地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

虐げられた人々

2012-11-23 20:43:54 | 今日の御言葉
わたしの選ぶ断食とはこれではないか。

悪による束縛を断ち、
軛の結び目をほどいて/
虐げられた人を解放し、軛をことごとく折ること。

『イザヤ書』 / 58章 6節 新共同訳




神様を忘れることなく、
神様を疑うことなく、
神様により生まれた以上は神様によってなし、
神様によって生活することができますように。
神様によって考え、
神様によってすべてを解決することができますように。
神様によらざるものは
すべてないという立場を保って
神様のために働き
神様のために行くことができますように
直接お守りください。





エジプト・コプト教会に新法王 41年ぶりの就任式

■朝日新聞 2012年11月19日


【カイロ=石合力】エジプトのキリスト教コプト教会の118代新法王タワドロス2世(60)の就任式が18日、カイロ市内の聖マルコ大聖堂で開かれた。法王の就任式は、3月に亡くなった前任の故シェヌーダ3世以来41年ぶり。

キリスト教初期の信仰形態を残すといわれるエジプトのコプト教徒は人口の約1割。穏健イスラム主義のムスリム同胞団出身のムルシ氏が大統領に選ばれるなか、信仰の自由の保障や少数派の権利保護などを求めている。式典にはカンディール首相も参列した。

(朝日新聞 2012年11月19日)



△4日、エジプト・カイロのコプト教の大聖堂に掲げられた新法王となるタワドロス主教のポスター(AP)


■産経MSMニュース2012年11月4日


エジプトの首都カイロの聖マルコ大聖堂で4日、キリスト教の一派であるコプト正教の教皇(アレクサンドリア総主教)を選ぶ儀式が41年ぶりに行われ、北部ベヘイラ県のタワドロス司教(60)が第118代教皇に選出された。

タワドロス司教は1975年にアレクサンドリア大を卒業した医師でもある。
http://sankei.jp.msn.com/smp/world/news/121104/mds12110420300002-s.htm




コプト正教会、新教皇が即位-エジプト

■世界日報(日本語版) 2012年11月19日

モルシ大統領は欠席、失望と不安が拡大
 
【カイロ鈴木眞吉】エジプトの主流派キリスト教会であるコプト正教会は18日、首都カイロ市アバッセイヤのマルコ・カテドラル教会で、41年ぶりの新教皇(60)即位式を行い、4日に選出されたナイル・デルタ県べヘイラの前ビショップ、タワドロス師(60)が第118代教皇に即位した。エジプト・メディアが同日、報じた。即位式には、カンディール首相をはじめ複数の閣僚、政治家らが出席したものの、イスラム根本主義組織「ムスリム同胞団」幹部だったモルシ大統領が参加しなかったことから、教会には失望感が広がっている。

コプト教徒の人権活動家で弁護士のピーター・ナガール氏は、「大統領は招待されれば出席するとしていたし、実際招待たされたのだが、欠席したのは、イスラム過激派・サラフィ主義者グループなどによる圧力に屈したものだ」との見解を示した。

中東各国に吹き荒れた長期独裁政権打倒と民主化を求める「アラブの春」が、実質、「イスラム勢力による政権奪取」へと変質する中で、エジプト国民の10%を占めるコプト教徒は、国家のイスラム化を警戒、イスラム教徒が海外に移住する人数以上に、コプト教徒の移住する人数が上回る(パーセンテージに於いてはコプト教徒が10倍以上の意)など、イスラム政権によるコプト教に対する締め付けへの警戒感が深刻さを増していた。

モルシ大統領は、大統領選挙戦を通じ、「自分はエジプト国民全体の大統領になる」と公言、少数派や女性の権利擁護を宣言していただけに、失望と不安が拡大している。コプト教会は、新憲法起草員会が論議を進める新憲法の条文の中に「イスラム法(シャリア)が法源」と明記されることに反対を表明している。

(2012/11/19 22:01)




■コプト教 (はてなダイナリーより)

キリスト教のエジプト版。立場としては単性論。5世紀のカルケドン公会議で異端とされた後に分離。

イスラム教徒によってエジプトが征服された後も存続し、現在でも数百万人規模の信徒を持つ。

ラテン語がローマ・カトリックの言語であるごとく、コプト教会はコプト語を典礼語としていた。よって、現存するコプト語の文献は大部分がコプト教関連のものである。




大人の判断/中国こりごり…日系企業は東南アジアへ 「もはや終わった…うま味ない」

2012-11-23 02:44:27 | 今日のマザーテレサ
兄弟たち、

物の判断については子供となってはいけません。
悪事については幼子となり、

物の判断については大人になってください。


『コリントの信徒への手紙一』14章20節



平和も戦争も家庭から始まります。

もし本当に世界平和を願っているなら、
まず自分の家庭が
相互に愛し合うことから始めてゆきましょう。

もし、喜びを広げてゆきたいなら、
まず、一つひとつの家庭が
喜びをもって生活することが必要なのです。

マザーテレサ『愛と祈りの言葉』より



△和紙や漆器など日本の伝統技術を使った商品の展示会は多くのタイ人バイヤーらが訪れた=バンコク(小堀晋一撮影)(写真:フジサンケイビジネスアイ)



