特急彗星号のブログ

鉄道を撮って、乗って楽しみたいオジサンのブログです

秋突入!近鉄で新旧鉄分補給

2024年10月14日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
ようやく秋らしさを感じられる様になりましたね。
世の中は三連休ですが私は飛び石連休だったので初日、近鉄にて鉄分補給を行って来ました。

24年ぶりとなる一般車両『8A系』も今月から運用開始という事も有りその姿を収められたら良いかな?
という事で奈良・斑鳩1dayチケット購入し、京都・奈良線をブラブラして来ました。

取り敢えず奈良へ向かい上質な乗り“鉄分”補給という事で朝の“奈阪ひのとり“で難波を目指しました。
土休日は8:01分発の1本しか有りませんが8両編成で運行。


乗車したのは8両編成で一番新しいHV53編成です。

初めて名阪ひのとりでプレミアムシート最前列をゲットしその乗り心地を堪能したHV53編成なので
私にとって思い入れの有る編成だと言えます。

30分余りの至福の時はアッという間に過ぎ去りその後、上本町駅構内に有る立ち食いうどん店でお腹を満たしました。



フリー乗車区間内を移動しつつ8A系との遭遇を目指そうと思いましたが当日は秋晴れの好天!
久しぶりに大阪・奈良線が並走する複々線区間で撮影するのも悪くないなぁと思い今里駅へ向かいました。

かつては阪伊・阪奈特急の運行も多く特急を含む豪華な並走シーンを見る事が出来ましたがそれも過去の話。
とは言うものの今では相互乗り入れの阪神車両も走り行き来する車両達を眺めるだけでも飽きませんね~。


8600系

全記事に続いての登場、丸屋根8600系




22600系

2+4連のALL Ace編成。
私にとって唯一、塗色変更による残念感が薄かった系列です。
とは言うもののあの“スズメバチ”カラーは最高でした!




丸屋根と角屋根が行き交う

不死身か?(笑)と思われた丸屋根系列ですが8A系の増備と共にこの様な光景も少しづつ貴重になるのでしょうね。




阪神1000系

「大阪・関西万博」ラッピング仕様の編成です。
近鉄や京阪のそれと比べるといささか地味というか簡素と言うか・・・




ひのとり&ひのとり




21020系 アーバンライナーnext

今でも私にとって存在感の高い車両です!




50000系 しまかぜ

近鉄観光特急の代名詞。
未だにまったく色褪せない存在感は流石ですね~!


ただ行き来する車両達を撮影しただけですが楽しかったです。

ただ残念ながらこの日は奈良線にて8A系とは遭遇出来ず・・・の為、京都線へ移動。



30000系 VISTA EX

かつての近鉄特急の代名詞だったビスタカー。
今も汎用特急の主力として活躍中ですがこのカラーリングだけは今だに馴染めません。
引退を迎える前には何とかかつてのカラーに復刻して走らせて貰えませんかね?、近鉄さん!
是非!サニーカーと共に・・・!!


その後は当初の目的、8A系をGET!

8A系

流石に24年ぶりの新車という事で存在感の有る新人登場!といった印象を受けました。
これからの活躍が楽しみな所ですがこうなると少し前の12200系同様、数を減らしていく丸屋根車の活躍ぶりを
しっかりと記録していかないといけませんね。

と言いながら丸屋根車が尽きる前に私の命の方が先に尽きるかも?(爆)。


もう一つのナローゲージを味わう

2024年02月21日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
日本に於いて旅客輸送を行う鉄道のゲージ、つまり線路・軌間の幅は4種類。
1435㎜・1372㎜・1067㎜・762㎜が存在します。

1435㎜は鉄道発祥の地、英国で採用された軌間の幅でこれが国際的に標準軌(標準軌間=standard gauge)とされました。
それよりも広い軌間を広軌、狭いものを狭軌と呼び区別されています。

新幹線や在来線の多くは標準軌1435㎜、狭軌1067㎜を採用していますが京王、東急で見られる1372㎜や
特殊狭軌と呼ばれる762㎜は少数派と呼べる存在です。

そんな中、特殊狭軌と呼ばれるナローゲージはかつて軽便鉄道に多く用いられた存在でしたが
高速大量輸送能力に乏しい事から徐々に衰退。
今では三岐鉄道北勢線(三重県桑名市・いなべ市)、四日市あすなろう鉄道の内部線・八王子線(三重県四日市市)と
黒部峡谷鉄道本線(富山県黒部市)の3社4路線しか存在しないという状況です。


という事で私個人的には、一昨年に初めてナローゲージを初体験!

楽しんだ翌日はナローを味わう ~四日市あすなろう鉄道~

小さく可愛い車体に吊り掛け駆動のモーター音。
そして規格の低い線路がもたらす乗り(揺れ)心地は独特でそれら要素の全てが新鮮でした。

鉄チャン歴ウン十年の私も初めてのそんな体験に感激一杯の時間でしたがその後の情報収集で
四日市あすなろう鉄道と同じく旧近鉄線だった三岐鉄道・北勢線に更に鉄分が濃い車両が存在する事を知りました。


三岐鉄道と言えば今や私鉄としては稀有な貨物輸送を行うローカル私鉄ですが近鉄から継承した北勢線も
その魅力に負けず劣らずの存在なんだとこの歳で気付きました(汗)。


という事で2月4日の日、近鉄では私の拠点となる京都から橿原神宮前行き特急に乗車。

大和八木からは名古屋行き“ひのとり”で一路名古屋へ!


この日は前日からの寒波による冷え込みで近鉄沿線にも積雪が・・・。
思わず途中で下車して撮影したい衝動に駆られましたが抑えて名古屋へ。


今回も近鉄週末フリーパスを購入しての利用なので“ひのとり”下車後は改札には向かわず
直接伊勢方面行きの急行へ向かい乗車!


近鉄桑名駅に隣接する三岐鉄道・西桑名駅

西桑名駅に着くと黒っぽいラッピングを施された270系が発車寸前!
ここで慌てて『三岐鉄道1日乗り放題パス』を購入!改札を駆け抜け乗車。

大人1,200円で三岐線・北勢線が一日乗り放題のパスです。








この写真からもお判りでしょうが四日市あすなろう鉄道と同じく鉄道車両としてはかなり
小ぶりな車体というのがお判りいただけるでしょうか?


