特急彗星号のブログ

鉄道を撮って、乗って楽しみたいオジサンのブログです

浜大津カーブで京阪800系を撮る

2015年06月29日 | 撮り鉄 私鉄編
京阪電鉄京津線は「古都」京都と「湖国」滋賀の大津とを結ぶ僅か7.5kmの路線です。

ところが短い路線にもかかわらず京都方では京都市営地下鉄東西線の地下鉄線に乗り入れ
京都と滋賀の県境を最急勾配61‰、最小曲線・半径40mという山岳路線さながらの
厳しさで越えて、大津市内では自動車道路との併用軌道を走るという
全国的に見ても珍しい性格を持った路線と言えます。

今日はその京津線の浜大津駅前の併用軌道に有る大カーブで800系電車を撮りました。


800系電車

1997年に登場した4両編成の電車です。
先程述べた様に地下鉄線・山岳路線・併用軌道というそれぞれに要求される
性能を備える為に非常に高価な車両となったそうです。

また併用軌道では軌道運転規則の第四十六条により列車長30m以下と定められてますが
京津線では特認を受けて16・5mの4両編成が道路上を走っています。



京都からやって来た800系は琵琶湖の目前で大きく交差点上を右にカーブし浜大津駅へ進入します。
手前に見える線路は石山寺と坂本を結ぶ石山坂本線です。


少しアングルを変えてさらに曲線を強調してみました。
まるで鉄道模型の様な雰囲気です。

今度は地平へ降りて先程の俯瞰とは違った目線で800系を狙いました。

小ぶりな車体とはいえ路上を行く4両編成は迫力が有ります。

4両編成のうち両先頭車両は1+2列の固定クロスを備えたセミクロスで
中間車2両はオールロングシートとなっています。

この京津線に興味を持たれたら是非乗って頂きたいと思います。
短い距離の中で大きく変化する路線の性格を味わって下さい。

このブログの2つ前の記事で紹介した叡山電鉄「きらら」とセットで体験すると
とても印象深い乗車体験になる事請け合いです。





鉄分封印で伏見で日本酒を味わう  ~鳥せい~

2015年06月28日 | 食べ物・お酒関係
今日は鉄撮り封印で京都は伏見界隈の散策です。


お目当ては『鳥せい』。

清酒“神聖”で有名な山本本家が展開する鳥料理のお店です。


辛口で料理を楽しみながら味わえる神聖特別純米酒。


最初はおろし生姜とドレッシングが絶妙な大根サラダを頂き、まずは鶏の一夜干しです。
これがまたすっきり辛口のお酒に良く合います。


鶏飯、(けいはん)です。
京阪ではありません(笑)。

これがまた絶品です。出汁も絶妙でスルスルと日本酒が入っていきます。


焼き鳥の六串盛り合わせ。
たれと塩ですがこれも美味しい!

ここからは神聖の大吟醸で頂きます。
芳香を楽しみながら呑みますが今日はリミッターをしっかり効かして
呑み過ぎないように自制しています。


手羽の揚げたても美味しいです。




元、京都市民でしたがかつての地元である京都の日本酒はあまり呑んだ事は有りませんでした。
でも結構イケますね。さすが伏見です。

これからは少しづつ伏見の酒も味わっていきたいと思います。


鳥料理を堪能しほろ酔い気分で伏見の散策開始です。


坂本竜馬のファンならご存知の寺田屋。










30数年前、この辺りは通学で通った場所なんですがまさか再び観光気分で散策するとは
想像もしていませんでした。



酒どころとして有名な伏見ですから・・・





河童で有名な黄桜や・・・


月桂冠なんかも有ったりして・・・

試飲や買い物でアルコール指数はドンドン上昇です。


最後は大手筋商店街で第一回『伏見祭』プレイベントで開催される
「花魁・大名行列」ご一行様とおけいはんとのコラボカットで締め括ります。



きらら、初乗車!  ~叡山電鉄900系~

2015年06月18日 | 乗り鉄 私鉄編
まず冒頭にお断りです。

当ブログの新規記事を投稿しようと管理画面を開けると何故か?
以前のテンプレートから見覚えの無いテンプレートに変わっていました。

PC・ネットに疎い私は驚くと同時にとにかくこのままでは駄目だと慌てて
現在のテンプレートに変更しました。

殆ど閲覧者の無い過疎ブログなので問題は有りませんが一応弊ブログを
ご覧頂いている方にご報告でした。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

