特急彗星号のブログ

鉄道を撮って、乗って楽しみたいオジサンのブログです

京阪特急“PREMIUM CAR”に乗ったど~ぉ

2017年11月01日 | 乗り鉄 私鉄編

長らく私鉄王国関西の旗艦を務めて来た京阪特急
料金不要で最高の設備を提供しその伝統は今日まで続いています。

ダブルデッカー転換クロスシート、少し前まではテレビカー
他エリアの鉄道ファンからすれば正に垂涎モノの車両と言えるのではないでしょうか?

そんな京阪特急ですがライバルが3ドア車へ移行する中、思い切った手を打って来ました。

“PREMIUM CAR”

料金を徴収する座席指定の特別車です。
JRで言えばグリーン車と同等のサービスと思えば良いのでしょうか。

京阪間は昔からJR(国鉄)・京阪・阪急が料金不要のクロスシートを備えた
専用車を投入してきた土壌が有りますのでこの有料サービスが
どう評価されるかが興味の的となりそうです。
国鉄時代は関西圏でも快速にグリーン車を連結していたのですがいつしか消滅した歴史が有ります。

さて、前置きが長くなりましたがその“PREMIUM CAR”に今日乗って来ました。




大阪方から3両目の6号車が“PREMIUM CAR”となります。
料金はワンコインの500円(途中駅相互・短区間では400円区間有り)です。
最長区間となる京都・出町柳~大阪・淀屋橋間が51.6kmですがもし近鉄特急なら
41~80km(900円)区間に該当なのでお得感すら感じますね。





ゆとりを考えると車体幅の狭い京阪では1+2列となるのは仕方無いでしょうね。





実測出来ませんでしたがシートピッチは1,000mm少々といった感じです。
フットレストは有りませんが各シートに人数分のACコンセントは備えられています。
リクライニングもシートピッチに見合ったもので後ろに遠慮せず使えそうです。

個人的には近鉄で使われているリクライニングに連動して座面後部が
沈み込む様な仕掛けを採用して欲しかったですね。
リクライニングさせて座るとどうしてもお尻がズンズンと前にずれますので。








あと特筆すべきはアテンダントの乗務でしょうか?




写真撮影に応じて頂いたアテンダントの大谷さん、ありがとうございました!
笑顔の素敵なアテンダントが乗務しているだけで車内の雰囲気がガラッと変わりますね。

途中駅での撮影中、通過する8000系特急車を見ていると平日の日中ですが乗客が少ない列車で
2割位の乗車率、多いので8割位の感じでしたが途中駅相互の短距離利用も結構見受けられたので
まずまず良い感じで定着しつつあるのではないか?という印象を受けました。

またこの“PREMIUM CAR”を利用しますか?と聞かれれば
「もちろん!」と私は答えます。
しっかり定着して欲しいサービスだと思います。






1周年を迎えた「青の交響曲」に乗ったど~ぉ

2017年09月28日 | 乗り鉄 私鉄編
近鉄の観光特急「青の交響曲」が今年の9月10日に運行開始1周年を迎えました。

昨年、この「青の交響曲」が運行を開始した日の初撮りを
私のもう一つのブログである“主鉄写日記”で紹介しました。

『青の交響曲(シンフォニー)』見参!

その後も数回「青の交響曲」の撮影に赴いていますが残念ながら「青の交響曲」
乗車の機会を得る事が出来ず今日に至ってましたが本日初乗車を果たしました。

今まで何回かチャレンジしていたのですが残念ながら大阪阿部野橋→吉野への
特急券は予約が取れず、今回は吉野→大阪阿部野橋乗車にターゲットを変更し
無事に予約を撮る事が出来ました。

朝から生憎の雨模様です。
吉野への往路は京都から橿原神宮前、そしてそこから吉野線に乗り換えます。



京都からは最近お世話になる頻度が増えたNewカラーのAce22600系です。


シートは少々固めながらアーバンライナーnextで初採用された“ゆりかご型リクライニングシート”を
改良したものを採用、個人的にはリクライニング時のお尻の収まり具合が良いのでお気に入りです。
橿原神宮前までの約1時間弱は快適そのものです。


橿原神宮前で橿原線から吉野線へ乗り換えます。
天気は残念ながら回復しそうもなく雨模様です。

吉野線ホームではまだNewカラーへ更新されていない16000系2連との遭遇です。
やはりこの形にはこの色でしょう!
旧形式の魅力を台無しにするおぞましいNewカラーは本当に勘弁して貰いたいものです。


橿原神宮前から吉野には「さくらライナー」26000系に乗車です。
ここから吉野までは単線で急勾配・急曲線の難関が控えています。


車内はリニューアルを受けていて22600系同様の“ゆりかご型リクライニングシート”を
備えており快適さは問題有りませんが特急らしい快速は望めません。

しかし長閑な風景を眺めながらの約40分はアッという間に感じました。

相変わらず雨は降っていますがここからロープウェイで吉野山に向かいます。
ところがロープウェイの乗り場に向かうと車両故障の為に運休中の貼り紙が・・・。

幸いにも代行バスが運行中との事でホッとしました。

今回、吉野山に向かったのは賞味期限10分という吉野本葛を使った葛もち・葛切りを食べる為です。


中井春風堂


葛とは?から始まってどうして賞味期限が10分なのか?等々を説明しながら
ご主人が目の前で実演しながら葛もち・葛切りを作ってくれます。





この説明しながらの実演はとても興味深く楽しいものでした。


吉野本葛と水だけで作られた葛もち・葛切りは美しい程透明で
その食感は滑らかかつ弾力を持っていました。
黄な粉・黒蜜で頂きましたがその上品な美味しさは癖になりそうです。