実は今回、最大の目的は200系と呼ばれる古い電車との遭遇なんです。
三重交通時代の車両で何と!連接構造を持つ車両なんです。

登場時、独特のカルダン駆動を備えていたらしいんですがその特殊性が仇となり
電装解除されてその後新造された電動車270形と編成を組み現在に至っています。

現在は三重交通時代の塗色となり二枚窓が特徴的な湘南形形状を持つことも有って是非見てみたい!
そんな思いで北勢線へ訪れたのです。

ただ200系の運用も分かりませんので出会いは運任せ風任せ。


途中駅で行き違いの為に停車。
何が来るのかとホームで待ってると・・・。


何と!お目当ての200系!が来た~!!

形、そして色も渋~い!


本来は終着駅まで向かうつもりだったのが慌ててこの200系に飛び乗りました!




連接構造の連結部。


独特の構造や乗り心地を味わいながら200系の魅力を満喫!


マスコンハンドルのデザインもしっかり近鉄しているのが面白いですね!

西桑名到着後、ある踏み切に向かいます。


ここは日本で唯一、三岐鉄道特殊狭軌762㎜・JR東海1067㎜・近鉄1435㎜3種のゲージが有る
希少な踏切なのです。


因みに762㎜ゲージの幅に対して私のカメラバッグはこんな感じ・・・です。

この後は三岐線へ向かい三岐線の乗り鉄を堪能しましたがナローの北勢線に貨物・西武旧車の三岐線と
三岐鉄道の魅力をしっかり感じる一日でした。










『近鉄全線2日間フリーきっぷ』で鉄分補給  その2

2023年07月07日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
“とばしまメモリー なみの章”編成の乗車は松阪までとしました。
途中で降りだした雨は本降りとなりましたのでのんびりと乗り鉄を継続です。

この後、名古屋方面に向かいますが伊勢~名古屋間の急行の主力と言えば5200系。
私の好きな車両ですが大阪線で乗車する機会がめっきり減りましたので5200系で
名古屋までしっかり乗り心地を堪能したいと思います。

鳥羽→松阪→近鉄名古屋 (運賃2,070円)





5200系 車内

御覧の通り通路幅寸法を極力広く取ったので座面左右のゆとりは有りませんが背もたれも高目で
シートピッチも910㎜有り、座席下の斜めになった切り込み部分に足を乗せられますので快適です。

クッションも柔らかめで快適なんですが登場から少々時間が経過しているためかへたって座り心地が
悪化しているシートに当たる可能性が有ります。気をつけましょう(笑)。

約1時間半の5200系の快適な旅は終了しました。


久しぶりの近鉄名古屋駅。

宿に入るまでまだ時間が有りましたのでウェストミンスターチャイムで始まる発車メロディを聞きながら
何本かの特急列車を見送りました。

駅を構内をあちこち見ていると、こんな飾りや・・・


こんな自販機も・・・。


きっと喜んでいるのは鉄道ファンだけなのかも知れませんね。


《1日目 運賃合計 5,970円》


 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


一夜明けて鉄分補給2日目のスタートです。
天気予報では曇り時々雨だったのですが僅かに薄日が差すような曇り空です。

今日は以前から見てみたかった近鉄名古屋線と三岐鉄道三岐線との並走区間に向かいます。


近鉄名古屋→近鉄富田→近鉄四日市 (運賃760円)

朝からひのとりとアーバンとの並びなんて我が京都駅では絶対見れない贅沢な光景です。


近鉄富田に向かいます。
急行停車駅なのでまたもや5200系に乗車。

乗車時間は約30分。
軽快に飛ばす5200系、やっぱり良いですね~。


近鉄富田

隣接するホームには旧西武車が止まっています。

ホーム端から名古屋方面を向いて三岐線と並走する区間を眺めるとここからその区間が撮れる感じです。
両線の時刻表を見比べる同時発車の時刻を発見!
但しいわゆる“ケツ打ち”という後ろから撮影となりますがそれも良し!としましょう。


ACEとAceのすれ違いシーン


大阪へ急ぐアーバンライナーplus


三岐の車両もやって来ました。


元西武車と言えば地元の近江鉄道でもお馴染みなので親近感を覚えます。


そしてやっとそのシーンがやって来ました!

三岐801系&近鉄2445系の並走

奇しくも近鉄車両もカラフルなラッピング編成でしたので色彩的にも面白いシーンが撮れました。
どんな組み合わせでも異なる会社の車両が顔を合わせるシーンは幾つになっても興味深いものです。


近鉄四日市→近鉄名古屋 (運賃760円)
撮影を終えて近鉄四日市へ向かいます。
この後の行動予定は未定でしたが一旦名古屋へ戻り再び乗り鉄を楽しむ事としました。

暫くご無沙汰の“ひのとり”レギュラーシートで大阪へ向かおうかと思いましたが色々と思案した結果
時間と手間が掛かるものの伊勢中川で乗り換えて大阪へ向かう特急乗り継ぎを敢行する事にしました。

近鉄名古屋→大阪難波 (運賃2,860円・特急料金1,930円)



12600系 賢島行き特急

赤幕表示が印象的な12600系サニーカー。
京都・橿原線では12400系に乗る機会が多いのですが12600系は久しぶりです。



青色モケットに変更されているもののシート自体は登場時の時代を感じさせますね。


ひじ掛けからテーブルを引き出し弁当を置くと雰囲気は“昭和の特急”(笑)。

「たまに古いのに乗るのも良いなぁ~」弁当をつまみながらビールを飲み始めましたが・・・・・

「すごく揺れる~」

車端の座席というのも影響は有ると思いますがローリングを中心とした揺れに時折り左右にガツン!と衝動も有ります。
台車や車輪の摩耗等々色んな要素が有ると思いますが久しぶりに激しく揺れるのに当たりました。

まあこの揺れを味わう位の寛大な心を持ちましょう。

揺れを堪能した後は伊勢中川で乗り換え。
賢島発大阪難波行き伊勢志摩ライナーに乗り換えです。

揺れで疲れすぎたのか?
やって来た伊勢志摩ライナーの外観を撮り忘れました(汗)。

往路と同じ伊勢志摩ライナーなのですが復路では車内探索中心に・・・。






ツイン・サロン席

ツインは2人、サロンは3名以上であれば特急料金だけで乗車出来ます。
シートはリクライニングしないものの余裕のシートピッチとソファさながらの厚みの有る
クッションは凄く快適ですね。



デラックス席

アーバンライナーでもお馴染みのデラックスシート。
リニューアルでガラリとイメージは変わりましたがこちらもシートそのものは登場時のモノです。
ゆりかご式では無いのでリクライニングさせた時のお尻の収まり具合はイマイチなのが残念です。

その1でも触れましたが23000系伊勢志摩ライナーの魅力の一つにパワフルな走りっぷりが有ります。
登り勾配でもグイグイ行く加速感は復路でも健在。


新青山トンネルの勾配を駆けあがる



大阪難波に到着!
改めて伊勢志摩ライナーの魅力に触れられた2日間でした。

大阪難波のホームでしばし休憩。


鹿が走っていたり・・・


外人さんは“ひのとりグッズ”の自販機に興味津々!

