特急彗星号のブログ

鉄道を撮って、乗って楽しみたいオジサンのブログです

やりますね~、LUMIX G7

2017年02月24日 | カメラ・レンズ等の機材
すっかりマイクロフォーサーズのコンパクト&軽量システムに魅せられました。
ハイエンドのオリンパスE-M1 MarkⅡやパナソニック LUMIX GH5だと
上位のAPS-Cに迫る大きさになりますがレンズまで含めて考えると
その差は結構大きなものになります。

先日、パナソニックのLUMIX G7のスペックを
しっかり確認したところ有る事に気付きました。

「えっ?連写時のEVFでライブビュー表示が可能なの???」

G7は連写H時、AF・AE固定のAFSだと8コマ/秒・AFCで6コマ/秒です。
その時のEVF表示は1コマ毎に僅かに遅れてアフタービューが表示されるのですが
連写MだとAFS・AFC共に6コマ/秒になりますがその表示が何と!
ライブビュー表示となるのです。

今までそんな設定が有るなんて知りませんでしたし
私にとって初ミラーレス機のE-M10でも連写時には
アフタービュー表示だったので連写時には表示の遅れ分だけ
自分なりに補正してカメラを振ったりする癖が付きました。
ケースによっては上手く同調せずフレームの空きが偏ったり
被写体がフレームアウトする事も・・・。

前回のN700Aの連写時も同様で運転席ガラスのワイパー付近を
追いかけてましたが数コマは上手く追えませんでした。

今日は時間が余り有りませんでしたのでライブビューの見え方だけ
確認する為の撮影でした。

ほぼフレーム固定の手持ちでAFC連写撮影です。
連写は中速(M)に設定しています。
EVFの見え方はいつものアフタービューと違い一眼レフ機で
連写した感じに近いライブビュー表示でした。
僅かに遅延を感じますがこれなら今まで以上に動きモノを
楽に追いかけられそうな感じです。
恐らく更に上級のE-M1 MarkⅡやLUMIX GH5だと
不満は感じる事は無いかも知れません。

とにかくマイクロフォーサーズ&ミラーレス機への全面移行に踏ん切りが付きました。

G7&LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmで連写

2017年02月18日 | カメラ・レンズ等の機材
連続してLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm絡みの記事です。

昨年購入したLUMIX G7は空間認識技術(DFD*テクノロジー)を採用し
コントラストAFとしては望外のAFC時におけるAF速度・精度を実現しました。
AFC時には6コマ/秒という連写性能ですが問題はどの程度合焦するか?です。
キットズームレンズのLUMIX G VARIO 14-140mmではかなりの実力を
発揮してくれましたが超望遠域の400mm(35mm判換算800mm)ではどうか?

東海道新幹線・米原駅でその実力を試してみました。

LUMIX G7+LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm
Avモード F7.1 露出補正-0.3 400mm  49点AF(AFC)

※デジタルテレコンx1.4併用 35mm判換算1135mm相当 































約3秒弱の間でしたが16コマ連写です。
米原駅構内は緩曲線で恐らく255km/h制限だと思いますが
明らかにピントが甘いコマは2コマだけでした。

曇り空という条件で全くカメラ任せの状態で撮影しましたが
予想以上の結果でした。

中央1点や追尾AFも試してみましたがヘッドライトの幻惑を受けて
AFが影響を受けたようでこの日の条件では全てのAFフレームを使い
カメラ任せに撮った全点(49点)AFが一番合焦率が高かったです。

動体撮影御用達のD500や7D MarkⅡらと較べてどうなのか?はさて置いて
PENTAX一眼レフをメインにして来た私にとってこのG7のAF性能は期待以上でした。

今回の結果からミラーレス一眼カメラのAF性能の高さと
システムトータルにおける軽量・コンパクトさがもたらす携行面での安楽さから
以前から考えていたマイクロフォーサーズシステムへの全面移行への
決意も目の前の様な気がします。










LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.を試す その2

2017年02月13日 | カメラ・レンズ等の機材
本日、パナの100-400mm F4.0-6.3 の3日間のレンタルが終了しました。
思っていた程撮影出来ませんでしたがマイクロフォーサーズ規格で唯一の
超望遠ズームという事でかなり期待して色々と試してみました。

G7との組み合わせによる試写後の自分なりの評価です。
焦点距離のレンジが近い為に今まで私が使用して来たPENTAXのK-3と
SIGMAの50-500ことBIGMAとの組み合わせとの比較が中心です。

●携帯性
これはもう文句無しですね。
テレ端における開放F値がF6.3という事もありますが100-400ズームでは
一番軽くて小さいのでG7の様な軽量機に装着していると全く苦になりません。

K-3+BIGMA(50-500)だと手持ちで一時間弱持ちつづけると少々堪えてきますが
G7+パナの100-400ではこの3日間手持ちで持ち歩いてましたが
全く重さを意識する事は無かったです。

●描写性能
私の用途では大伸ばしのプリントをする事はありませんし
パソコンで等倍鑑賞して粗探しする事も無いので画質に対してシビアな人とは
評価が合わないと思いますがその上での評価となります。

概ね100-300mmのレンジだと普及タイプの望遠ズームを上回る描写です。
ちなみに絞りは開放からせいぜい1.5~2段絞った範囲での撮影ばかりですが
300mm近くまでは開放でも満足出来る画質が出てきます。
350mmを超えると描写が優秀とは言い難くテレ端では1段程絞らないと
少し甘い感じが出て、鉄道や飛行機、建物等の撮影では不満が出るかも知れません。
K-3+BIGMAの500mmとG7+パナ100-400のテレ端の画質はほぼ同等かな?
そう言うとパナ100-400のテレ端画質に期待をしている人は
少々ガッカリされるかも知れません。
私はこの3日間の試写を通じてこのレンズに対して
『100-300の上質なズームレンズ、そして1.3倍のテレコンを内蔵している』
という印象を持ちました。
多分そんなイメージで捉えたら充分納得出来るんじゃないかと思います。

●AF速度
これはもうK‐3+BIGMAよりG7+パナ100-400の圧勝です。
またテレ端でピントを外した後の再合焦も同じです。

●手ブレ補正
K‐3+BIGMAの500(換算750)とG7+パナ100-400(換算800)での
手ブレ補正(いずれもレンズ内補正)の効き具合は同等に感じます。
ただパナ100-400の手ブレ補正は補正が効くまでの時間が少し長い様です。
とっさに被写体にレンズを向けて撮るケースでは補正が間に合わず
手ブレするケースが多かったです。

●その他
金属製の鏡胴は値段に見合った質感ですが内蔵のフードは?です。
効きが殆ど無さそうな大きさで私が使っているキヤノンのサンヨンも
同様のフード内蔵で引き出し式なんですがこちらは引き出して
回転させるとロックする構造なんですがパナの場合はロックが無くて
フード先端が何かに当たると簡単に収納してしまう有り様です。
換算800mmまでのレンズなのでここは思い切って立派なフードを
同梱させるべきだと思います。


 400mm 絞りF6.3



 400mm 絞りF6.3



 400mm(デジタルテレコン併用 約x1.4 35mm判換算1135mm) 絞りF8



 250mm 絞り7.1

LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.を試す

2017年02月09日 | カメラ・レンズ等の機材
昨年の9月にお気楽撮影セットとも言えるマイクロフォーサーズ機の
LUMIX DMC-G7H 高倍率ズームレンズキットを導入しました。

空間認識技術(DFD*テクノロジー)を備えたG7はコントラストAFの
ミラーレス機としては驚く程のAF性能を発揮してくれています。
撮影時には“クソ重たい”機材でも気にはならないのですが
最近は極力クルマを使わない撮影を心掛けています(飲酒率高め?)ので
携帯するのに軽量コンパクトなマイクロフォーサーズ機のシステムは
もう手離せないと言えます。

