ここでは『レッド 最後の60日 そして浅間山荘』をマークしました。戦後の左翼青年たちを描くドキュメンタリーですけど、いよいよ浅間山荘編ということになりました。とにかく、悲惨です。このシリーズ、読者を面白がらせようというところが微塵もなくて、事実に基づくと思われる描写が延々と続いてきました。ときには「青春群像」みたいな感じ、コミカルなところさえあったわけですけど、浅間山荘ともなるとさすがに酷いです。人間というものはこんなにも愚かで悲しい存在なのかと思ってしまいます。
ここでは『ちいさこべえ』をマークしてみました。山本周五郞原作の時代小説を、新解釈で、舞台を現代に置き換えた作品です。人情ドラマということになると思うんですけど、しみじみ、じわじわという感じがいいです。漫画って、どうしても派手になってしまうわけですけど、こういう作品が増えるといいなと思いました。「漫画みたい」なんていう言葉がなくなればいいと思ったりします。
ここでは『モンストレス』をマークしてみました。アメコミです。どんな話かは覚えていないのだけど、絵が綺麗だったということは印象的でした。
ここでは『ノイズ』をマークしました。筒井哲也さんの6作品を2~3話ずつ収録した本です。SF、あるいはファンタジーと言っていい作品が多いのだけど、舞台は現代社会です。舞台がリアルなだけに、異常さが際立つという感じ。実に見事だと思います。
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