美味しい葛もち・葛切りの後は待望の「青の交響曲」の乗車です。

吉野駅には「青の交響曲」の発車1時間前に戻ったのですが既に濃紺に輝く
編成が2番ホームに停車していました。
駅員に尋ねると乗車は発車10分前との事でしたので改札を抜けてホームに向かい
小雨に濡れながらその編成をじっくり見て回りました。



間も無く発車10分前かな?と思うと同時にホームには交響曲の音色が流れて来ました。
編成側面の側灯が灯りドアが開きました。

私は慌てて車内に飛び込みました。
なるべく人が居ない状態で車内の写真を撮りたかったからです。


一般的な2人掛けのDXシートです。横幅はたっぷり有ります。


手前が3~4名用のサロン席、奥が対面2名用のツイン席です。


こちらは運転席背後に1席だけあるシングルシートです。
良い眺望を得る為か進行方向から窓側に少し角度が付いた状態で座席がセットされてます。

座席の紹介の次は「青の交響曲」の魅力の一つ、「ラウンジ車両」です。







スイーツ・軽食・おつまみ・ソフトドリンク・アルコール・おみやげが並んでいます。

私が注文したのは・・・

「吉野の地酒 飲み比べセット」&ゐざさ中谷本舗柿の葉寿司。

吉野発車直後は単線で線形も悪く車体が大きく前後左右に揺さぶられる感じで
思わず顔にお酒が掛かるかと思いました。

でも座席以外のスペースでお酒を味わいながら食事を楽しめるというのは
実に良いものですね~。


落ち着いた車内は雰囲気も良くあの通勤車6200系をよくぞここまで変えたものだと
正直思いましたが1年経っても今だ多くの人達が楽しんで乗車しているという事は
やはり魅力的な列車なんだと思いました。

とにかく今年中に「青の交響曲」に乗車するぞ!と目標を掲げてましたのでホッとしました。

「しまかぜ」同様「青の交響曲」も撮って良し!乗って良し!の電車ですね。












京阪京津線にも新塗色編成が登場!

2017年09月18日 | 乗り鉄 私鉄編
最初にお断りしますがこの写真はスマホでの撮影&トリミング適用です。


京阪本線系統と同じ塗色に更新された京津線800系(815編成)。

偶然見かけたので慌ててスマホで記録しました。
調べてみるとこの編成(815編成)は全検で新色化&前照灯LED化されて
9月6日に石坂線で試運転を行い営業運転に入っているとの事です。

4両編成という事で既に京阪本線系統で馴染みのカラーですから
思ったよりも違和感は有りませんが琵琶湖を連想させる旧色の方が
京都と滋賀を結ぶ京津線には似つかわしいと個人的には今でもそう思います。


旧色となるカラーの800系。
こちらの方が琵琶湖イメージが有って良いと思いませんか?


とは言ってもこの更新は個人の思いで止められるものでは無いので
残念と思いながら今からは出来るだけこの素晴らしい旧色を惜しみながら
活躍する800系の記録を増やしたいと思います。

どうも最近、吉野線特急に乗りたくなります

2016年10月15日 | 乗り鉄 私鉄編
今日はスカッと秋晴れの1日でした。
天気予報も100パーセント快晴を伝えていましたので
仕事の疲れを引きづりながらまたもや近鉄吉野線へ向かいました。

※またもや画像は殆どがスマホによるお手軽写真です。


近鉄京都駅で私を出迎えてくれたのはニューカラーとなった22600系Ace。
22000系ACEのリニューアルとは違い内装はそのまんまなので乗れば
違和感は有りませんが手元の特急券を見ると私が乗るのは前より2両の22000系の方でした。






ご覧の通り未更新車なのでシートは登場時のまんまです。
シートピッチは1,000㎜なので22600系Aceや23000系伊勢志摩ライナーの
1,050㎜よりは少し窮屈に感じます。

例の如く煩いインバーター音と加減速時の前後の衝動が気になりました。
京都から約1時間で橿原神宮前に到着です。





吉野方面行きホームに上がると向かいには大阪阿倍野橋行きの16000系が・・・。



16000系は先日しっかりと乗り心地や撮影を楽しみましたのでお見送りです。

続いて私が乗る吉野行き特急が入線して来ました。


先程京都からここまで乗って来た22000系ACEと同じスタイルの16400系
ただ内装はリニューアルされておりnextから導入された
ゆりかご式リクライニングシートが収まっています。





シートピッチが22000系同様狭い為に22600系より小型の反転式ではないフットレストとなってます。


シートモケットもピンク系です。確かリニューアル後のさくらライナーと同じかも?