ただ今現在、私の所有するマイクロフォーサーズシステムのレンズは
150㎜(35㎜判換算300㎜)までなのでそれ以上の焦点距離が必要な時は
ペンタックス+SIGMA500-500かキヤノン+300F4L・エクステンダーX1.4を
持ち出していました。


K-3&BIGMA50-500&G7&14-140

K-3&BIGMA50-500の組み合わせだと約2,770g。
フルサイズ機のシステムに較べればマシとは言うものやはり重いですね。
私の用途だとマイクロフォーサーズでも画質的にも十分なので
300㎜超の焦点域をカバーするレンズが次なる購入候補となります。

ペンタシステムで35㎜判換算で750㎜まで、キヤノンだとサンヨンにエクステ噛まして
672㎜となりますのでマイクロフォーサーズだと300㎜以上は必要ですね。

となるとオリのサンヨン+テレコンx1.4かパナの100-400の2択となります。
でもオリのサンヨン、性能は文句無しなんですがお値段も高い!
立ち位置の制約が多い鉄道やサーキットをメインとする私には単焦点よりも
ズームの方が有難いというのも事実なんですね。
となればパナの100-400が唯一の選択候補となるのですがネットで評判を確認すると
どうもテレ端での描写が悪いという意見が多い様です。

描写に関しては個人的にはそれ程煩くない方だと思っていますが価格.com等の
ネットのサイトでお値段を確認しても最安値で約16万円と良いお値段なので
ある程度の写りは期待したいですよね?

幸いにもパナソニックセンターではレンズのお試しが可能な有料の貸出しを
行っていますので本日100-400を借りてみました。

LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.という
長ったらしい名前のレンズは全長171.5mmに径が83.0mm。
G7のボディ込みでも1,395gなのでK-3&BIGMAの約半分!


私がいつもG7を持ち出す時に使う小さなカメラバックにも余裕で入りました。


G7&100-400の試写に挑みますが今日は全国的に寒波の影響で降雨もしくは降雪模様。

雪にドン曇りでISO1600程のコンディションなので画質評価は難しいですが
大体のAF速度や描写は掴めるかな?と思い久しぶりのおけいはんでの試し撮りです。


高架下の影に突入した京阪特急8000系をテレ端400mmの開放から
チョイ絞りのF7.1でAFC連写してみました。

昔、ここで同様のコンディションでキヤノンEOS 40D+サンヨンで撮影しましたが
影に突入した時点でAF迷走が起き、再びピントを掴んだ時にはフレームアウト!
そう考えると数年時間は経過しているとは言えコントラストAFって進化してますね~。


京阪7200系
こちらも同じ絞りでF7.1。感度はISO1600。
チョイ前モデルのG7にとっては厳しい感度かも?知れませんね。

換算800mmで結構圧縮効果が効いている中、降雪が写り込んでますので画質評価は
厳しいですがこの天候で換算800mmという事を考えればAFC追従は結構良好です。
TEST撮影なのでこのコマの前後含め8コマ連写してますがピントが来ていないコマは
2コマだけで外したコマの次のコマはちゃんとAFが喰いついています。


大阪へ向かう8000系
現在8000系はプレミアムカー改造編入に伴い工事が進行中ですがこの編成は8連。
つまりまだ未施工の編成ですね。
プレミアムカー無しの8連撮影は今が最後のチャンス?です。
このカットは焦点距離180mmですが絞りは開放です。
悪条件下ですが噂通り300mm位まではLEICA銘を冠するだけあって描写は良いようです。


2200系

定番撮影地での236mm(35mm版472mm相当)の絞り開放撮影です。
ISO1600に降雪という悪条件下でもこの焦点域だと流石に
キットズームクラスとは違う描写に感じます。


3000系

私の様なオジンファンは新3000系と呼んでしまいます。
同じく開放絞りで187mmですがAFも文句無しに喰いついています。

今回の条件ではこのレンズの本当の実力を知る事は出来ませんでしたが
軽量コンパクトさを兼ね備えた魅力ある超望遠ズームの片鱗を窺い知る事は出来ました。

もし及第点を与えられればマイクロフォーサーズへの全面移行が進みそうです。