難波駅にもこの自販機、有ったのですね~。


さて、ここからラストスパートですがどうしようかと思っていたら目の前に阪神1000系の
奈良行き快速急行がやって来たのでこれに乗車しました。

大阪難波→近鉄奈良 (運賃680円)

混んでいましたが乗客の入れ替わりで空いたシートを確保。
この2日間で唯一となる阪神車で鉄分補給。

そう言えば1日前の午前はこのルートの逆を“ひのとり”プレミアムシートに乗車していた事を思い出しました。

料金必要な列車が快適なのは当たり前ですが例えロングシートの通勤車でもそんな列車同様に乗っていて
楽しく感じる事が出来るなんて・・・。
そう思えるのはここ数年前からですね。

若い頃はロングの通勤車なんて興味なんて全く無かったのですが今ではロングシートの座り心地すら楽しめる。
これって近鉄さんのお得な切符で長時間ロングシートの通勤車に乗る機会が増えてからじゃないかと思います。


近鉄奈良→京都 (運賃運賃760円)




こうなると締めの列車はお隣のホームから先行して発車する特急ではなくて奈良から京都に向かう
急行の方が相応しいでしょう。

先頭は1252系2連に8000系4連併結の急行です。
乗車したのは1252系ですがドア寄りの手摺り(肱置き)は腕も乗せ易くその点は良いのですが
個人的には先程の阪神車や“丸屋根”と呼ばれる旧型式の椅子の方が掛け心地が良いと思っています。

2日間の主に乗り鉄による鉄分補給も少々疲れのせいかロングシートに揺られながら所々寝落ちしたようで
意識をはっきり取り戻したのは京都市営地下鉄烏丸線の分岐駅である竹田に着いた時でした。

この後京都までの高架線区間を流すように走りながら京都駅到着前の儀式?信号待ちを経て
2番線に列車は滑り込みました。




《2日目 運賃合計 5,820円》

という事で1日目、2日目の運賃を合算すると・・・

11,790円となりました。
単純に8,790円お得と言えそうなのですが今回は各種特急も利用しましたがその合算料金は・・・

特急料金6,660円。

合算運賃から合算特急料金を差し引くと2,130円となりました。

結果として2,130円お得となりましたが特急不使用では今回のような安楽な乗り鉄による鉄分補給は不可で
単純に8,790円お得だ~と喜べませんね。

しかし駅での乗下車を伴わない折り返し乗車を含め、一般乗車券では不正とも取られかねないケースを
気にする事もなく乗車を楽しめるのはストレスフリーなので有り難いし今後もこの様な
お得な企画乗車券の販売を近鉄さんには是非!継続販売して欲しいと思います。

それにしても正直な所、近鉄さん・・・運賃、かなり上がりましたね(汗)・・・です。


『近鉄全線2日間フリーきっぷ』で鉄分補給  その1

2023年06月30日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
タイトル通り『近鉄全線2日間フリーきっぷ』で近鉄で鉄分補給してきました。

発売期間(前売り限定)は2023年5月8日(月)から2023年6月28日(水)で有効期間は
2023年6月1日(木)から2023年6月30日(金)までのうち、発売時に指定した乗車開始日から連続2日間です。
きっぷのお値段は大人 3,000円・小児 1,500円です。



昨年も同種きっぷの販売が有りましたが同じ金額で1日乗車期間が長い『近鉄全線3日間フリーきっぷ』でした。
今年は有効期間が1日減った『近鉄全線2日間フリーきっぷ』となりましたがそれでも十分安いきっぷです。
特に今年は近鉄は運賃の値上げを行いどちらかと言えば高い運賃が更に高くなったので途中駅での下車を
頻繁に伴う乗り・撮りを楽しむのに正に“神きっぷ”だと思います。

という事で2日間、しっかり楽しんだ様子の報告となります。

基本、スマホのカメラでチャっと撮る写真が殆どなのでご了承くださいませ。
   
   
 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


起点となる駅は京都駅です。

京都→近鉄奈良 (運賃760円・特急料金520円)

トップバッターとなるのは近鉄奈良行き特急。
22000系ACEです。





リニューアルを受けた車内は登場から30年経過したとは思えない程です。
シートピッチは後輩たちに比べて少し狭い1,000㎜ですがリニューアル時に入れ替えられた近鉄ご自慢?のゆりかご式シートは
テーブルはもちろんカップ・傘ホルダーに充電用コンセント、そしてフットレストをも備えた優れものです。

近鉄奈良までの35分間はあっと言う間であっけなく到着。


近鉄奈良→大阪難波 (運賃680円・特急料金520円・ひのとりプレミアム料金300円)



80000系ひのとり


“ひのとり”と言えば本来は名阪甲特急がメインの仕業なんですが朝夕の入出庫に伴うアルバイト?運用が有り
大阪難波~近鉄奈良間で“ひのとり”乗車を楽しむ事が出来ます。

既に名阪ひのとりのプレミアム先頭席での乗車は何度か体験済みですがこの日はプレミアム最前列シートの
予約(もちろん何日も前から押さえています)が取れたので阪奈ひのとり乗車を組み入れました。





僅か32.8km・35分の乗車時間に運賃・料金合わせて1,500円は少々高いですがひのとりプレミアム先頭席を
ゲット出来たなら味見乗車としては良いのではないでしょうか?


辛うじて先頭席から平城宮跡の朱雀門を・・・





トップバッターのACEと同じ35分の乗車時間ですが遥かに静かで快適なひのとりプレミアム席では
更に乗車時間が短く感じますね~(笑)。



続いて大阪難波からは伊勢方面へ向かうのですがせっかくなので大和八木で乗り換える乗車を選択。

大阪難波→鳥羽 (運賃2460円・特急料金1640円)


近鉄では特急乗り換え駅でその乗り継ぐ列車の接続時間が30分以内であれば特急料金の利用キロ数を
通算して計算してくれるので有り難いです。

因みに今回は大阪難波から鳥羽へ向かうのですが名古屋行きアーバンライナーに乗り、大和八木で下車。
そして京都から賢島へ向かう伊勢志摩ライナーへ乗り換えて鳥羽へ向かうという乗車をチョイス。

このケースだと同じ運賃・料金で2種の列車を味わえます!