本日、叡山電鉄の900系『きらら』に乗車する事が出来ました。


                    (2014年11月08日 撮影)

私の好きな料金不要のクロスシート車です。
今年は一畑電鉄5000系や近江鉄道700系の初乗車を果たす事が出来ていましたが
更に新たな1ページを刻む事が出来ました。

地下駅である京阪電車の出町柳駅で下車。
地上に上がると叡山電鉄の出町柳駅は有ります。



3線有るホームはこじんまりとしています。
もっとも列車は単コロ、もしくは2両なのですが・・・。

華やかな装いの900系『きらら』が入線しました。


水・木は定期検査の為に2編成有る『きらら』の1編成はお休みとの事ですが
本日はメープルオレンジと呼ばれるカラーの903-904号車編成が稼動していました。



大型の窓を備えた車体は展望を第一に考えた車体です。
新緑のモミジ、紅葉のモミジが映える路線と言う事でモミジが
『きらら』のシンボルマークとしてあちらこちらにあしらわれています。




定刻に『きらら』は発車。
出町柳~鞍馬間は僅か12.6km、約30分という距離ですが、二軒茶屋からは
50‰の急勾配が有る山岳路線となるので実際の距離以上に乗り応えは有ります。



大きな前面窓を備える運転台。



こちらは『きらら』の特等席、窓に向かって配置されたクロスシート。
1両に8席のみとなります。
大型窓の上部には更に補助窓が配置され最大限の眺望を確保します。



それ以外は2+1列の固定クロスシートとなります。
それにしても料金不要の電車としては破格の内装と言えますね。



叡山電鉄は京阪電鉄の完全子会社なんですが京阪の8000系と共にグループで
料金不要の最高位の設備を持った電車を保有していると言えます。

途中で出す速度は60km/h程度で山岳区間では更に低い速度で走ります。



のんびりと洛北の景色を大きな窓から味わえる『きらら』。
想像以上に素晴らしい電車ですね。
100円程度の料金を取れば良いのに!と思いましたが
観光客以外にも途中駅間の利用者もかなり多い様でした。
まあ、これ程の車両に料金が要らないというのもかつて私鉄王国関西と呼ばれた
土壌なのでこのサービスは有りなんでしょうね。

是非、激混みは覚悟の上で紅葉シーズンに再乗車に挑戦したいと思いました。

鉄ちゃんの悲しい性か?
駅前周囲の写真を撮ると鞍馬散策は敢行しないと決めて折り返しの『きらら』で
再び出町柳へ戻る事にしました。



若い子らがスマホを向ける先には・・・



大きな天狗!
そらそうでしょ!
なんたってここは鞍馬天狗で有名な鞍馬なんですから~!



駅舎の横には引退したデナ21形の運転台と車輪が保存されていました。
そう言えば叡電ってそのデナ21形がまだ現役だった頃に乗って以来なんだなって
そう考えると久しぶりの叡電乗車です。



帰路は行きと逆となる向きの窓向きクロスシートに座り、反対の景色を楽しみました。




懐かしの緑を求めて

2015年06月13日 | 撮り鉄 私鉄編
前日の睡眠導入剤(アルコール)が多かったのか?
眠気と軽い酔いが有るものの気合を入れて起床。

実は今日から南海電鉄の7000+10000系の計8両が
懐かしの旧塗色をまとい走るのです。

今年で南海電鉄創業130年を迎える事と長らく南海本線の主力として
活躍して来た7000系が今秋に引退すると言う事も有って
今回の企画が実現したようです。

これまで南海の撮影は余りしていませんのでどこで狙うかすら決まってませんが
とにかく電車に乗り込んで適当な駅のホームからの撮影となります。

一番列車の送り込み回送までもう時間は無いのでとりあえず電車から降りて
カメラを構えますが土曜日という事もあるのか?
結構な人出でした。



自分の望むポジションは確保出来ませんでしたが何とか場所が確保出来ましたので
試し撮りをしながら到着を待ちます。


ところが何という事でしょうか?
ここは複々線区間なんですが高野線の列車と同時にやって来ました。
狙う7000+10000系は奥で高野線の6000系は手前、つまり『被り』です。
いっせいに皆から溜息がこぼれました。


