ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

こうのとりのゆりかご

2013年11月24日 | 熊本の話
熊本市に慈恵病院という産婦人科があります。
その慈恵病院に「こうのとりのゆりかご」はあります。
いわゆる「赤ちゃんポスト」です。

ここ数日RKKでは、その「こうのとりのゆりかご」がドラマ放送されるということで、
それに関するスポット放送があっていて、
その中で初めて知ったのですが、
ゆりかごのベッドに赤ちゃんを置いた時点で、
その子は「捨て子」になり、管轄が児童相談所になってしまうのだそうです。
生後2か月で里親の申し出をされた方は、諸手続きが終了したときに、
その子は1歳になってしまっていたとか。
その時差は、この時期の赤ちゃんにとってはあまりにも大きすぎる…。
ポストの横に、「ゆりかごに預ける前に、スタッフに一声かけて」
という呼びかけがあるということは知っていましたが、
それには、その子のこれからを、少しでも早く新たな親となってくれる人のもとへ、
という思いがあるのですね。
養子や里親制度がある事は知っていましたが、
「特別養子制度」というものについては、やはり今回の放送で初めて知りました。
理解の仕方が間違っているかもしれませんが、
子どものための養子制度で、実子として届けられるが、
養子であることをある程度の年齢になったら子供に告げなければならない、とのことでした。
赤ちゃんポストに預けられた子どもは、
この6年間で92人だそうです。
ポストへの批判や懸念はもちろんあるでしょうが、
でも、それ以上に病院スタッフへの相談によって救われた
赤ちゃんと母親たちがいるのは間違いないと思います。

そんなこうのとりのゆりかごのドラマ化。
実話でデリケートな問題も多く含むので、
難しい面も多々あったと思いますが、
これまでゆりかごに関心を持ってきた者の一人として、
放送を視聴したいと思います。
放送は明日25日9時よりTBS系列です。
「こうのとりのゆりかご~「赤ちゃんポスト」の6年間と92の命の未来」
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