1番目に味わうのは・・・




21020系 アーバンライナーnext

個人的には近鉄車両の中で2番目に好きな車両なんです。









確か、ゆりかご式シートを最初に導入したのがこのnextだったと記憶しているのですがそのシートも
登場から20年を過ぎておりシート表皮の変更がされていました。

シート自体の変更は無いようで背もたれ後部のテーブルも従来通り無くひじ掛け内蔵タイプのみです。
しかしよく車内を見回してみると・・・



窓下壁面に充電用のコンセントが設置されていました。
いかにも後付けといった感じで差し込み口も一つだけなんですが料金を必要とする列車には必須の装備なんでしょうね。

大阪難波から大和八木までは30分。
これまたあっという間の乗車です。

アーバンライナーnextから降りてホーム向かいに停車中の京都発賢島行きの伊勢志摩ライナーへ乗り換えます。





乗り換え時間は僅か4分。
慌ててホームにあるコンビニへ駆け込みアルコールを確保!



先程まで乗っていた名古屋行きアーバンライナーnextが先に発車しました。
そして今私が乗っている伊勢志摩ライナーは2分後に発車します。

つまり名古屋と伊勢方面への分岐点である伊勢中川まで2分差の続行運転という事なんですね。


23000系 伊勢志摩ライナー

こちらも登場から既に30年が経過。

約10年前には大幅なリニューアルを行い有料特急として今の時代においても恥ずかしくない雰囲気は維持しています。
ただシートそのものは変更されていないので座り心地は一世代前の懐かしさを感じるものです。

座って少々時間が経過しお尻がシートに馴染むと私の世代には安心感を感じる座り心地と言えます。

個人的には実際のスペックはともかく上り勾配における力行時のパワフル感を感じるのは
この23000系と21000系ですね。



大和朝倉を過ぎると車窓には長閑な緑が広がり大阪線名物と言える連続上り勾配区間が現れます。



いつもこの区間に来ると運転席後部にある「パノラマデッキ」で前方の風景と速度計を眺めに行きます。
33.3‰連続勾配を物ともせず速度計の針は120㎞/hへ届こうとします。

やっぱり近鉄特急車のパワーは凄いですね~!

席へ戻りアルコールを体内に注入しながらしばし車窓を楽しみます。

松阪を過ぎた辺りから再び「パノラマデッキ」へ向かい速度計を眺めに行きましたがこの日は
遅れも無い定刻運行の為か『130』を指す針は見れませんでしたが繰り返される110→120㎞/hの加速は気持ち良いですね。
マスコンを後ろに引いたらモリモリと加速感が湧き上がり速度計の針が上昇していきます。

伊勢志摩ライナーの快走が終わりを告げるとこまめに伊勢市・宇治山田・五十鈴川で伊勢神宮への参拝客を下ろし
左手に時折り海岸線が近寄ると鳥羽到着です。






今回、伊勢志摩方面を第一の目標にしたのは“とばしまメモリー”というラッピング列車の運行です。


ラッピング列車「とばしまメモリー」2編成がデビューします!
~鳥羽・志摩の魅力をたっぷりのせたラッピング列車~



近鉄の伊勢志摩地方のラッピング車としては“ミジュマルトレイン”がファンにはお馴染みですが
新たなラッピング車、それも2編成(と言ってもワンマン2連ですが・・・)が活躍中。

ラッピング列車マニアでは無いのでそれ程食指は動かなかったのですが埴輪をモチーフとした
「こふん列車」をかつて南大阪線で走らせそれを撮影した経験からラッピング車に対する
抵抗が減ったのではないかと思っています。

昨年は『近鉄全線3日間フリーきっぷ』でミジュマルトレインの乗り・撮り鉄を楽しみました。

近鉄全線3日間フリーきっぷで鉄分補給 その1




伊勢志摩ライナーで鳥羽へ向かう途中に明星検車区で休む“とばしまメモリー うみの章”編成を目撃したので
残る取り“とばしまメモリー なみの章”編成との遭遇を目論んで取り敢えず鳥羽駅付近でしばしの撮り鉄を楽しみお昼の腹ごしらえ。






鳥羽駅、それもJR側にある食堂で頂きました。











今まで何度も素通りしていたお店ですが実に美味でした。


満腹でほっこり、気合を入れて“とばしまメモリー なみの章”編成捕獲へ向かいます。


ラッピング車は2両編成。
天気も悪く気合の入った写真も叶いませんがある駅で待ち伏せしました。


運良く1時間程待っていると“とばしまメモリー なみの章”編成と遭遇。




外観の写真を押さえ発車時刻を確認すると数分の猶予が・・・。
慌てて対面ホームへ向かい“とばしまメモリー なみの章”編成へ飛び乗りました。

こういった時に乗り降り自由のフリー切符は有り難いですね。
いきなりの行動による不正乗車を防げますので。

飛び乗った“とばしまメモリー なみの章”編成の車内を何枚か撮影しました。
















南海さんの加太線・“めでたい電車”にはもう一歩届かないかな?といった感じですが
こふん・ミジュマル・ならしか・・・少しづつ経験値が高まっているのか良い感じですね(笑)。

今年もお世話になります! “阪急阪神1dayパス”

2023年04月17日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
関西圏に在住しているので自ずと関西私鉄での鉄分補給が多くなる訳ですが撮り鉄・乗り鉄を安価に楽しめる
フリー切符の存在はとてもありがたいですね~!