喫煙者に優しい近鉄は喫煙スペースの設置を進めています。
元、ヘビースモーカーだった私ですから喫煙者の気持ちが解らない訳では無いですが
ここまでしなければいけないのか?と正直思いました。

約半時間の吉野線の旅は終了です。



一応改札を出て駅舎を撮影。再び改札を通りホームへ。





かつてのラビットカーの塗色に塗られた6020系で撮影の為に飛鳥へ戻ります。



シートモケットは京都・橿原線では見かけないものに張り替えられてました。



車体裾部にラビットマークが・・・。



飛鳥駅で下車。
ここから少し歩いて撮影開始。

メイン画像は“主鉄写日記”に掲載です。


26000系『さくらライナー』


16010系。前回の記事でも触れましたが残念無念の姿です。


心地良い秋空の下での撮影を終え帰路に着きます。
飛鳥から再び吉野方面に向かいます。


途中駅で『青の交響曲』と行き違います。(橿原神宮~吉野間は単線なのです)
高校生達がその豪華な車内を覗き込み歓声を上げてました。

下市口駅で下車。
ここで降りたのは『さくらライナー』に乗車する為です。
始発の吉野まで向かうと時間的に間に合わないので途中駅で乗り込む作戦です。

実は『さくらライナー』も未乗車だったので今日は絶対乗ってやろうと思ってました。


程無く大阪阿倍野橋行きの『さくらライナー』が到着!






リニューアルを受けて新しいイメージに生まれ変わっています。
シートピッチは22600系同様1,050㎜でゆったり。




先程紹介した16400系のフットレストと違い反転式のモノが付いています。


こちらはアーバンライナー伊勢志摩ライナーでお馴染みのDXシート。
2+1列配置なのでシートの横幅はゆったりしていますが残念ながら
シートピッチは普通のレギュラーシートと同じなんです。


リニューアル前は客席から直接展望出来たのですが今は
乗降用ドア、デッキが運転席直後に設けられました。


簡易シート設けられています。
もし今度『さくらライナー』に乗る機会が有ればずっとここに座っているかも(笑)。

橿原神宮前で下車。



『さくらライナー』を見送り京都方面ホームに向かいます。


何と!奇遇にも今朝、京都から橿原神宮前まで乗車した2260022000系編成です。


特急券を確認すると今度はニューカラーの22600系でした。


今日、乗車した16400系26000系と同様のゆりかご式シートです。

酔拳ならぬ酔写の上、橿原神宮前駅でさらにアルコール注入した為に
大和西大寺発車後の記憶が有りません(爆)。

先月から今月にかけての吉野線詣では乗り鉄と撮り鉄をたっぷり満喫出来ました。

吉野+南大阪線、楽しい路線です!


















やっと16000系に“乗ったどぉ~!”

2016年10月11日 | 乗り鉄 私鉄編
近鉄。

結構今まで色んな近鉄の車両に乗りましたが広大な路線網を誇る近鉄には
多種多様な車両が多く、完乗には程遠いのですが今日新たに初乗車を果たした系列が有ります。



ラッシュ時のJR大阪駅ホームに降り立ち大阪環状線の電車に乗り換えます。



天王寺駅で下車し改札を出ると道を挟んだ対面に大阪で一番高い建物がそびえ立ちます。



あべのハルカス。
300mの高さは構造物として日本3位ですが超高層ビルとしては一番の高さを誇ります。
この建物の1階に近鉄大阪阿部野橋(あべの橋)駅が有ります。
ここは近鉄南大阪線の起点駅なんですが実はここから電車に乗るのは初めてなんです。

お目当てはもちろんまだ未乗車の16000系です。
既に16400・16600系の新形式車には乗車していますが南大阪線・吉野線最古参特急車の
16000系にはまだ乗っていませんので今回初乗車を狙ってました。
ただ運用がさくらライナー以外は不明な為に乗車はある程度運任せな部分が有ります。

とにかく吉野線での撮影も有るので16000系が来るまで待つという
時間的な余裕も有りませんのでとりあえず特急券の指定を受けます。

今回は秋の関西1デイパスを購入、「吉野・飛鳥チケット」に引き換えての利用・乗車となります。

ホームで特急の到着を待っていると電車入線のアナウンスがホームに流れます。
やった~!。

やって来たのは16000系、4両編成(16008F・16051F)だ。

折り返しまでの時間に各部を記録撮影する(但しスマホで・・・)。
















正直なところ車内はリニューアルを受けていてデッキも設けられています。
つまり車内の雰囲気は?と言えば今も標準軌で活躍中の12200系とほぼ同じで
特段興奮はしませんでしたが初乗車となる南大阪線での乗り心地をじっくり味わいます。


大阪市内の高架区間を快調に飛ばします。
と言っても標準軌特急よりも最高速度は低く110km/hなのでJR西の新快速の様な
迫力は有りませんがストレスを感じさせない程度に走ってくれます。
1067㎜の軌間に古い16000系の台車という事で乗り心地に不安が有りましたが
標準軌の12200系等々に遜色の無い乗り心地を発揮してくれました。
むしろ台車や連結器の緩衝器からの異音等も全く無くて時折り伊勢志摩ライナーで
体験するそれらの異音やインバーターからの爆音も無くかなり快適でした。

ただ車体幅が少し狭くシートピッチも狭い為に新系列特急車に較べると少々窮屈な感じを受けますね。


ラビットカラーの電車とすれ違ったりしながら南大阪線の乗車は
アッという間に終わり橿原神宮前に到着。

ここからは何度か乗車はしていますので新鮮味が有りませんが
目的地まで16000系の乗り心地を堪能します。


目的地駅で下車します。

ここから徒歩で移動し目的の16000系16200系を撮影しました。
いつもと同じくそれらの写真は私のもう一つのブログ“主鉄写日記”へ掲載の為に
ここには掲載しませんがここで衝撃の編成に出会いました。


