特急彗星号のブログ

鉄道を撮って、乗って楽しみたいオジサンのブログです

続・青春時代のレンズを試す

2015年03月17日 | カメラ・レンズ等の機材
E-M10を購入して一月半が過ぎ、結構楽しんで使っています。

もちろん今までのカメラの機能を上回る訳でもなく
また、それらにとって変わる存在でもありませんが
何よりも軽量・コンパクトという事とボディキャップレンズや
マウントアダプターによるオールドレンズ活用など
今までの一眼レフで出来なかった楽しみ方が
出来るというのが良いですね。


私が小・中学生の頃から愛用していたキヤノンFDレンズ
今回はNew FDの28mmF2.8135mmF2.8E-M10
マウントアダプターを介して使ってみました。


E-M10+NewFD28mmF2.8

マイクロフォーサーズで使用するとこのレンズは35mm判換算で56mmとなります。
絞りはF5.6で開放から2段絞って撮影です。
30年以上も前のレンズなので等倍鑑賞すると確かに粗も見えます。
でも通常の鑑賞方法だと問題も無く青春時代に愛用したレンズを
こうして再び使える事に喜びを感じます。


E-M10+NewFD135mmF2.8

こちらは135mm。同じく換算で270mm相当となります。
既に試し撮りした200mmF4や400mmF4.5同様に色収差が目に付きますが
Raw撮りで色収差補正を行いコントラスト&シャープネス調整で
何とか見れる画像になってくれます。

正直な所、現代のダブルズームキットの廉価版レンズの方が
写りも良いのですがフィルム時代を思い出しながらMFで
撮影に挑むのも一興だと思います。

ちなみにE-M10のEVFでもMF時のピントの山は掴めますし
拡大表示すれば更にガチピンを得る事が出来ます。
またボディ内手ブレ補正なので焦点距離を入力すれば
オールドレンズでもちゃんと補正が効きます。
同じボディ内補正のペンタックス一眼と違うのはEVFなので
ちゃんとファインダー内の画像にもしっかり補正が効くので
ピタッとブレが補正された状態で撮影出来ます。

出雲の電車に会いに行く ③

2015年03月15日 | 撮り鉄 私鉄編
たっぷりビールを飲んだ翌日なのにスッと目が醒めた。
やはり撮りたかった電車に会えるので気合が入るのか?


昨夜の宿は当然!ホテル一畑です。
富山地鉄の撮影時には富山地鉄に泊まりました。
出来れば訪れる鉄道のグループに有る宿泊施設を使う様、心掛けています。

ホテルは駅の傍なのでまずは朝の松江しんじ湖温泉の様子です。

ホームには電車が勢揃い!
2100系が2種類と新型の1000系が2連前後に並んで停車中です。


1000系2連がやって来ました。
シングルアームパンタにインバーター音を響かせてやって来る姿は
地方のローカル私鉄の電車とは思えません。
これも時の流れですね。


松江しんじ湖温泉駅に戻り私も移動開始です。
先程発車した1001編成と直列に停車していた1002編成が次発の様です。


運転台もワンハンドルマスコン。


妻面には「東急テクノシステム 2014 車両改造」のプレートが有ります。

大勢の乗客が乗っていた為に車内の写真は撮れませんでしたが
パッと見は新製車同然の車内なので皆さん、完璧な新車だと思っているでしょうね。
加速はスムースでそれ程良いと思えない軌道でもまずまずの乗り心地。
目を閉じていれば地元で乗る電車と大差有りません。

昨日も訪れた松江フォーゲルパーク駅で待望の5000系を待ちます。


濃い青色と白のコントラストが印象的な5000系。
前面は非貫通化され車内は殆どがクロスシートという仕様。

我が地元・滋賀を走る近江鉄道の700系と似た成り立ちの電車です。

個人的には料金不要のクロスシート車が好きなので
地方を走るこの様な電車にはとても魅力を感じてしまいます。


「ICHIBATA」のヘッドマークっぽいエンブレムが誇らしげです。


続いてやって来る予定の3000系もここで撮ろうかと思っていました。
しかし3000系の到着までまだ時間は有りますので
隣の秋鹿町(あいかまち)まで歩く事にしました。

秋鹿町駅の手前で遠くに光る3000系の前照灯の灯りが見えました。
慌てて緩いカーブの場所でカメラを構えました。


黄色の車体は太陽の光を受けて輝いていましたが車体はかなり
傷んでおり末期の気配を感じさせます。
旧南海色の3000系は撮影出来ませんでしたが残る3000系の
元気な姿を撮る事が出来て良かったと思います。