中でも最近利用頻度が増えているのが過去、弊ブログでもご紹介した“阪急阪神1dayパス”です。
その名の通り阪急・阪神の全線に加え神戸高速線の一部区間にも乗れて僅か1,300円(大人)なんです。
この切符を利用すればその有効区間内で阪急・阪神・山陽・近鉄各社の車両に乗ったり撮ったり出来るんです。

という事で先日ぶらりと阪急・阪神の車両達に乗り・撮り鉄を楽しみました。

まずは阪急から・・・。


阪急7000系



阪急8000系



阪急1000系



阪急1000系


阪急神戸線の特急に乗車すると京都線・宝塚線に比べて乗っていて爽快感を味わえます。
緩曲線やアップダウンを伴う線形を最高115km/hで走る訳ですが触り心地の良いロングシートに身を任せ
軽やかに唸りを上げるモーター音を味わいながら向かいの窓を流れる風景を眺めていると
阪急電車の魅力を少し理解した様な気さえしますね。




続いて昨年から訪問頻度が増している阪神電車。


阪神1000系

近鉄撮りの多い私にとって一番馴染みの有るのが近鉄難波・奈良線に乗り入れてくる1000系ですね。





阪神8000系

阪神の優等系列で一番遭遇するのがこの8000系です。
撮っても乗っても地味だなっていうのが素直な印象ですね(笑)。



阪神5700系

今年初めて乗車・撮影して好印象だったのがジェットシルバーこと5700系です。

私の兄弟ボログ?でその時の印象をご紹介しています。

阪神電鉄 新旧“ジェットカー”



阪神5500系

先代ジェットカーです。
現行編成はリノベーション車両と呼ぶリニューアルを受けて5700系に近いイメージへ変わりました。



阪神5550系

前述5500系をベースとし僅か1編成のみの存在という阪神電鉄ファンにとって虎の子系列といえるのでは?
こちらは5500系よりも登場が新しい為かリニューアルを受けておらず私の様な阪神電鉄歴の浅いファンには
そのカラーリングは貴重な存在と言えます。


今回は阪急・阪神車のご紹介となりましたがこれ以外にも近鉄・山陽車や京都・嵐山線に行けば6300・9300系の
クロスシート車や土日祝なら“京とれいん雅楽”も味わう事が出来ます。

是非、関西圏にお越しの際は“阪急阪神1dayパス”での鉄分補給を楽しんで下さい!






サザンでめでたいな~?

2023年03月05日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
南海電鉄。

過去には「こうや」・「ラピート」といった看板特急の乗り・撮り鉄を楽しみました。
また「サザン」も新型12000系「サザンプレミアム」も含み撮影はしたものの未乗でした。

何故に「サザン」に未乗なのか?

「サザン」を意識したのはもう8年近く前になりますが復刻塗装の特別運行の時ですね。
This color brings back memories.  ~南海7000系・10000系~


私にとってそれ程興味を持たない南海電鉄ですがこの時は幼心に記憶の有る南海カラーの復刻編成撮影に
ワクワクしながら出撃しました。
が、その撮影時に一般車の7000系には乗車しましたが10000系には未乗でした。

正直、ロングシートの一般車と併結する10000系の地味なスタイルに有料特急としての魅力を感じませんでした。
純然たる通勤型一般車と同等の走りスペックというのも特急車としてのインパクトに欠けるのです。
実用上、問題は無くとも有料特急車が低い歯車比で唸りをあげる走行音は許せませんよね(笑)。


でも私自身が歳を重ねる毎に寛大な気持ちを持つ様になったのか?嗜好の変化か?
特別車+一般車というサザンと同様の構成を持つ名鉄特急に対してもその存在意義というか価値観を
素直に認められる様になりいつしか「サザン」の座席指定車両の乗車機会を伺っていました。


その機会を生んだのは『めでたいでんしゃ』でした。

弊ブログでいわゆるラッピング車の紹介が増えているのは私も薄々感じていたのですが
『めでたいでんしゃ』が走る加太線は僅か9.6 kmの支線。
そんな支線に4編成もの専用列車を投入する力の入れ具合に興味を覚えていたのです。

という事で今回は「サザン」乗車と「めでたいでんしゃ」の乗り・撮りを楽しむべく出撃と相成りました。








私の居住地から難波は少々遠いのですがこの日は頑張って早起きしました。
南海では最新鋭となる12000系「サザン・プレミアム」を狙っての乗車です。

気になる一般車の併結相手は8000・8300・9000系という事ですが当該列車は一番古めかしい
9000系とのペアでやって来ました。



過去に撮影したのは「サザン・プレミアム」に8300系のペアで最新型編成といった感じでした。
今年の初撮りは南海電鉄

この写真ではリクライニングシート有料車とロングシート一般車の併結ではありますが
車体断面等はほぼ変わらず違和感は殆ど有りませんが9000系とのペアでは違和感たっぷり!
しかし、齢を重ねた私にはこの組み合わせに嬉しさを感じたのでした。





スマホ写真で申し訳無いのですが12000系の車内の様子です。
シートピッチは測定出来ませんでしたが1,000mm程は有るようです。

掛け心地は近鉄特急の背もたれを倒すのに合わせて座席後部が沈み込むゆりかご式と呼ぶ
リクライニングシートに慣れたせいかリクライニング時のお尻の納まり具合に不満が有りました。

乗り心地に関しては軌道の状況が大きく影響した様で1,067mmの狭軌が云々では無く
曲線区間も多いのが禍したのか快適感はミニマムというのが偽ざる感想です。



この日は最前列右側の特等席に座れたのですが前面窓の下縁が少々高く首を伸ばさなければ
全面展望を楽しめませんでしたしそれよりも真正面に乗務員のかばんがデン!と置かれ
そのかばんが前面展望を大きく邪魔していた事が大変残念でした。
この辺りは悪気は無いにしても少しだけ乗客に対して気遣って欲しいと感じました。

62分の『サザンプレミアム』の旅は終わりを告げ和歌山市に到着!

加太線はひと駅難波寄りの紀ノ川が起点なんですが加太線の列車は和歌山市発着なので
『サザン』から直接に乗り継ぐ事が出来ます。



『めでたいでんしゃ・かしら』が待っていました。

隣に見えるのは紀勢線・ワンマン仕様の227系1000番台です。
古い南海車とJR西の最新鋭車が顔を揃えるなんて・・・面白いですね。
どちらも2両ワンマン仕様です。

この並びを眺めた後『めでたいでんしゃ・かしら』に乗り込みます。







『めでたいでんしゃ・かしら』

7100系を改装した『めでたいでんしゃ』シリーズの4編成目。
“冒険船”をイメージ、そこに音楽・宝や冒険をモチーフにした車内外のデザインになっています。







和歌山市を発車した時点で座席のほぼ半分が埋まる状況でしたが一駅毎に乗客が下車し
西ノ庄を過ぎると2両目は乗客ゼロ!
お陰でこんな写真を撮る事が出来たのです。

和歌山市から30分で終点・加太に到着。





春の陽気を感じながら徒歩・15分程で加太港。
港に面した通りには幾つかのお店が有り、鯛をはじめとする新鮮な魚を味わえます。

今回訪れたお店は一切撮影はNGという事でしたので料理のご紹介は出来ませんが
大変美味しい料理を頂くことが出来て大満足でした!