ニューカラーにされた16010系です。
狭軌版サニーカーとも言える16010系ですが2両編成1本のみの存在の為に貴重で
旧塗色の間に撮影しておきたかったのですが先月に新塗色化されたそうです。

先に新塗色に更新された12410・30000系の編成同様でまったくもって酷いとしか言えません。

話は変わりますが先月の2回の撮影に比べて有る事に気づきました。
先月は2回共に土曜日だったのですが平日の今日は「土・日」に比べて
特急の運行が少ない事に気づきました。
「土・日」は概ね一時間に汎用特急とさくらライナーとで2本運行されていますが
平日は一時間に1本となります。

道理で待ちくたびれた訳だ(汗)。

雲がドンドン流れて来て殆ど日が差さなくなって来ました。
ここで撮影を止めて吉野へ移動します。
今日は念願の16000系の乗車を果たしたので更にあわよくば
『青の交響曲(シンフォニー)』に乗れないか?と思ったのです。
吉野へ向かう途中、スマホで近鉄のサイトで検索すると僅か1席だけ
空いているのが確認できたのです。

吉野駅へつくと同時に特急券販売窓口に急ぎましたが結果は・・・

「完売ですね、空きは無いです!」との答え。

平日というのに人気ですね~。
まあ3両編成といっても真ん中はバーカウンターの有るラウンジですから
乗車定員は少な目な上に1日に僅か2往復だけですから仕方ないか。





また改めて出直そうと気持ちを切り変えて『青の交響曲(シンフォニー)』
車内だけ覗いて見ました。















う~ん、素晴らしい車内だ!


これが本来の姿だったとはただ驚くばかりです。

『青の交響曲(シンフォニー)』の前で記念撮影をしているグループの
カメラやスマホのシャッターを押してあげるというボランティア?をしていると
『青の交響曲(シンフォニー)』の発車時間がやって来ました。





『青の交響曲(シンフォニー)』を見送り先程の改造前の車内の
6200系急行で橿原神宮前に向かいます。


橿原神宮前から京都へは最近乗車機会がグンと増えたVISTA EXに乗車。
ただ今日はハイデッカーではなく先頭のフラットカー。




駅で空腹を満たす為に買ったこいつと共に車内へ・・・。


今日は秋の関西1デイパスの元(3,600円)は取れた様です。
今回は近鉄ファンの私には有難い企画でした。


リニューアルを受けて印象がかなり変わりましたが・・・


編成によってはこの様な登場時まんまの仕切り扉を備えているんですね。
確か30000系の露払いで登場した12400系サニーカーで採用されたモノだと記憶してます。

殆どスマホで撮影した画像の駄記事に最後までお付き合い頂きありがとうございました。

  











ロングシートに揺られて楽しんだ日

2016年06月19日 | 乗り鉄 私鉄編
この梅雨は例年より降雨の量や回数が少ないようです。
例年なら休日で雨だと家でゴロゴロしているか紫陽花の花の写真を撮ったりという感じですが
今年は天気の良い休日に当たる事が多く思わず出掛けたくなります。

先日お知り合いの方に『近畿日本鉄道線沿線招待乗車券』なるものを頂きました。
近鉄の株主に配布されるいわゆる優待乗車券です。

特急に乗車するならもちろん別途特急券が必要となりますが特急を使わなければ
この切符で例えば京都から賢島や名古屋に行く事が出来ます。

いつもは『近鉄週末フリーパス』(土日を含む3日間有効・大人4,100円)を使う事が多いのですが
今回は初となる優待乗車券を有り難く使用させて頂いて久しぶりに近鉄普通車を堪能したいと思います。

※昨日の報告です。 またスマホ撮影による画像が主ですがご了承下さい。


橿原神宮前行き急行  (京都08:06発・大和八木09:11着)

停車中の宮津行き急行の次にやって来る橿原神宮前行き急行で大和八木へ向かいます。
8600系4連を含む6連編成です。

今だ主力として活躍中の8600系。もちろん車内は4扉・ロングシートを備えた通勤型車両です。
車齢としてはかなり古いのですが例えばそのロングシートの座り心地は悪くなく
京都線系統で最も新しい3220系(シリーズ21)のあの薄くて固いロングシートよりも遥かに快適です。
ただ抵抗制御なので発車直後に顕著な抵抗の切り替え(進段時)に伴う加速度の段付きで
体が左右に振られてしまい疲れますね。知らず知らず身体がその揺れに抵抗しているのですね。

大和西大寺~菖蒲池間の踏み切り立ち入りの影響で約4分遅れで大和八木に到着。

この橿原線地平ホームから大阪線の地上ホームに上がります。


この大和八木から伊勢方面へ向かう事にします。



青山町行き急行  (大和八木09:34発・青山町10:23着)

先頭の4両はこちらも昔から急行系統の運用の主力である2610系です。
かつてはボックスシートを備えたセミクロスシート車でしたが今はトイレ前の一区画の
ボックスを除きロングシート化されています。

先程の8600系より制御段が細かいのでしょうか?
発車後は先程より身体が細かく揺すられます。
でも大阪線の普通車は京都・橿原線の最高速度105km/hよりも速い110km/hなので
なかなかスピード感を感じる乗り心地は楽しいですね。


大和朝倉~榛原間に有る33.3‰上り連続勾配に挑んでいます。
フルノッチを与えられた155kwモーターが唸りを上げています。
速度計を見ると90km/hをやや下回る速度で均衡していますね。
ちなみに新しい近鉄特急車はここを120km/h近い速度で駆け上がる性能が有るそうです。