中国こりごり…日系企業は東南アジアへ 「もはや終わった…うま味ない」

■SankeiBiz 11月20日 8時15分配信


 中国全土に広がりを見せた今年夏の反日暴動から間もない10月中旬。タイ・バンコクで開かれた見本市会場に、新規開拓にかける日系企業の姿があった。バンコクにある最大規模のイベント施設BITECのメーン会場。北陸地方に工場を持つ和紙製造メーカーの担当者は「中国はもうこりごり。今後は成長著しい東南アジアで事業拡大を目指したい」と話した。

 この見本市は、日本貿易振興機構(JETRO)などが参加して開かれた「バンコク国際ギフトフェア」。「JAPAN HOUSE」と名付けられた専用ブースには東北地方から四国地方まで計25の企業が参加し、和紙や漆器、鉄瓶など日本に伝わる伝統工芸品を数多く展示した。タイ政府から商務省の高官が視察に訪れるなど関心も高く、タイのバイヤー(商品買い付け担当者)など多くの関係者が詰めかけた。

 ギフトフェアへの参加申し込みは中国での反日暴動以前に締め切られており、暴動が直接の呼び水となったわけではない。だが、先の和紙メーカーの担当者は「申し込みをしておいてラッキーでした。今後は軸足を東南アジアに移していくつもり」と力を込めて語った。中国に2カ所ある拠点については順次縮小し、経営資源をタイなどに集中したいという。

 中国での反日暴動をきっかけとした日系企業の東南アジアシフトは、日を追うごとに顕著になっている。10月下旬に開かれたタイ最大級のフードサービス業界展示会でも、日本人バイヤーの姿が目についた。

 東京から来たという輸入業の男性は、総菜など冷凍品の調達ルートを今後は中国からタイに変えたいと考えている。「暴動以来、日系企業というだけで中国人サプライヤー(商品供給者)の態度が変わった。2年前の暴動に続き今回が2回目。もうリスクは負えない」

 これまで中国市場に巨費を投じてきたにも関わらず、日系企業が中国から距離を置こうと考え始めたことには理由がある。いちばんは人件費。かつては「中国の絶対的な優位点」とされた低賃金は高騰を続け、平均的な人件費は5年前の2倍にも膨らんだ。中国政府は認めないが、賃金をめぐるストライキやサボタージュは珍しくない。人材不足も追い打ちをかける。沿岸部を中心に労働者の確保は至難のわざだ。

 「中国市場はもはや終わった。企業として、うま味はなくなった」。こう語る和紙メーカー担当者の目は真剣そのものだ。タイでは最低賃金が引き上げられたとはいえ、労働者1人当たりの1カ月の賃金は6000バーツ(約1万5800円)と、まだ低水準。近隣のカンボジア、ラオス、ミャンマーに至っては、タイの4分の1から2分の1程度と、「中国市場の10年前の賃金水準」(同)に過ぎない。

 中国離れを加速させているもう一つの要素が、暴動の直接のきっかけともなった反日感情。日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化によって、計り知れぬほど深い溝が生じた。丹羽宇一郎中国大使(当時)が「(日中間の信頼を)再構築するには40年のエネルギーがかかる」と発言したことは記憶に新しい。中国沿岸部で漆器販売業に関わる日系商社の男性も「この10年間の信頼関係構築が泡と化した」と肩を落とす。

 一方、タイなど東南アジアでは歴史的に親日感情が強く、この日系商社マンも今では月の半分以上をタイなどで過ごしているという。周辺事情も中国離れを加速させている。例えば、暴動を対象とした損害保険料の上昇。損保各社は暴動直後、新たな保険受付を一斉に停止した。一部で「再開」の動きはあるものの、保険料の上昇は不可避で保障上限が設定される見通しだ。再保険の引受先についても不透明で、「果たして保険として機能するのか」(同)と不安も少なくない。反日暴動をきっかけとした企業の中国離れは当面、続きそうだ。(在バンコク・ジャーナリスト 小堀晋一)

(SankeiBiz 11月20日 8時15分配信)