お腹を満たした後は加太線フリー乗車券で電車の撮影・乗車を楽しみました。


『めでたいでんしゃ・かしら』


『めでたいでんしゃ・なな』


『めでたいでんしゃ・かい』

この日は全4編成中、3編成を撮影する事が出来ました。







『めでたいでんしゃ・なな』車内



和歌山市駅で休む『さち』『かい』

4編成共、内外装はそれぞれカラーやデザインが違うのでこれらの乗り比べも面白いですね。

今回は『めでたいでんしゃ』のトップバッター『さち』の運行には会えませんでしたが
またいつか機会を作り加太線を訪れたいと思います。




今回のミニトリップは『サザン』で締めくくります。

1本前の『サザン』は『サザンプレミアム』だったのですが今日は『サザン』の
乗り比べも目的の一つなのでそれは見送り10000系『サザン』に乗車。





車内は以前乗車した30000系『こうや』の雰囲気に似ています。
一世代、いや二世代前の有料特急車!昭和の香りが漂って来ます。




御覧の様なシートですが意外にこのシートとても柔らかくそれでいて
掛心地が良く、個人的には12000系よりグッドです。

窓下の壁面がカーペット仕様というのが珍しいですね。

今回は『めでたいでんしゃ』と『サザン』とを満喫出来て正にめでたいな~で
記事を締めくくりたいと思います。












久しぶりの阪急で鉄分補給 “ミッフィー号”

2022年10月16日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
少し前の事ですが久しぶりに阪急電鉄にて鉄分補給をしてきました。


阪急&阪神線が一日乗り放題で1300円という実にお得な切符を手にして出発進行!

当日は天気も悪く「今日は乗り鉄の日かな?」と思いつつ途中駅で下車。
すると大阪梅田方面からラッピングを施された編成がやって来ました。


ミッフィー号

ミッフィーというキャラクターに興味は有りませんが一応スマホで阪急のサイトを検索すると
2022年8月3日(水)〜 2023年3月30日(木)の期間、ミッフィー&阪急電車コラボキャンペーン♪という事で
京都・神戸・宝塚線それぞれでこの様なラッピング車を走らせているようです。

そう言えば阪急で過去にもこの様なキャンペーンで可愛らしいキャラクターを車体に纏ったのを見かけましたね。

再びやって来た電車に乗車、移動開始しましたが少しだけ阪急電車の記録撮影をしようと途中で下車。



5300系

私の若い頃(かなり前ですが・・・)、京都線特急は6300系、急行は5300系というイメージでした。
まだ健在で頑張ってるようですね。
未だにスカートが装着されていないので余計にレトロ感を感じてしまいます。



1300系

阪急における最新系列のシリーズです。
列車種別表示のグリーンが鮮やかですね!



7300系 非リニューアル車



7300系 リニューアル車



1300系 ミッフィー号

先程見かけたミッフィー号が京都方面より折り返してきましたが見事被ってしまいました(涙)。




9300系

京都線特急系列向けの主力9300系ですが朝夕に阪急に乗る機会が殆ど無い私には『快速急行』の
黄色地の列車種別表示は新鮮ですね。




シートピッチ950mmという数値は料金不要の転換クロスシート車としてはゆとり有るものですが
先代の6300系に比べてシートは固めで着座感は個人的には?・・・といった感じです。

そう言えば先日、阪急も2024年を目途に有料座席指定サービスを導入するという記事を
目にしましたがどの様なサービスを提供するのか興味が有りますね。

天気もイマイチなのでこの後は乗り鉄に切り替えようと梅田へ向かいます。

そこで目にしたのは・・・



1000系 ミッフィー号

神戸線向けのミッフィー号です。
そう言えばホームにはカメラを構えた妙齢の女性を何人か見かけましたので今回のコラボは
鉄チャン以外のファンを呼び込む事に成功しているのではないでしょうか?





この後は写真は有りませんが阪神線に乗り換え三宮へ向かい再び阪急線で梅田、そして発地の京都へ戻りました。

記事には紹介していませんが途中で『京とれいん雅洛』の乗車も果たしました。
これで1300円というのは本当にお得ですね!

大満足です!!



〈あをによし運行開始記念〉大阪・奈良・京都 三都めぐりきっぷで鉄分補給

2022年09月26日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
オジサンの休日の行動を晒したところで恐らく喜ぶ人など皆無でしょうが晒してみましょう(笑)。

昨日、〈あをによし運行開始記念〉大阪・奈良・京都 三都めぐりきっぷで乗り・撮り鉄を楽しんで来ました。



●フリー区間(大阪難波~近鉄奈良、京都~筒井、長田~生駒)の乗車券

今月の頭には一緒に写っている3日間全線フリー切符で京都・大阪・吉野・伊勢・名古屋を
近鉄の誇る特急網で堪能しましたので今回は京都・奈良・大阪三都間での移動です。








自宅最寄駅からは117系で京都に向かいます。
あと何年こいつの世話になれるのだろうか?



近鉄京都駅に到着。



近鉄で朝から出掛ける時はいつも改札入って左手に有るお店でお腹を満たします。
安い!早い!そこそこ美味い!


先述の通り、今月は早々に近鉄様に対して特急料金というお布施を多大?にさせて頂きましたので橿原神宮前行きの
3200系急行で大和西大寺に向かいます。
近鉄では初の量産型VVVFインバータ制御車両として登場したのがこの3200系、という事で
VVVFインバータからの盛大な制御音を楽しみながらの乗車です。

西大寺からは奈良線・大阪方面からやって来た列車に乗り換え奈良に向かいます。

実は当日の行程は決まっておらず、その時の気分で決めようとしていたので取り敢えず奈良駅で
次の行き先を決める事にしました。

当日はかなり天気が良く時間的に大阪難波発、奈良経由京都行きの“あをによし”の第一便を撮影出来そうなので
大阪難波方面に向かいます。

3連休最終日で好天と有れば必然的に良いポイントは撮り鉄同業者で埋まる事でしょう。
軽く駅撮りで済まそうと幾つかの駅でチェックすると駅撮りし易そうな所は既に人員配置住み(笑)。

何とか先客とご一緒させて貰えそうな駅でスタンバイです。








あをによし到着前の列車で練習がてら撮影。

そしてあをによし登場!


●19200系 観光特急 あをによし

因みに当日のあをによしは全て特急券完売!
流石に今年登場したばかりの観光特急ですからこれ位の勢いが無いと近鉄さんも困りますよね?


この後、一旦上本町に向かい大阪線の列車を眺めた後、再び奈良へ向かいます。

俊足の“快速急行”で向かおうかと思いましたがやって来た準急に5820系が入っていました。
迷わずこちらに乗り込むと何と・・・!