名張で特急列車に線路を譲ります。
イエローカラーの23000系伊勢志摩ライナーです。

再び山間部の路線を東へ向かいます。


伊賀鉄道の乗り換え駅、伊賀神戸。
ここでは比較的多くの下車客が居て車内はすっかり空きました。

まさに貸切状態です。といっても3分後には終着駅の青山町に到着です。


この駅で後続の五十鈴川行き急行を待ちます。


古い行先案内表示機です。そういえばこういうパタパタ回転するタイプって激減しましたね。

やって来たのは今まで乗って来た古い通勤型スタイルより一世代新しい顔を持つ1400系です。

五十鈴川行き急行  (青山町10:41発・五十鈴川11:34着)

大阪から伊勢方面に直通するだけあって先程の青山町止まりの急行とは違い乗客が多いです。
幸いにも何とか座る事が出来ました。

終着の五十鈴川に向かうつもりでしたが一旦宇治山田で電車を降ります。

京都08:06発で宇治山田11:31着という事で所要時間は3時間25分となりました。
ちなみに京都を08:15に出発する賢島特急を利用すれば宇治山田には10:17に到着します。

京都~宇治山田間の運賃は2,010円・特急料金1,610円です。
よっぽどの鉄道好きか倹約したい人を除けば1,610円の投資をして
快適なシートで1時間20分程速い時間で着く特急利用が一般的でしょうね。
でもこうしてロングシートに長時間揺られる旅もオツなものです。

そんな事を考えていると面白い電車がやって来ました。





観光列車『つどい』。
土日祝に伊勢市~賢島間で運行されます。

とりあえず五十鈴川まで移動しこの後の行程をどうしようか考えました。
これより先のロングシートの旅は以前賢島まで完乗済みなので一旦改札の外に出ました。
一枚目の『近畿日本鉄道線沿線招待乗車券』は2,020円分使用した事になりました。

大好きな5200系で名古屋まで向かう事も考えましたが天気がかなり良いので
熟考の末、貴重な梅雨の合間の晴れを活かすべく乗り鉄から撮り鉄へチェンジします。

目指す駅までは570円なので二枚目の『近畿日本鉄道線沿線招待乗車券』は使わずに移動します。









伊勢中川までは名古屋行き急行の5200系を堪能します。
殆どが名古屋線で運用されています。
大阪線にも数本配属されていますが乗車機会は少ないです。
もう少し日中の大阪線急行に多く運用されていれば嬉しいのですがそうもいかないようです。

伊勢市を出て松阪までは平坦な直線区間が多く快調に飛ばします。
30分の所要時間はアッという間でした。

ここで名古屋線の普通に乗りかえて目的地へ向かいます。


好きな5200系は外せませんね。


編成を遮る障害物も何のその、12200系を引き付けて撮影です。


近鉄名阪間の雄、アーバンライナーPlus。


登場後、大きな改装を受けてVISTA EXとなった30000系ですがこの30000系も
例のカラーリングの変更を受けるのでしょうか?

マイカメラ、OM-D E-M10のアートフィルター “ドラマチックトーン”で遊んでみました。

21000系 アーバンライナーPlus


21020系 アーバンライナーnext

気温もグングン上がりかなり汗をかきましたが撮影後、Tシャツを着替え帰路に着きましたが
時折り吹く風がとても心地良かったです。

頂いた乗車券で梅雨の合間の晴れの休日を実に有意義に過ごせました。

流石に朝からの疲れも出てきましたので帰りは快適な近鉄特急で帰る事にしました。

京都行き特急  (伊勢中川15:30発・京都17:20着)


この23000系も数年前にリニューアルを受けて随分車内のイメージが変わりました。
特急券はチケットレスで購入。静かなTc車の真ん中の席を指定しましたので
静かにゆったり京都まで帰る事が出来ました。

室生口大野付近の連続上り勾配も実にパワフルにグイグイ上りますね。
33.3パーミル上りでまるで平坦線の如き明確に加速を感じるのは凄いです~。
京都・橿原線特急に乗る機会が多い私には近鉄特急の豪快さを感じる機会は少ないのですが
今日の伊勢志摩ライナー、楽しませてくれました。

実はここ最近、数回続けて23000系に乗車する機会が有ったのですが
いずれも台車や連結器の緩衝機辺りから大きなガタツキ音が出ていて不快な思いをしていました。
でも今日の編成はあまり問題は無かったようです。
ただ細かい事を言えば発車直後の抵抗制御車のようなドンっという衝動を感じたのは不思議ですね。

帰路の2時間弱は実に快適でした。やはり特急は楽ですね。

今日からまた梅雨らしい天気に戻りますが貴重な鉄分補給が出来て大満足の一日でした。

※おまけ
京都からはたった1編成だけ残る113系の原色でした。



音も揺れも伊勢志摩ライナーの後ではキツイですがこれもファンなら当りだと思わないと(笑)。

太宰府観光列車 「旅人 -たびと-」

2015年09月25日 | 乗り鉄 私鉄編


20日ぶりの更新はまたもや西鉄です。
なぜかどっぷりと8000形にハマりました。

前回の遠征で撮影・乗車出来なかった
西鉄の太宰府観光列車「旅人 -たびと-」に会いに行きました。


二日市駅へ入線する「旅人」

朝、急行として福岡・天神から大宰府へ向かう列車が大宰府到着後からは
大宰府~二日市間往復の運用に就きます。
と言っても僅か2.4km、途中駅は1駅という短い路線なんです。