この後は5000系に乗る為に秋鹿町駅から再び松江しんじ湖温泉駅に向かいます。


目の前は宍道湖でのどかな風景が広がります。

松江方面の電車を待っていると回送でしまねっこ号がやって来ました。


宍道湖と一畑電車を絡めた写真が撮れました。

この後やって来たのは2100系の京王色編成でした。


車内を見ると面白いものを見つけました。
車内スピーカーのカバーに『KTR』の文字です。
恐らく『京王帝都』時代の略称だと思います。


既に5000系はホームで発車を待っています。


フリー乗車券を駅員に示して慌てて5000系へ向かいます。
発車まで2分を切っている筈です。

対面を夢見ていた一畑5000系。

E-M10にフィッシュアイボディキャップレンズを付けて運転席を撮影。
パノラミックウィンドウのために視界は良さそうです。



荷棚から天井に掛けて出雲神話に関連したイラストが描かれています。


また妻面上部にはこの電車が元京王車だという事が記されています。

不自然な形で残るスィッチバック式の一畑口駅で向きを一旦向きを変えて
5000系は出雲市駅を目指します。

車内は一人掛けの転換クロスと二人掛けの回転クロスシートで車端部は
ロングシートとなります。

ちなみ回転クロスはあの小田急NSE3100系のシートという事なんですが
座り心地はイマイチでした。
もちろんモケットは更新されていますのでその面影は有りませんが
足元のバー式足置きは健在です。



5000系は高架上の近代的な電鉄出雲市駅に到着です。


ひょっとしたらもう一畑電車に乗る事はないかも知れないと
5000系電車の車体をじっくりみました。


製造初年は昭和42年。私より若い(苦笑)。


5000系に別れを告げ電鉄出雲市駅を後にしJR出雲市へ向かいます。

帰りのやくもの切符は松江から取っていますので松江まで普通列車で向かいます。
やって来たのはキハ47の2連でした。




実はキハ47乗車は初めてです。
オリジナルから換装されたエンジンは軽やかにキハ47を走らせます。
やはりこのタイプの気動車は良いですね。
国鉄時代の汽車旅の片鱗を感じさせてくれます。




一旦改札を出て出雲蕎麦を食べました。

松江から岡山へは往路と同じくやくもです。


伯耆富士とも呼ばれる大山を見てしばらくするとこの撮影旅の疲れか?
ウトウトし始め気が付けば新見でした。

復路も381系は軽快に駆け抜け約2分遅れで岡山駅のホームに滑り込みました。


岡山からはこだま号で活躍する700系E編成で関西に戻ります。

慌しい一泊二日の旅でしたが十分満喫出来ました。

                      (終わり)




















出雲の電車に会いに行く ②

2015年03月15日 | 撮り鉄 JR & 私鉄編


一畑電車の撮影の後はそのまま宍道湖の北側沿いを出雲方面へ走り
併走する一畑電車の撮影ポイントを探していましたが
途中で一畑電車とは別れて今度は宍道湖の南側へ向かいます。

南側は国道9号線とJR山陰本線が併走する形となりますが
どうしても併走する線路に目が向き思わず車を止めてしまいます。

山陰線の時刻表を見るとやくもが間もなくやって来るようなので…

やはりヘッドマーク付きの“電気釜”スタイルは良いですね~。

こうなるともう少し撮りたくなります。

国鉄特急色以外は認めない?私ですがこの塗色はなかなか魅力的で
軽快な381系にはとても似合っていると思います。


せっかくので宍道湖とやくもを絡めたカットも撮りました。

この後、食事を済ませると陽もかなり傾いて来ました。
明るい内に松江城を見る事にしました。



お城に興味が有る訳でも無く歴史に詳しい訳でも有りません。


こんなモノを殆ど人力に頼らざるを得ない昔によく建造したものだと
ただただ感心するばかりです。

天守閣からも松江市内を眺める事が出来ましたので再び宍道湖へ。
目的は夕景の撮影です。

前回、宍道湖の夕景が素晴らしいという事を知り、機会が有れば
是非撮影したいと思っていました。
先程まで天気はかなり良かったのですが
残念ながら陽が沈むにつれて多くの雲が流れてきました。