L/Cカーである5820系のシートは進行方向を向いたクロスシート状態じゃないですか!

阪神との乗り入れ協定で相互乗り入れ車はロングシートとされていたと記憶が有りましたのでそれに準じて
奈良線でL/Cカーはロング状態がデフォだと思っていたのすがそうでは無いのですね。

そう言えば最近は大阪線のL/Cカーが快急・急行系統で日中の運用中でもロング状態が多いのが気になっていました。


再び戻った奈良。
お腹も空き始めたのでスマホで周囲を色々検索してみると・・・

新大宮駅近くの観光型複合商業施設でNARA KINGYO MUSEUMなるものが有るのを見つけました。
昼食がてら一度覗いてみるかと行ってみました。



ミ・ナーラに有るNARA KINGYO MUSEUM
NARA×KINGYO×ARTがテーマの金魚ミュージアムだそうです。









金魚はおろか、アクアリウムにすら興味が無い私ですが見るだけで癒される事間違い無しです。
大人 1200円の入園料が必要ですが写真撮影も楽しめた私には十分、価格に見合った内容だと思えました。

と言いつつ、とった写真は失敗作の大量生産ばかり。
薄暗い中での照明下で動く金魚、それも水槽の中と有ればシャープに撮るのも一苦労でした。

お目汚しの駄作数枚を貼らせて頂きます・・・。









金魚に癒された後はお腹を満たし又もや大阪難波方面に向かいます。
奈良発京都行きの第5便の様子を見に行きました。

何と!ここでは京都市交の新型車20系とあをによしとの顔合わせを記録する事が出来ました。








●京都市交 20系

このままこの20系で京都まで乗って行こうかと思いましたがこれから何度でも乗れる車両という事で
グッと堪えて我慢しました。

再びあをによしに目を向けるとこの様なシーンに遭遇。



恐らく鉄道に対してなにも興味を持たないであろう彼女達ですが例え一時で有っても
この様に鉄道車両に対して関心を持って貰えるのは有難い事ですしこれからの週末には
いわゆる鉄チャンでは無い人々で座席が埋まる状況が続く事を切に願っています。


まだ帰路に着くには早すぎる時間。

切符の有効範囲で何か面白いもの無いかと色々確認していると近鉄沿線で興味を引くものが・・・。



奈良から乗り入れて来た阪神電車の1000系に乗車。
生駒駅を目指します!


生駒で下車。
同じ近鉄線では有りますが改札を通ってけいはんな線へ向かいます。


10分以内の高頻度でやって来る列車。
やって来たのは大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の最新型である30000A系でした。





●大阪市高速電気軌道(大阪メトロ) 30000A系

何と今日は近鉄と相互乗り入れを行なう2社の最新型と遭遇出来るというラッキーな日でした。
こうなると2024年秋に登場する予定の近鉄新型一般車両が待ち遠しいですね。

けいはんな線で向かったのは展望ロビーからの夕景・夜景のスポットが素晴らしいと言われる大阪府のある市役所です。
駅から約250mという距離はありがたいですね。


鉄道車両の撮影は数多くこなしましたが夕景・夜景は数えるほどしか経験は有りませんがせっかくの機会。
高所恐怖症を押しながら地上約100m、22階から撮影です。




日の入り前から空の明るさ、色をじっくり見ましたが刻一刻変化するその色合いは中々興味深いものです。
この後訪れるいわゆる“マジックアワー”と呼ばれる時間帯を過ぎるまでその変化を楽しみました。




近鉄全線3日間フリーきっぷで鉄分補給 その3

2022年02月13日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
“近鉄全線3日間フリーきっぷ”で初日は伊勢方面、2日目は名古屋方面。
果たして3日目は?と言えば・・・。

近場と言えそうな奈良線でお茶を濁す様なチョイスとなりました。

奈良線と言えば阪神線との相互直通により近鉄の他路線とは違う表情を見る事が出来ますが
あくまで通勤車が主力の為にある意味地味だと言えます。
しかし、他社の車両が行き来するだけで趣味人としては面白い対象と言えるのでは?

そう思い2日間の撮り・乗り鉄で少々疲れた身体を案じて最終日は奈良線へ出撃と相成りました。

3日連続で京都から橿原神宮前行き急行に乗車。
大和西大寺で下車して奈良線に乗り換えて学園前・生駒・石切辺りを伺ってみましたが
列車の記録撮影に適した場所は見つからず東大阪から大阪市内に至る高架線区間で数種類の
近鉄・阪神の車両を狙いました。


阪神9000系


近鉄9820系


近鉄8810系


阪神1000系 SDGsラッピング車


阪神1000系 桃園メトロラッピングトレイン


近鉄9020系


阪神9000系


阪神1000系 SDGsラッピング車


近鉄5820系 デボ1形復刻塗装車 

殆ど列車図鑑的な写真の羅列、それも通勤車だけなので総じて地味な絵柄ですがたまには撮り鉄の
原点とも言えるこの様な列車の編成をドーンと撮るのも良いのではないでしょうか?

この後は特に予定を組んでいませんでしたので大阪へ向かおうかと思いましたが・・・
阪神なんば線における乗客ホーム転落による救護の影響を受けて相直乗り入れを行なう近鉄奈良線は
その影響を受けて一時運行停止となりました。

30分程経った頃から少しづつ運行の再開を始めた様ですが列車によっては一駅進んでは駅で再び停車といった状況です。
取り敢えず撮影していた駅から動き始めた電車に乗ったものの次駅で再び停車。

近鉄大阪線と合流する布施駅からは通常運行されている大阪線に乗り換えて上本町へ向かいます。
この区間は方向別複々線ですが基本的に奈良線・大阪線と運行が別なので
阪神線不通による影響を受けない大阪線は流れを止めず運行出来るのですね。

ただ鶴橋から大阪線→奈良線と転線し大阪難波に向かう特急車はその事象による影響を受けます。
つまり名古屋から大阪難波に向かう名阪特急は鶴橋を過ぎて奈良線に転線しますが大阪難波から
先に繋がる阪神なんば線が止まっていると上本町から先に進む事が出来ません。

案の定、名古屋からやって来る名阪特急は鶴橋を超えて難波方面に進めませんので急遽、大阪上本町を
終点として上本町地上ホームに到着、そして上本町で折り返す運用で対処を始めました。


