たゆまず善を行いましょう。
飽きずに励んでいれば、
時が来て、
実を刈り取ることになります。
『ガラテヤの信徒への手紙』 / 6章 9節
新共同訳
愛は、キリスト(メシヤ)ご自身が
ご自分の死で示してくださったように、
この世で最も偉大な贈り物なのです。
マザーテレサ『愛と祈りのことば』より
義援金集め、募金箱透明なら額14倍
宮城学院女子大生調査
■河北新報 12月7日 9時22分配信
街頭などで募金を呼び掛ける際に、募金箱や服装をひと工夫することで集まる額に差が出たことが、宮城学院女子大(仙台市)心理行動科学科の1年生グループが取り組んだ調査研究の結果に表れた。
東日本大震災の義援金を寄付する心理行動に迫ったグループが、10月中旬に行われた大学祭で、さまざまな浄財の集め方を試し、募金人数や金額への影響を分析した。
透明と半透明の募金箱で比べると、募金額は透明4140円、不透明297円で大きな差が出た。透明な箱に千円札が投じられた後から、1人当たりの募金額が増えた。
(資料) 某テレビ局による募金活動
募金箱近くに岩手県大槌町の被災前、被災後の写真をそれぞれ置いたところ、被災後の方が人数、金額とも増えた。男性は被災後、女性は被災前の方が人数は多かった。
義援金を募る女子学生の服装別では、アニメキャラクターに仮装した時が、ワンピースなどの私服姿やそろいのTシャツ姿に比べ、10~20代の男性を中心に人数が増加。平均金額は私服姿102円、仮装66円、Tシャツ姿51円と差が見られた。
これらの結果は、青葉区のアエル2階アトリウムで11月23日、同大の1年生53人が取り組んだ調査研究の発表展示会「ココロサイコロ2012」で紹介された。
発表した若林区の菊地佑香さん(19)は「持続的な被災地支援に募金活動は有効。多くの人に協力してもらうのか、多くの金額を集めるのか募金の目的別により、呼び掛け方を工夫すると効果的だ」と強調した。
展示会はことしで5回目。写真を撮られる時にピースサインする人の割合を調べた無意識行動の研究、介護職員へのヒアリング調査から分析した支援する側の心理研究などの発表も行われた。
(河北新報 12月7日 9時22分配信)