「旅人」の車内です。
運転席後ろの2+2席、3列は言わずと知れた8000形の特等席ですが
この部分のシートだけは専用モケットに貼り替えられています。

また、車内化粧板も各号車とも違っていて6種の開運テーマの文様が施されています。


ちなみに他のシートはこの様なモケットで普通の8000形と同仕様です。
背ずりや座布団は厚さたっぷりでその掛け心地は一昔前と言った感じです。
料金不要と言う事でシートピッチは(恐らく)900mm程度、シート幅も
2,700mm以下という西鉄車両の狭い車体が災いして狭目ですが
最前列を確保出来ればその素晴らしい眺望でそんな事も気にならなくなりそうです。


「旅人」ならではの設備、太宰府のお土産などを展示する特別カウンターです。


こちらはカウンターの向かいに設置された旅の記念用の記念スタンプを設置。
ただの普通の電車とは違う旅の特別感を演出してくれます。

噂では2年後の2017年に全廃と言われる8000形ですがこの「旅人」に続いて
「水都」という観光列車が10月4日に登場します。

同様のコンセプトで車内外の改装を受けますがこちらは柳川観光をイメージした
ものとなり新たな魅力を創出してくれそうです。

今回が最後の機会か?と思いつつ一ヶ月の間に2回遠征しましたが
イメージしていた8000形の記録写真(こちらについては主鉄写日記を参照下さい)を
撮れませんでしたしこの「水都」も見る事は出来ませんでした。
(実は筑紫車庫での留置は見たのですが…)

もう今年は時間的にも金銭的にも無理ですが来年はもう一度だけ
自分なりの8000形惜別ツアーを実現したいと思います。


九州私鉄の雄、西鉄に乗ってきました。《後編》

2015年09月06日 | 乗り鉄 私鉄編
2日目に予定していたのは8000形を特別に仕立てた『旅人』への乗車です。
『旅人 -たびと-』とは大宰府観光列車として8051編成の内外装に専用の装飾を施した観光列車です。

朝、天神駅から大宰府に直通する急行で運用がスタートしその後は夕方まで
大宰府線の二日市と大宰府間でのピストン運行に就きます。

天神駅9時46分発なのでどうせならしっかり乗車口に並んで先頭の特等席を狙おうと
8時15分頃には天神駅に着いたのですが何やら妙な雰囲気が駅コンコースに漂っています。


2駅隣の平尾駅で人身事故が発生し運転見合わせ中でした。
暫く駅員による案内に耳を傾けていると9時半頃には運転再開の見込みとの事でしたが
恐らく運転再開後もダイヤは大幅に乱れているでしょうし『旅人』の運行も
怪しい状況となりました。駅員に確認しても『旅人』の運行に関しては分からないとの事でした。

こうなれば今回は『旅人』の乗車は諦めて昨日とは違う場所で8000形を狙う事にしました。
昨日に続いてこの日も曇りのち雨という予報だったので雨が降らない内に移動しなければ・・・。
一応、前日の8000形乗車時にどこか良い撮影ポイントがないかな?とチェックしており
撮れそうな場所を見つけていたのです。


京阪電鉄の車両でお馴染みの“川崎重工”の銘板が妻面に付いた5000系急行に乗車し先を急ぎます。

目指す場所は普通しか停まらない駅から歩きとなりますので普通への乗り換えの為に
西鉄小郡で下車です。本来はこの駅で普通と接続らしいのですが遅れた急行を見捨てて先発したようです。
ダイヤ回復のために予定を変えたり運転を間引いたりしているのでしょうが
こんな時の運転指令は大変でしょうね
まだまだダイヤが乱れておりいつ電車が来るか分からない状況でした。
しばらくすると約15分程遅れて運行中とのアナウンスがホームに流れました。
遠くに青白い閃光が見えました。どうやら3000形普通電車のようです。

僅かな乗車客も次に入線する急行に乗り換えるようで3000形の車内はほぼ無人となりました。
これ幸いと私は車内の撮影を始めました。








ドア間に転換クロスシート、車端部にロングシートを配置した3ドア車ですが
クロスシートは全て転換可能でドア付近とは仕切り板が設けられています。
転換クロスシートを見ると肘掛部がどこか見覚えの有る様な・・・、これってひょっとして
JR西日本の223系のと同じものではないでしょうか?

独立したピローを備え、座り心地はまずまずですが狭いシートピッチをカバーする為か
背もたれの角度が少し立ち気味ですね。個人的にはもう少し倒れていた方が好みです。
シートと窓割りが全然合っていないのも気になりますがそこまで求めるのは贅沢なのかも?

後続の急行を見送り続いて我が3000形も出発!