数パターン撮影しましたがやはり雲が多く望む写真は撮れませんでした。
また機会が有れば撮影したいですね。


この後はホテルにチェックイン。
やはり夜のお楽しみは美味しいモノを食べる事ですね。

シャワーを浴び宿の有る松江しんじ湖温泉からバスで松江駅へ向かいます。
行くのはインターネットで見つけたお店“和らく”というお店。
         

会席の「泳ぎいかコース」というのに惹かれてしまったのです。
 
その名の通り、店内に有る生簀で泳いでるイカをすくって料理してくれます。



活造り


造りの残りの部分はてんぷらと陶板焼きになります。


さざえ


のどぐろ一夜干し


宍道湖名物“しじみ”の酒蒸し

ビールを飲みながらこれらを美味しく頂きました。

さあ明日は本番の一畑電車撮りだ。

                  (続く)







出雲の電車に会いに行く ①

2015年03月15日 | 乗り鉄 JR & 私鉄編 
約1か月前、待望の一畑電車に対面する事が出来ました。
しかし残念な事に最も興味の有った3000系南海色と
5000系に会えずがっかりしていました。

その後、一畑電車の事を色々調べてみると既に南海色の
3000系は離脱している事と今年と来年で残る車両も
淘汰されてしまう事が分かりました。
こうなるととりあえず早めに手を打った方が良いという事で
先月に続いて島根県に向かいました。


まずは新大阪から500系の「のぞみ733号」で岡山を目指します。
指定席はグリーン車のシートから転用したものか700系ひかりレールスターと
同じ2+2のゆったりしたものが用いられます。

今回は500系「こだま」と381系「やくも」を組み合わせて
乗り鉄も満喫したいと思います。

シートピッチはグリーン車と同等とはいきませんが
左右のサイズは広く掛け心地も良好です。

いつもながらこの車体の曲面を見るとかって最速を誇った
500系の歴史を思い出します。
何本かの後輩系列に道を譲りながら500系は余裕一杯で
岡山に到着しました。



岡山からは倉敷を経由し伯備線特急「やくも」で松江に向かいます。


ホームには折り返し出雲市に向かう381系が前照灯と尾灯を
同時に点灯しながら入線です。


シートのリニューアルを受けピッチを広げた車両は
「ゆったりやくも」と呼ばれます。


681・683系のシートに似ていますが少々タイトなバケットタイプです。
またシートピッチ拡大に伴いシートと窓割の関係が変化しています。


倉敷から北上し列車は高梁川に沿う形で曲線の連続区間を走ります。


中国山地の山岳区間へ入ると折からの寒波の影響で雪が降っていました。


走るほど積雪も多くなり3月半ばとは思えない景色です。


雪景色の中、快調に381系は走りますがこんな場面を見ると
外からこの381系やくもを撮りたくなります。



初めて乗車した伯備線の景色と軽快に山岳区間を駆け抜ける381系の
フットワークの良さを楽しんでいると程なく松江に到着。
まだ正午前なのでレンタカーを借り簡単なロケハンと観光を開始。

まずは一畑電車の松江しんじ湖温泉駅へ向かいます。

駅には2100系(旧京王車)と3000系(旧南海車)の姿が有りました。


駅の横に回り3000系を眺めます。
車体の傷みは相当なもので廃車が始まったのも納得出来ますね。

この後は前回、新型1000系を撮影した松江フォーゲルパーク駅へ向かいます。
ここで上下一本ずつ列車を撮影しました。


先程松江しんじ湖温泉駅に停車していた一畑電鉄カラーの2100系です。
ほぼ順光で空も青く気持ちが良い写真が撮れました。

続いて反対方面へ向かう電車を撮影。

こちらも同じ2100系です。
縁結びの出雲大社にあやかったラッピングは女性客に大人気です。
前回、今回と多くの女性がこの『ご縁電車 しまねっこ号』に
カメラやスマホを向けて撮影している光景を見ました。

明日は待望の3000系&5000系の撮影ですが晴れる事を祈り
一畑電車を後にし宍道湖付近の観光を開始です。

                       (続く)



あと5日で26年の歴史を閉じる

2015年03月08日 | 撮り鉄 JR編
今日はトワイライトエクスプレスが運行される最後の日曜日。
私の住んでいる地域の各有名撮影ポイントは凄い人出でした。

車道にハミ出して三脚を立てたり自分勝手な路上駐車で
通行する車や歩行者に迷惑を掛ける毎度ながらの光景。
くわえタバコで三脚に乗ったカメラを構えながら
その後は吸殻をポイ捨て・・・。
迷惑省みない馬鹿共が多く、閉口するのは毎度の事とはいえ
こんな光景を見るのは本当にうんざりする瞬間だと言えます。

