ありがとね~ また来るけんね~

と午前7時半にチェックアウト。

 

一番で宮崎県は高千穂峡へ向かいます。

 

 

今日もいいお天気。阿蘇山を背景にした水田の風景に目も心も潤います。

 

途中、白川水源に立ち寄り。

 

1分間に60トンもの水が湧き出る、日本の名水100選にも選ばれた水源地。

ひっそりと青く美しい風景です。

 

が、周辺はあんまりひっそりとはしてません。
大型バスが何台も乗りつけていて大賑わいでした(汗)

それにしてもオバサンばっか(写真のオバサンに比べれば私はまだ予備軍ということで)
リタイヤしてると思われるオジサンはお留守番なのでしょうか(汗)

 

川の中に置かれた飛び石伝いに歩いてみる。
オバサン軍団はひとりもおらず、静かで別世界のようでした。

 

 

高千穂峡到着は午前10時過ぎ。

ボート乗り場の上の駐車場に車を停め(@500円)、歩き出すと、

いきなり、橋の上からこの景色。

うぉおおおおおお、き、綺麗だーーーーっ

ホントに高千穂峡だーーーっ

写真で見たあの景色が眼下にあるじゃないですか。

有名な観光地は「写真ほどじゃないわね」が多かったりするけど、
ここは写真以上。
イメージしてたのよりずっと綺麗、凄いわ。立体なんだもん(あたりまえ)

空気が、匂いが、風が、陽の光が、陰影が、しぶきが、みんな本物。

素晴らしいわ。

 

こちらは橋を渡って、しばらく上流に行ったところ。
迫力のある峡谷の風景が続きますが、高千穂峡の見どころはやはり
あの滝のある場所かと思います。

 

団体さんがくると遊歩道は渋滞。
平日でこれだから週末とかは凄いんでしょうね。

 

岩の間にあった面白い蜘蛛の巣。まんまウズグモという蜘蛛の巣だそうです。
こんなに目立っていいのかい?(笑)

 

滝が見えるところまで戻って、遊歩道の滝見台から。

 

もう言葉に言い表せないほど美しい。

いやぁ、本当に美しい。
他に人がいなければ、この滝見台に何時間でも居続けて、
日の光で刻々と変わるであろう風景をずっとずっと眺めていたかったです。

 

 

断崖を形作る見事な柱状節理。
高千穂の神々が作りあげたとしか思えない造形です。

 

出来れば早めに黒川温泉に向かいたいとこだけど、
でもせっかくここまで来たんだから、もう2度と来られないかも知れないんだから、
と、ボート乗り場へ。ボートは30分2000円。

 

ダンナは腰を痛めてるので漕ぎ手は私(←得意なんです)
他のボートと接触しないようにと、カモが近くまでくるので
オールで叩いてしまわないように注意しながら漕ぎ進めます。

下から見上げる方が高さを感じないのが不思議でしたが、
この眺めはボートからならではの大迫力。

 

漕ぎながら後ろを向いて写真を撮ります。上手いもんだ(自画自賛w)

 

滝のしぶきがまた気持ちいいったら。
高千穂峡の滝のしぶきを浴びるなんて、なんか凄い贅沢だわ。

 


しつこいけど、本当に美しい。生きててよかったと思えるほど美しい風景でした。

ここまで来たらボートは絶対乗りましょう(笑)

 

 

高千穂峡を堪能して、再び阿蘇へ向かおうとするのですが、
同じ道をグルグルしてしまい、なかなか熊本方面に抜ける道に出られず(汗)

「神様のイタズラだな」というのはダンナの言い訳(笑)

 

 

お昼は阿蘇の らくだ山 地鶏の店で。

 

裏の山の形が本当に「らくだ」でした。

 

店内には囲炉裏が並び、開け放した窓から出きらない煙がもうもうとして
人までいぶされている気分(笑)

 

