地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

神様の子どもたち

2012-11-01 13:35:16 | 今日の御言葉
だれでも、
わたしの天の父の御心を行う人が、
わたしの兄弟、姉妹、また母である。

『マタイによる福音書』 / 12章 50節

あなたは
この世にのぞまれて生まれてきた
たいせつな人。
あなたがなんであり
どこの国の人であろうと
金持ちであろうと
貧乏であろうと
それは問題ではありません。
あなたは
同じ神さまがおつくりになった
同じ神さまのこどもです。


マザーテレサ 『マザー・テレサ愛のことば』より


木浦市(韓国)


新しい文化の発信を 国連「世界孤児の日」制定推進大会


■クリスチャントゥデイ2012年10月30日04時03分



 韓国で延べ3千人もの孤児を育て、「韓国孤児の母」と呼ばれた日本人女性、田内千鶴子(1912~68、韓国名:尹鶴子)の生誕100年を記念し、国連「世界孤児の日(World Orphans Day)」制定推進大会が29日、韓国ソウル市で始まった。開会式には、同大会を主催する田内千鶴子生誕100周年記念事業会の日本側会長で神奈川県保険福祉大学名誉学長の阿部志郎氏が出席し、「親がいない、親が育てられない子どもたちを、親に代わって地球市民が愛し、守り育てる。愛された子どもは必ず愛する人に成長します。その文化をつくろうというのが、今回の『世界孤児の日』制定の意義」と語り、「ここから新しい文化を発信しようではありませんか」とあいさつした。




(写真)キリスト教の強い信仰心と人間愛を貫き通す尹に、同じクリスチャンとして共鳴した田内千鶴子は、周囲の反対を押し切って結婚。田内千鶴子が一人娘だったので、尹致浩は田内家に入籍。『故郷の家』より

 田内は高知県出身。熱心なクリスチャンだった母ハルの影響を受けてクリスチャンになった。7歳で朝鮮総督府の官史であった父の赴任地、木浦に渡り、24歳で日本語と音楽の教師として孤児院「木浦共生園」での奉仕を開始。その後、園長の尹致浩と結婚するが、朝鮮戦争のさなかに食料調達に出かけたまま、園長は帰らぬ人に。反日感情の渦巻く韓国で、女手一つで孤児たちを養った。63年には大韓民国文化勲章国民賞を受賞。65年には第1回木浦市市民賞を受賞し、名誉市民に。67年には日本政府より藍綬褒章を受章した。木浦市は田内のために初の市民葬を行い、3万人もの弔問者が参列し、その死を悼んだ。

 開会式には、日本からの参加者約300人を含む600人以上が出席した。冒頭には、田内の長男で社会福祉法人こころの家族理事長の尹基(ユン・キ)氏、田内千鶴子生誕100周年記念事業会の韓国側代表で崇實大学理事長の朴鍾淳(パク・ジョンスン)氏があいさつした。

 朴氏は、「『孤児のいない社会』を夢見ていた故人の遺志を受け継ぐためにも、韓日両国の国民が力を合わせ、明日の希望である子どもたちが健やかに育てるよう努力しなければならない」と語り、「国家と民族を超え、明日の主役である子どもたちが楽しく生きていけるよう、より良い社会を築きましょう」と訴えた。

 鳩山由紀夫元首相、金大中元大統領夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)氏、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル特別市長などもビデオレターで祝辞を述べた。続く基調講演では、韓国初代文化部長官の李御寧(イ・オリョン)氏が登壇した。



 この日は、開会式に続き、国連「世界孤児の日」制定推進の意義をテーマにした国際学術シンポジウムや、日韓のクリスチャンが宗教と社会貢献について話し合う集会などが行われた。大会は、31日まで3日間の日程で行われる。


(クリスチャントゥデイ2012年10月30日04時03分)



(写真) 木浦共生園の碑文


無垢な人々

2012-11-01 11:06:59 | 今日の御言葉
しかし、言っておく。
栄華を極めたソロモンでさえ、
この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。


マタイによる福音書 / 6章 29節 新共同訳



※ユリ(百合)の花言葉は、純潔、無垢、威厳である。


苦しみは非常に
美しいものでありえます。
例えば、非常に無垢な人々が苦しむ
そういう人が死んでいくから
神がないとか
神は冷たいとかいうことでなく
まったく罪のない人が
死んでいくことは
そういう人たちが世界の罪を背負って
償っている気がいたします。


マザーテレサ
『26の愛の言葉』より




バチカンのサンピエトロ広場(St Peter's Square)で行われたローマ教皇ベネディクト16世(Benedict XVI)による7人の列聖式で、列聖された北米先住民カテリ・テカウィザ(Kateri Tekakwitha)の肖像画を持つ信者(2012年10月21日撮影)。(c)AFP/TIZIANA FABI




北米先住民が初めて聖人に

■クリスチャントゥデイ2012年10月23日11時14分


 【CJC=東京】教皇べネディクト16世が10月21日、北米先住民の女性を含む7人を聖人に列した。北米先住民の列聖は初めて。

 「モホーク族のユリ」と呼ばれるカテリ・テカウィザさんは、長く抑圧されてきた北米先住民たちの希望の象徴だった。1980年には前教皇ヨハネ・パウロ2世により福者に列せられ、バチカンのサンピエトロ広場で列福式が行われている。

 サンピエトロ大聖堂前の広場には、北米先住民を含め、世界各国から約8万人の信者らが集まった。教皇は、説教で「神にすべてをささげ、同胞への惜しみない奉仕をした」と7人を称えた。

(クリスチャントゥデイ2012年10月23日11時14分)




聖人カテリ・テカウィザ

【モホーク族のユリ】

1656年に生まれた北米大陸先住民、イロコイ族によって捕らえられたキリスト信者となったアルゴンキン族の女性の娘であり、非キリスト信者であるモホーク族の酋長と結婚した。
天然痘の流行の間に孤児となり、更に顔に痘痕と視力障害が残った。

1676年にイエズス会宣教師より洗礼を受け、その信仰によって親類より虐待を受けた。
福者は遠方のキリスト信者となった先住民のための村に逃れ、1679年に貞潔の誓いを立てた。
福者は高い霊性と質素な生活で知られ、また奇蹟の働き手として知られた。

1680年4月17日に24歳で帰天した後、その墓は先住民とフランスの入植者の奇蹟の巡礼地となった。
1980年、北米先住民初の福者となった。

1943年1月3日に尊者にあげられ、1980年1月22日に教皇ヨハネ・パウロ2世によって列福された。
祝日4月17日。

亡命者、孤児、信仰のために嘲笑される者の保護者。

2012年10月21日、列聖された。