大阪上本町地上5番線ホームに到着した“ひのとり”。



到着した“ひのとり”の行先は『大阪上本町』。






アーバンライナーも“ひのとり”同様、難波に入線出来ない為に上本町で折り返します。

こういった非常事態ではこの様な対応を執る事が有るのですね。
まぁ日頃めったに見れない光景でしたが3日目の締めくくりには良かったのかな?なんて思いました。


この後は名張行き急行で大和八木、大和八木からは大和西大寺行き普通と乗り継ぎ大和西大寺で下車。


駅構内の『上等カレー』の大盛りカツカレーでお腹を満たしてから帰路に着きました。

近鉄全線3日間フリーきっぷをしっかり活用出来た楽しい連休となりました。
















近鉄全線3日間フリーきっぷで鉄分補給 その2

2022年02月10日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
近鉄全線3日間フリーきっぷで初日は最遠、鳥羽まで乗り鉄・撮り鉄を楽しみました。

京都~鳥羽  大人2,320円なので単純に往復したとしても4,640円。
既に1,640円お得という結果になりました。


2日目はやっぱり“ひのとり”の乗車を主とした乗り鉄をメインにしました。

難波→名古屋でプレミアム最前列の空席検索を掛けても常に壊滅状態。
一応、名古屋→難波間でのプレミアム最前列は体験済みなので今回は途中駅からの乗車も良しとして
検索を掛けると大和八木→名古屋で最前列がヒット!!


という事で今日も近鉄京都~大和八木までは橿原神宮前行き急行のお世話になり
大和八木からは“ひのとり”の最前列プレミアムシートに身を委ねます。

プレミアム車両に関しては50000系“しまかぜ”の油圧式から更に応答性に優れた電動式フルアクティブサスペンションを備え
大きな揺れを見事に制御しますがハイデッカー構造による重心の高さも影響が有るのか?
軌道状態によっては細かいプルプルとした微振動を感じる事も有り100点満点を安易に与えられませんが
静粛性やシートの出来映えを含めた居心地は鉄道車両としてはトップクラスに属すると言っても過言では無いでしょう。


大和八木→名古屋間の所要時間は1時間35分ですがあっと言う間に過ぎました。

近鉄名古屋駅構内でこんなモノ見っけ~





いつか食べてみたい!


こうして“ひのとり”プレミアムの乗り心地を堪能した後は名古屋で折り返し四日市方面に向かいます。


次の目的は撮り鉄!

目指すは久しぶりの訪問となる近鉄名古屋線名物?のダブルアーチを潜るポイントです。
かつて“アーバンライナー”や“しまかぜ”撮影でこの場所を訪れましたが
“ひのとり”狙いで訪れるのは今回が初めてです。

基本は晴れていますが大きな雲の流れが次々やって来る状況でしたのでピーカン撮影と言う訳には行きませんでした。
ただ曇りだと太陽光の位置を気にせずアーチを挟んでどちらからでも撮れるのである意味有難いです。

取り敢えず撮った写真をずらずら~っと。


22000系 ACE


21000系 アーバンライナーPlus


22000系 ACE + 22600系 Ace


2800系 五十鈴川行き急行


2800系 名古屋行き準急


1201系 名古屋行き急行


2610系 五十鈴川行き急行 斎王のみちラッピング車


そしてメインの“ひのとり”!と行きたい所ですが・・・
その1と同様、その写真は私の別ブログで使用しましたので再びここにはそのリンクを掲載致します(汗)。

更に“ひのとり”を求めて・・・ - 主鉄写日記

昨日に続き今日も近鉄による鉄分補給ですが・・・。又もや80000系“ひのとり”です。こうなると『主鉄写日記』ではなく...

更に“ひのとり”を求めて・・・ - 主鉄写日記

 


《追記》
記事投稿した後、掲載したかった写真が有る事い気付きましたのでこの下の記事・写真のみ追記させて頂きます。

尚、このポイントからはこの様な写真も撮る事が出来ます。

5200系 松阪行き急行

望遠レンズが必要ですが午後からは正面から側面に日が回ります。



この後は撮り鉄釣果に満足しながら津へ向かいます。
そしてそこから再度“ひのとり”に乗車。
但し今度はレギュラーシートなので乗り比べといった感じですね(笑)。

当り前ですがプレミアムとは比べモノにはならないです・・・と言いたい所ですがこのレギュラーシートも
かなりの出来映えなんですよね。

1,160mmというJRグリーン車標準シートピッチと同じゆとりを活かしバックシェル構造を採用。
後ろに気兼ね無くフルリクライニング出来るのが素晴らしいですね~!
またアーバンライナーnextから採用されたゆりかごシートは更に座り心地が改善されて個人的には
プレミアムよりレギュラーの方が体にフィットする感じです。


鶴橋で下車しここから奈良線で大和西大寺→京都と帰路に着こうと考えていたのですが時間は丁度ラッシュ時。
阪神線からやって来る奈良行きは既に満員御礼状態で乗車を躊躇してしまいます。


ここでピピっと頭に閃いたのは阪奈特急の存在でした。
時刻表を見ると何と!先程乗車した“ひのとり”がもう少しすれば折り返しの阪奈特急としてやって来るじゃ有りませんか。
慌ててスマホのチケットレスで予約画面を見ると何と大盛況状態!

レギュラーの窓側は殆ど完売状態でした。

仕方なくプレミアムを覗くと窓側が数席空いていたので奮発して鶴橋~大和西大寺間を予約。
駅間25.3kmで所要時間24分。
普通運賃450円・特急料金520円・ひのとりプレミアム料金300円なので普通に乗ればトータル1270円。



しかしカメラバッグを担いで一日中?右往左往して疲れた身体にラッシュの立ち席は堪えますよね?
開き直って再び“ひのとり”の車内に乗り込みプレミアムシートに身を委ねます。


ラッシュ時の阪奈特急に乗るのは初めてですがこんなに利用者が多かったとは驚きでした!

西大寺からはVISTA EXに乗り換え京都まで疲れずに着席して帰る事が出来ました。
着席サービスの有難さが身に染みた一日となりました。


京都~名古屋 2,640円、名古屋~鶴橋 2,410円、鶴橋~京都 900円    Total 3950円
(途中での下車分は勘案せず単純な運賃概算です)

という事で元を取った初日1,640円に2日目は3,950円分なので既に5,590円浮いた計算ですが
今日使った特急料金・ひのとり特別料金を考えると・・・・・・・。

う~ん、どうやら近鉄さんの策略にまんまと嵌ったような気がしない事もないですが
2日目も楽しませて貰いましたので良しとしましょう。