朝ガッツリ食べたのでお腹は空いておらず、注文したのは地鶏炭火焼定食と単品の炭火焼。
それでも鶏の量が半端なく多い(汗)
「完食は無理だよ」だったけど、頑張って完食。
お肉半分で野菜3倍ぐらいが丁度いいかも(汗)

地鶏は噛みごたえのある野趣溢れるお味で美味しかったです。

 

 

時間は午後1時40分。

いよいよ黒川温泉に向かいます。

 

やまなみハイウエイも気持ちいい。

 

で、そのまま黒川温泉に行けばいいものを、つい、断念した山登りの
せめて登山口まで行ってみたいと私が言い出し、
くじゅう連山の登山口である長者原登山口に来てしまいました。ここはもう大分県なんですね。

 

ラムサール条約にも登録されたタデ原湿原を歩きます。

ああ、あの三俣山の向こうにミヤマキリシマの咲く斜面があるはず。
我ながら未練がましいです。

 

これはマムシグサ。秋には毒々しいほどの真っ赤な実をつけます。

他に目立った花は野アザミとハルリンドウくらい。
野の花が端境期だったのは幸なのか不幸なのか(汗)

 


てなことやってたら、もう午後3時半過ぎ(汗)

慌てて黒川温泉に向かい、昨日の耕きちの湯に行こうと思ったら、
また道に迷って10分ほどロスし、着いたのが午後4時6分。

そしたら入り口に「本日は午後4時で受付を終了させていただきます」の張り紙。
「うっそ~~~」
でも、まだ間に合うかも、と受付棟に走ったけど既に戸は閉まり誰もおらず(泣)

じゃあ、他のところ、と探すも気が焦るばかりで駐車場も見つからず、
時間は刻々と過ぎ、午後4時半になり「今からじゃもうゆっくりできないね」
ということで黒川温泉での入浴は断念(泣)

 

と~っても雰囲気のいい黒川温泉街は、こんな風にスルスルっと
車から眺めただけでお終いとなりました。

うしろ髪ひかれまくり~~~~(号泣)

 

せめて帰路に大観峰で涅槃像を眺めたいと再び寄ってはみたものの、

やっぱり降灰で見えず(泣)


その後、給油ランプが点滅しだし、スタンドまであと10キロ、あと5キロ、と
二人して大いに焦り、

なんていう旅の終わり方だぁ~となったけど、無事給油も出来て、
そのスタンドが他より安くて「あらラッキー♪」

 

どこでもいいから温泉に入って帰ろう、と辿り着いた大谷の湯では
貸切風呂に入れて、

ホッとひと息。いや、ふた息、み息ぐらい(笑)

地味だけどいいお湯でした♪

 

 

レンタカーを返却し、くまもと空港へ。

お土産を買って、レストランにて夕食。

地鶏を食べ過ぎたのか胸焼けがして食欲ゼロというダンナはデコポンのパフェ。
私は「やっぱ締めはこれでしょ」と熊本ラーメン(笑)

これがどちらも美味しい。
ラーメンは食欲ゼロのダンナも「旨い!これなら1杯食べられたかも」と。
空港のレストランを侮っちゃいけませんね。

ラーメンは、お店のと同じと思われる黒亭ラーメンをお土産に買い足しました。
1食400円と高かったけど、美味しさには抗えない(笑)

 

 

ということで、いい気分で大団円となった熊本の旅は、
午後8時35発の飛行機に乗って終了。

丸二日遊びまくった初めての熊本。

美味しかったし、楽しかったし、綺麗だったし、気持ち良かった。

 

こんな思いが出来たのも、熊本で公演をしてくれた吉井さんのおかげです。

公演が無ければ来ることは無かったかもですもん。

 

吉井さん、くじゅう連山の登山と黒川温泉の入浴をリベンジしたいので、

ぜひ、ぜひ、また熊本で公演をよろしくです

 

 


 

 

 

 


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