カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

●理不尽なこと(小学校のトイレの話)

2016年01月15日 | ☆その他いろいろ 

 尾籠な話題で申し訳ないと思うのだけど、今回は「トイレの話」です。
 タイトルを「理不尽なこと」としました。
 世の中には理不尽なことがいっぱいあるわけですけど、ある人にとっては理不尽なことが別の人にとっては当然の事だったりします。
 たとえば、暴力とか窃盗などの犯罪行為ですけど、被害者にとっては理不尽なことですが、加害者の側からは当然の事なのではないかと思うのです。
 そうした「理不尽なこと」とは別に、誰のためにもならない、誰にとっても「理不尽なこと」というのがあると思います。
 それが、小学校(あるいは中学校)のトイレだと思うのです。


 今、どうなっているのかはわかりません。それから、地方によって違うのかもしれません。でも、今から50年くらい前、茨城県南部の小学校や中学校では、「学校で大便をしてはいけない」みたいなルールがありました。
 もちろん、校則というわけではありません。子供たち(特に男子)の中だけでのルールです。学校で大便をするということはものすごく恥ずかしいことだとされていて、万が一、個室に入っているのを見つかったりしたら、囃されたり冷やかされたりします。
 それは、子供だったカエサルにとって、すごく恐ろしいことなのでした。
 ちゃんとした記憶があるわけではないのですが、困ったことは何度もあったような気がします。それから、囃されたり冷やかされたりしただけじゃなくて、囃したり冷やかしたりしたこともあると思います。


 ふとしたはずみで、この頃のこうしたことを思い出してしまったのですけど、どう考えても、理不尽だと思います。
 人類の歴史の中には大虐殺などという行為が何度も繰り返されているわけだけど、それだって、そのことによって誰かが得をしているわけで、その人たちにとっては当然のことだったということになります。
 しかし、この「学校での大便禁止」は、どう考えても、誰かの得になっているとは思えないのです。
 あえて言うなら、便所掃除は楽になるでしょうか。汲み取り(小学校5年までは汲み取り式のトイレでした)の料金が節約できるなどということがあるかもしれません。


 ひょっとしたらと思ってネットで検索してみたら、いろんな事例がズルズルと出てきました。このようなこと、今でもあるみたいです。しかも、全国的にある雰囲気です。ただし、日本に特有の現象みたいです。
 ・・・だとしたら、日本人っていうのは本当にバカですね。
 笑ってしまったのは、これを美化している人がいたということです。
 大便をすればトイレの中が臭くなる。そのことで周囲の人に迷惑をかけないようにするのが日本人の美徳なんだそうですよ。
 もちろん、このような習慣をなくすための取り組みをしている人もいるようです。でも、なかなかうまくいかないようです。
 この記事、軽い気持ちで書き始めたのだけど、日本人というものの本質に迫る大問題であるかのようにも思えてきました。
 ウンコをしたいときにはウンコをするべきです。日本の子供たちに、そうしたことができるような環境をつくってあげたいです。


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