ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

受験に必要の無い科目を履修するのって、本当に「損」なのかなあ。

2006年10月27日 | Weblog
<履修不足>「逸脱」の手段さまざま 学校側なりふり構わず

必修単位を履修しておらず、卒業できない事態とかで、
大きなニュースになっています。
当事者の現役高校生の戸惑いと憤りは筆舌にしがたいものがあると思います。
自分に何の責任も何も無いところで、卒業できるかどうか分からなくなるなんて。
ましてや受験前の大事な時期。
学校当局は、生徒たちの不利益にならないよう最大限の努力をしていただきたい。
が、何故こんなことになったかと言えば、
高校の授業が大学受験のために特化した授業を行っていたためですよね。

確かに、大学受験は大きな問題だけども、
あれ?高校の勉強の目的って、それだけ?

中には、「自分のところは社会は4教科履修しなければならないので、必要なだけしか履修していない学校に比べると不公平だと思う」
という現役高校生のコメントも聞きました。
ちょっと待って。それって本当に損してるの?
って思ってしまいました。

ここから先は今回の事態とは離れた見解です。
いや、私はね、成績が落ちても全く気にしない落ちこぼれ学生でしたから、
真剣に受験勉強している方からは反発食らうかもですが。

高校の社会科の学習って、教養として身につけているのに、全く損なんて無いですよ。ましてや多科目を履修するということは、バランスの良い知識を身につけられるということではないですか。理科系にしてもそうです。私も社会も理科も受験に関係の無い科目を履修する学校でした。でも、損なんて思いませんでした。結構相互関係のある項目も多く、1,2教科履修するだけでは理解できないことも多かったですよ。(まあ、「2月だけが28日なのは何故か」なんて事を質問するような、しょうもない学生でしたが

そんな学生だったせいか、目の前だけの損得にとらわれずに考えて欲しい、とか思っちゃうわけです。
というのも、学生の時もっと真面目にやってれば良かったと思うのは、あの時学んだことが無駄ではないことを強く実感する機会がこれまでも多々あるからです。物事を理解するのに、広い範囲の知識を必要とすることは少なくないです。それらのほとんどは、高校程度の理解範囲で事足りることも多いのです。

成人してからの勉強って、金かかるよ~。高校の授業料なんて、あんなにたくさんのことを教えてくれるのにしては、安いと思う。
脳みそも衰えてるから、時間もかかるよ~。(強く実感)知識をとりあえず詰め込んでみるのって、後々役に立つから、やっぱり若い時の方が楽。
もちろん得た知識を役立たせるかどうかは本人次第ですが。
まあ、勉強していた時の意味が実感として分かったり意味づけできたりしたのは、やはり働き出してずいぶんたってからだったりするんですが。素地があるに越したことは無いとかおもっちゃうわけですよ。

ううむ。きっとこんな考え方は、少数派なんだろうなあ
コメント (4)
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