VVVFインバーター制御にボルスタレス台車という現代の電車に共通する乗り心地です。
50008000形で感じたヨーイングは軽度ですが逆に柔らかいバウンドを感じます。
例えは悪いのですが抜けたダンパーを持つクルマの様な感じ。
つまり揺れの減衰がピシッと効いていない感じです。
110km/h時にどんな感じなのかは分かりませんがそれでも旧世代の車両よりは静かで快適ですね。

撮影場所の近くの駅で下車。
ドンドンと雲は厚くなり少し暗くなりましたが雨は大丈夫そうな感じです。

ダイヤの乱れで時間はおろか何がどの系列で来るのかすら予測出来ません。
列車の接近は遠くで鳴る踏切の警報機の音が頼りです。


6050形7連の特急。
5000形と同じに見えますが5000形が3ドアに対してこちらは4ドアという違いが有ります。
またこの6050形はこんな古いスタイルですがVVVFインバーター制御なんですね。


こちらが5000形です。
ドア数も違いますし電気連結器が付いてませんのでジャンパー連結器を備えてます。
そのためスカートの形状も少し異なっています。

待望の8000形も撮影出来ました。
こちらの写真は別館ブログ“主鉄写日記”に譲りました。


こちらはユネスコ世界文化遺産登録記念ラッピングを施された8011編成。

もっと粘って撮影したかったのですがダイヤが乱れている為に帰りの新幹線『のぞみ』の発車時間までに
余裕を持って博多駅に向かいたかったのでこの8000形をラストカットに撤収しました。


最期にもう一度8000形を撮れないかと薬院で下車。
一発勝負で一本だけ大牟田行き特急を待ちましたが・・・

残念ながら5000形でした。





無事、西鉄福岡(天神)駅に到着しました。
ここからは地下鉄で博多駅へ向かいます。

残念ながら『旅人』には乗車出来ませんでしたがこれで再出撃の口実が出来ました(笑)。
長年果たせなかった西鉄の乗り鉄&撮り鉄でしたが楽しかったです。

大満足の遠征でした!


九州私鉄の雄、西鉄に乗ってきました。《前編》

2015年09月05日 | 乗り鉄 私鉄編
今年は乗りたかった電車の乗車を幾つか実現してきました。

一畑電車の5000系近江鉄道700系『あかね号』、そして叡山電鉄900系『きらら』


続いて今回は九州で唯一の大手私鉄である西鉄の8000形の初乗車が実現しました。

鉄道がお好きな方はピンと来たと思いますがこれらは2扉の車体に
クロスシートを備えていて、乗車に際して運賃以外に『料金』が不必要なのです。

『料金』を徴収すればそれなりの設備が有って当然なんですが
運賃だけでいかに快適に乗車出来るかが大切なんですね。

幼い頃から京阪旧3000系阪急6300系国鉄117系がデッドヒートを繰り広げていた
土壌に馴染んでいたのでこういう感覚は普通なのかも知れませんが
優等列車専用車も最近はラッシュ時対応や中間駅間利用者の死守の為に
着席よりも乗車率や乗降性に優れた3ドア車にシフトしているのが現状です。

JR西日本は既に221系から225系に至る車種は3ドアクロス車で阪急の9300系も同様です。
京阪もダブル・デッカー車を連結した特急車として8000系が活躍中ですが
3ドアクロスの新3000系も特急運用で活躍中です。

そんな中、九州の西鉄においても状況は同様でライバルJR九州を相手に
時期優等車の主力車種となる3000形も3ドアクロス車で登場しました。

現特急車8000形の淘汰についてアナウンスされましたが8000形に続く
特急車の登場について何も発表が無いという事はひょっとしたら
今後は特急専用の車種は登場させず3000形が優等車両として活躍するのかも知れません。

とにかく今年中に2編成、来年に2編成が廃車されて残る2編成(旅人&水都?)も
2017年に廃車という話が有りますので悠長に構えていられません。


9月1日、私は早朝の『のぞみ』に飛び乗り博多へ向かいました。
博多から地下鉄で西鉄のターミナル西鉄福岡こと「天神」に到着。

とりあえず西鉄電車&バスの1日フリーパスを購入し次駅の薬院に向かいました。

近代的な高架駅の薬院。ここで記念すべき初の西鉄電車の撮影開始です。


5000形電車。
過去、雑誌でしか見た事の無かった西鉄電車です。
狭い車体幅は前面スタイルを面長に感じさせて見た目はマイナスイメージですね。
同様の事は名鉄の車両にも言えますが最低でも車体幅は2,800mm位ないと貧相な感じを受けます。
とりあえずその点は置いといてこの5000形のスタイルは中々味わい深いですね。

運転席側は2枚構造のパノラミックウインドウですが反対側は一枚窓です。
恐らく曲面ガラスに掛かるコストがこうさせたのでしょうが
とにかくこの非対称の前面が西鉄の一般型電車のアイデンティティーを感じさせます。


続いて3000形。これからの西鉄を支える主力車種です。
前面デザインですが曲面とブラックアウトされたウインドウ周りから私は
近鉄の『スズメバチ』こと22600系との近似性を感じました。

車体幅も従来車より拡幅されたので前面の面長感はかなり緩和されています。

そして待望の・・・

8000形
特急車らしい赤白のカラーリングに非貫通の前面には大型の2枚窓。
運転席後ろにはこれまた特大の側面窓を備えて特急専用車としての特別感が溢れています。

何枚か撮影した後、待ち切れずに天神に戻り8000形がやって来るのを待ちます。
朝夕のラッシュ時には3・4ドア車が特急運用に入ると聞いていましたが
デイタイムは8000形が特急のメインらしいので何本か待てば遭遇出来るはずです。