それにしてもこんなに人気が有るのか?南海電鉄。(南海ファンの皆さん、ごめんなさい)
本当に多くのファンがカメラを構えていました。
気を取り直して折り返しの一番列車を狙う為に移動。

時間が無いのでまたもや適当な駅で狙いますが良いポジションが得られません。
ホームの移動を繰り返しているうちにターゲットはやって来ました。


下調べ無しの出撃が当たり前の私でしたが続けての失態に少々テンションは下がり気味となりました。

「まあ、2時間に一回は撮れるのだから・・・」

そう思いながら場所を探しつつ途中駅で撮影をしながら移動を繰り返しました。


JR西の221系に酷似した泉北高速の7020系。


特別ラッピングを施された30000系、「紫こうや」です。


ピーチカラーの50000系も活躍中です。


南海の最新鋭コンビ、12000系+8000系です。

撮影をしている間にウォーミングアップも完了!

どうにかまともに撮れそうな駅を見つけましたので7000系を先頭にした上のり「サザン」と
折り返しの10000系を先頭にした下り「サザン」を捕獲しました。

※第2ブログの“主鉄写日記”に写真は掲載しましたので当ブログでは割愛させて頂きました。

とりあえず写真の撮影は完了しましたので次は乗車です。


「サザン」は一部の名鉄特急と同じく一般の汎用車に特別料金を徴収する車両を
併結するスタイルですが今回は今秋に引退する7000系に敬意を表し一般車に乗車です。

車内の造作は年代に見合ったもので古びれたものですが走りは元気一杯!
昭和40年代前半に登場のそれも狭軌でありながら当時としては大出力の
140kwモーターがもたらす走りは軽快です。


運転台。マスコンやブレーキハンドルの木目が渋いですね。




到着した難波でも多くのファンがカメラを向けて撮影していました。



地獄と天国?の境目(笑)。
この様にスタイルも設備もまったく違う系列が一緒になっている所に面白さを感じます。

本来は梅雨と言う事で撮影に難儀していたのかも知れませんが今日は何とか天気に恵まれ
復刻なった緑の編成を撮影する事が出来ました。

9月までは7000系も最後の力走を見せてくれるようなのでまた機会を見つけて
撮影&乗車に赴きたいと考えています。















OM-D E-M10で撮ったアジサイ

2015年06月10日 | 花・植物
梅雨に入りジメジメした環境では身体も必要以上に疲れを感じているのでしょうか?
なかなか気合を入れて「さあ、撮りに行くぞ!」と言う気分にもなれませんね。

休みの前日はいつもよりも多めのアルコールを取り入れてしまい
肝心の休日は早起きも出来ずグダグダになる事が多くなりました。

この休日もそんな感じでしたが何もしないで一日を終えるのも嫌だと思い
愛機OM-D E-M10を持ち出しアジサイ園に向かいました。

見頃はこれからの様で全ての品種が咲いている訳では有りませんが
それでも多くの種類のアジサイが咲いていました。

まずはマウントアダプターでFD50mm F1.4を着けて撮影です。
開放絞りでは余りにも滲みが酷いので半絞りだけ絞ってみました。

デジタルカメラを手にしてからは明るい単焦点レンズは使う事が無かったので
このボケ味は新鮮に感じますね。

続いてはダブルズームキットの望遠を担当する
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rを着けての撮影です。

軽くて見た目はとてもチープなレンズですがおよそ1万円ほどのお値段で付くレンズとは
思えないほどシャープな描写で実際に使い始めてからはお気に入りのレンズの一本です。
焦点距離は150mm(35mm判換算300mm)のテレ端で絞りは開放で撮っていますが
後ボケは煩くなく安価なズームとしては素直なボケですし開放でも
甘さや緩さは殆ど感じられません。


この写真も同様にテレ端の開放絞りでの撮影です。
ほぼ任意の場所にフォーカスポイントを持っていける81点のAFも静物撮影にはとても便利です。


アジサイの花は形、色とも多種多様で私の様な素人でも焦点距離や
絞りを変えるだけでそれなりの写真に見えるので有りがたいと思います。


1万円にも満たないフイッシュアイ・ボディキャップレンズで撮りました。
群生したアジサイの背後を黄金色に染まった麦が広がっていました。

最後は多重露光とE-M10のアートフィルターで撮った写真で〆させて頂きます。