***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

南八ヶ岳の1日目

2014-06-30 23:35:46 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

初めてのテント泊山行は、1泊になったので、赤岳をやめて
上高地の小梨平でのんびりしようかとも思ったのですが、

まだ見たことのないチョウノスケソウと、赤岳のすぐお隣の横岳に咲くツクモグサを
ぜひ見てみたくて、予定通り南八ヶ岳に行くことにしました。

 


出発は6月29日(日)の午前2時15分。

道中はずっと小雨混じりのいまいちなお天気。

夜明け前の中央高速から見える八ヶ岳は雲の中です。

 

諏訪南インターで下りて、登山口である美濃戸まで車で入ります。

その手前の美濃戸口から美濃戸までの1時間の距離を歩く人も結構いました。
私は少しでも体力温存したいので車で端折ります。

道は悪路で車高の低い車は無理との情報でしたが、ゆっくり走れば問題なしでした。
荒れている部分は手を入れてくれたのかもです。


 

赤岳山荘の駐車場到着は午前5時20分。駐車料は1日1,000円。
8割方埋まってました。

おにぎりで朝食を済ませ、トイレを借り(@100円)、歩き出した6時20分頃には雨も上がりました。

 

行者小屋に近い方の南沢を行きます。

 

延々と樹林帯。木々も苔も雨に濡れて、中年の肌がしっとり潤います(嬉)

 

名前不明のキノコ。

花は別記事にします。

 

これも不明。
先っちょの茶色い玉が可愛い。

 

たぶんミヤマカタバミの葉っぱ。
ハートのパラソルみたい。


と、視線を上にずらせば、

岩が猿の顔のような。
これがホントの猿岩石?(笑)

 

登山靴売り場の岩模型そっくり。っていうか、岩模型のモデルがこれなんだわね。

 

 

マイナスイオンが溢れる林道。
とっても素敵な場所だったので、ダンナに撮ってもらいました。お気に入りの一枚です。

 

次第にお日様が射してきて、あたり一面に水蒸気のもやが、、

大地と植物の呼吸を全身に浴びているかのようで、
たまらなく気持ち良かったです。

 

 

少し開けた場所から見える大同心は南八ヶ岳の顔とも言えるそう。
雰囲気ありますね~。
ちょっとオッパイみたいにも見えるけどゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ


 

9時20分、行者小屋に到着。

標準コースタイム2時間のところが3時間かかってますが、
歩いては止まりで写真を撮りまくってるので、ほぼ予定通りというところ。

上の写真だと誰もいなさそうに見えるけど、

広場側はこんなに賑やか。奥がテントスペース。

 

テント場は友人の薦め通り、大同心、小同心、山々の西壁が見渡せる素晴らしい場所。

周りのテントが次々と撤収する中、設営した我が家のテントは一番小さかったです(汗)
なんせ軽さ重視ですから。

テント泊は1人1,000円。通常100円のトイレ使用料は無料になります。

 

今日の予定はツクモグサの咲く横岳のみ。
それならなんとか行けるかなと。

30分ほど休憩して、10時30分に出発。

地蔵尾根を行きます。

 

 

しばらくは樹林帯を歩き、

その後、ところどころ階段が出てきます。

 

高度が上がってくると、眼下に行者小屋、丘を越えて赤岳鉱泉がチラリ。

 

もう少し上がって、左の山は阿弥陀岳。山の向こうは茅野市街だと思われます。
雲が無ければ諏訪湖も見えるらしいです。

 

岩稜帯に入り、最初のお地蔵さんがお目見え。
今にも動き出しそうな、とってもリアルでイケメンなお顔(笑)

 

もうすぐ稜線です。

 

右手に赤岳、その手前には赤岳天望荘。

山旅番組でよく見た景色が目の前に。本物だ~~、本物(笑) 嬉しい~~~

 

地蔵の頭に到着。時刻は12時ジャスト。ほぼコースタイム通り(嬉)

 

左から、赤岳、中岳、阿弥陀岳。素敵な眺めです~~。

が、こちら側には行かず、廻れ左して、目的の横岳へ向かいます。

 

こちらが横岳。

ツクモグサを探しながら歩みを進めますが、上空が急に暗くなってきて、
「これはヤバイかも」と二十三夜峰のハシゴを過ぎたあたりでUターン(汗)

残念ながらツクモグサには逢えませんでしたが、

チョウノスケソウにはしっかりご対面。
花も葉も可愛いです~~。なのになんでチョウノスケ~~?(笑)

 

なんて悠長なことやってるうちに、遠くから雷も聞こえだしたので

 

赤岳天望荘に避難。

 

入った途端、大粒の雨が降り出しました。セーフ。
風も強いです。

丁度いい時間なので、ここでお昼。ラーメン@800円
フードコートで食べるようなさっぱりした味は嫌いじゃないけど、
動いた身体にはもう少し塩気が欲しいかな。
ダンナのおでんは写真撮り忘れ(汗)


で、完食したあと、何故か急激に体調悪化で吐く寸前(汗)
高山病か?(ラーメンのせいでは決してないですよ)

しばらく突っ伏して休み、なんとか回復。

トイレに行く途中、五右衛門風呂があるというのを知り、
「寒気もするし、このまま泊まっちゃおうかぁ」とダンナに打診するも
「高山病だったら、少しでも標高を下げた方がいい」と。
「ちぇっ」(笑)

雨が止んだので、五右衛門風呂に後ろ髪を引かれながら、
地蔵尾根から行者小屋へ下山。


歩いている時は平気だったのに、テントに着いたとたんまた体調悪化で、
シュラフにくるまり1時間ほど横になって、回復。

標高を下げたのに体調悪化ってことは高山病じゃない。
だとすると、なんなんでしょうか、原因は(汗)

 

 

 

夕食はキャベツとソーセージのスープ(←包丁いらず)とアルファ米のごはん。
超お手軽だけど、超美味しい♪
山は料理を10倍美味しくしてくれます(笑)

美味しい食事で体調は完全回復(笑)

 

午後7時半の風景。

黄色いのが我が家のテントです。
昼間着いた時は満杯だったテントスペースも、この時は6張りのみ。

残念ながら曇り空なので、空に向けてカメラを構えることもなく、午後8時過ぎには就寝(早っ)

 

この日何が嬉しかったって、
登山口の標高1,720mから赤岳天望荘の2,722mまで
1,000mを1日で登れたということ。

今まで実質600mくらいしか登ったことがなく、自分では1,000mなんて
無理だと思っていたから。

あとは体調悪化をどう防ぐかが課題。

 

ということで、二日目へつづきます。

 

 

 

 

 

 


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