鮮やかな発車案内の掲示板には行き先・種別・停車駅に加え、編成数やドア数も
ちゃんと案内されるので『2ドア』の表示が有れば8000形確定です。

先頭車のドア表示位置で待っていると程なく8000形が登場。
一番前で待っていたのですが後から来た小学生に特等席は譲り私は
運転席後部のシートに身を委ねました。










車体幅2,670mmとかなり狭いのですが通路幅を犠牲にしたお陰かシート幅は
まずまずの寸法を確保していました。
ピッチは測定出来ませんでしたが900mmといったところでしょうか?
座面や背もたれ自体は厚みもある造りですが掛け心地はイマイチでした。
少しでも座面の後端が下がっていればお尻の収まり具合も改善されるのでしょうがは
水平に近いので時間と共に前へずれてしまいます。


走り出すと思っていたより飛ばすので驚きました。
抵抗制御&直流モーター135kwというスペックですが4M2T編成の余裕か?
直線区間だけでなく単線の緩曲線区間ですら最高速度の110km/h近くで走ります。
軌道の状態はまずまずですが乗り心地は標準軌の電車としては並以下かな?という感じです。
少々左右のふらつき、ヨーイングを感じました。

しかし前面窓越しの眺望が良いのと力走ぶりが相まって特急に相応しい8000形の魅力を感じました。

今回購入したにしてつ電車・バス共通1日フリー乗車券「FUKUOKA 1DAY PASS」
柳川までしか乗車出来ませんので柳川で下車となります。

柳川まで乗車した8031編成を見送り今度は天神へ向かう特急を待ちます。

先程は制御車の乗車でしたので今度は中間の電動車を味わいます。
やはり左右の揺れを基本としたヨーイングを感じます。
また5000形と共通の通勤車仕様の足回りの為か最高速ではかなり煩いですね。
連結部の幅広い貫通路はドアが無い開放形なので音が容赦無く侵入して来ます。

初めての8000形乗車でしたが古さはさて置いて中々楽しい素晴らしい電車でした。

きらら、初乗車!  ~叡山電鉄900系~

2015年06月18日 | 乗り鉄 私鉄編
まず冒頭にお断りです。

当ブログの新規記事を投稿しようと管理画面を開けると何故か?
以前のテンプレートから見覚えの無いテンプレートに変わっていました。

PC・ネットに疎い私は驚くと同時にとにかくこのままでは駄目だと慌てて
現在のテンプレートに変更しました。

殆ど閲覧者の無い過疎ブログなので問題は有りませんが一応弊ブログを
ご覧頂いている方にご報告でした。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

本日、叡山電鉄の900系『きらら』に乗車する事が出来ました。


                    (2014年11月08日 撮影)

私の好きな料金不要のクロスシート車です。
今年は一畑電鉄5000系や近江鉄道700系の初乗車を果たす事が出来ていましたが
更に新たな1ページを刻む事が出来ました。

地下駅である京阪電車の出町柳駅で下車。
地上に上がると叡山電鉄の出町柳駅は有ります。



3線有るホームはこじんまりとしています。
もっとも列車は単コロ、もしくは2両なのですが・・・。

華やかな装いの900系『きらら』が入線しました。


水・木は定期検査の為に2編成有る『きらら』の1編成はお休みとの事ですが
本日はメープルオレンジと呼ばれるカラーの903-904号車編成が稼動していました。



大型の窓を備えた車体は展望を第一に考えた車体です。
新緑のモミジ、紅葉のモミジが映える路線と言う事でモミジが
『きらら』のシンボルマークとしてあちらこちらにあしらわれています。




定刻に『きらら』は発車。
出町柳~鞍馬間は僅か12.6km、約30分という距離ですが、二軒茶屋からは
50‰の急勾配が有る山岳路線となるので実際の距離以上に乗り応えは有ります。



大きな前面窓を備える運転台。



こちらは『きらら』の特等席、窓に向かって配置されたクロスシート。
1両に8席のみとなります。
大型窓の上部には更に補助窓が配置され最大限の眺望を確保します。



それ以外は2+1列の固定クロスシートとなります。
それにしても料金不要の電車としては破格の内装と言えますね。



叡山電鉄は京阪電鉄の完全子会社なんですが京阪の8000系と共にグループで
料金不要の最高位の設備を持った電車を保有していると言えます。

途中で出す速度は60km/h程度で山岳区間では更に低い速度で走ります。



のんびりと洛北の景色を大きな窓から味わえる『きらら』。
想像以上に素晴らしい電車ですね。
100円程度の料金を取れば良いのに!と思いましたが
観光客以外にも途中駅間の利用者もかなり多い様でした。
まあ、これ程の車両に料金が要らないというのもかつて私鉄王国関西と呼ばれた
土壌なのでこのサービスは有りなんでしょうね。

是非、激混みは覚悟の上で紅葉シーズンに再乗車に挑戦したいと思いました。

鉄ちゃんの悲しい性か?
駅前周囲の写真を撮ると鞍馬散策は敢行しないと決めて折り返しの『きらら』で
再び出町柳へ戻る事にしました。



若い子らがスマホを向ける先には・・・



大きな天狗!
そらそうでしょ!
なんたってここは鞍馬天狗で有名な鞍馬なんですから~!



駅舎の横には引退したデナ21形の運転台と車輪が保存されていました。
そう言えば叡電ってそのデナ21形がまだ現役だった頃に乗って以来なんだなって
そう考えると久しぶりの叡電乗車です。



帰路は行きと逆となる向きの窓向きクロスシートに座り、反対の景色を楽しみました。