とにかく最後の力走を続ける車両達には
何の責任も有りません。
既に満足のゆく写真は撮れていますので今日は
人が群がらない場所で自分なりの記録として
上下のトワイライトエクスプレスを撮影しました。


上りトワイライトエクスプレス

線路脇の枯れ草が下回りを邪魔したり、編成背後に民家も写り込んでますので
イマイチの場所でしたが天気も良く一人静かに撮影を楽しめました。



下りトワイライトエクスプレス

こちらも先程と同じく雑草等が足回りに掛かりますが
架線柱などが編成にかからずスッキリ撮れました。

恐らく今日がトワイライトエクスプレスの最後の撮影となりそうですが
最後まで無事走りきって欲しいですね。




面白過ぎるぞ~E-M10

2015年03月03日 | カメラ・レンズ等の機材
OLYMPUS OM-D E-M10 ダブルズームキットを購入する前に、もしも
このカメラを手に入れたらとりあえず欲しいと思っていたものが3点有りました。

①マウントアダプター
②14-42用 自動開閉キャップLC-37C
③BCL-0980 Fisheye

①のマウントアダプターは先日購入しましたが今回は
③のBCL-0980 Fisheyeを購入しました。


オリンパスのボディキャップレンズシリーズの第2弾で
画角140°の魚眼レンズ的効果を安価に味わえるレンズです。

その名の通り、ボディキャップ代わりにもなります。


魚眼レンズ自体、結構お高いものが多いのですが
あの激しい湾曲・歪曲をどう活かせば良いのか?
使い道すら思いつかない私には無縁の存在だったのですが
とりあえずフィッシュアイレンズの雰囲気を
お安くお手軽に体験出来るこのレンズに密かに興味を持っていました。

画質も覚悟していたほど悪くは無く、お遊びから少し本気撮りまで
対応出来そうな感じを受けました。


どう使えば効果的なのか?
まだまださっぱり分かりませんがまた新たな楽しみが一つ増えました。


E-M10でNew FD 400mmF4.5を試す

2015年03月02日 | カメラ・レンズ等の機材
今日はマウントアダプターでFDレンズを試そうと
手持ちの中からNew FD 400 F4.5を持ち出したのですが
手持ちのバックに納まりません。
半ば強引にサンヨンやBIGMA(SIGMA50-500)用のバッグに
ねじ込んで出掛けました。

マイクロフォーサーズ規格はフルサイズ換算で約2倍に相当する
焦点距離となりますのでNew FD 400 F4.5だと800mmの超望遠となります。
今まではペンタックスでシグマ50-500(換算750mm)が最長レンズなので
私にとって未体験ゾーンとなります。

近場でこの頂点距離を手軽に試せる被写体も無いのでとりあえず
京阪京津線の800系を撮ってみました。

レンズそのものの焦点距離は400mmなので本物の800mmの様な
圧縮効果は望めませんがとにかく大きく写ります。
E-M10の手ブレ補正に助けられて800mm相当でも手持ちでイケますが
やはりフィルム時代の古い望遠レンズですね、色収差のにじみが目立ちます。
RAW併用で撮りましたので現像時に補正は掛けましたが色ズレは
完璧には消えませんね。





琵琶湖周辺で適当にレンズを向けて撮ってみました。
E-M10の見易いEVF。更に拡大表示によるピント確認も出来ますので
MFでも何とか手持ち撮影でイケました。

チョイ撮りで感じたのは先程も触れましたが色収差が目立つ事。
また、線が太い感じの描写で画質的には積極的に使おうと思えないレベルでしたが
せっかくマウントアダプターを手に入れたので今後も機会が有れば
持ち出して使ってやろうと思います。

※おまけ編
あと10日でさよならのトワイライトエクスプレス。

残念ながら天気は悪く比良山は綺麗に見えませんでした。

このサイズでは分かり難いと思いますがE-M10の標準ズーム14-42に
顕著な片ボケが見受けられました。
残念ですがオリンパスに調整に出そうと思います。


中途半端なフレーミングに見えますが実は背後に見える琵琶湖大橋の
存在をアピールしようとこんな写真になりました。
あと10日もすればここを走る優等列車はサンダーバードだけ。
何とも味気無い事か・・・。