凡庸な私

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音楽7

2006-01-09 05:50:37 | Weblog
35歳差の豪華初共演!井上陽水ライブに宇多田ヒカル登場 (サンケイスポーツ) - goo ニュース 吉田拓郎が画期的だったのは、単にレコードをたくさん売った事では無く、売れた事を最大限に利用した所にある。数字だけを比べれば、後に登場した陽水やユーミンの方が売れているし、売れ続けている。CD全盛の現代になってからは専らレンタル店を利用しているのだが、拓郎の棚にはアルバムが二ー三枚しか並んでいないのは彼の全盛期を思えば淋しくもある。当時のインタビュー記事を思い出すと「音楽界の現況を引っ繰り返したい。」といった内容の事を何度か口にしていた。自らの楽曲にロックを持ち込み、レコード会社の営業サイドの抗議を受けたなどと、今では考えられないような状況も、売れてしまった事で撥ね付けることが出来た訳だし、新レーベルでは無く、新しくレコード会社を造ってしまった事も売れてしまった彼の行動力がなせる業であったと思う。今、私が所有している彼のレコードは「エレック」と「ソニー」時代の物が主だが、特に熱心に聴いたのはライブアルバムである。実は曲そのものには思い入れは無く、彼の持つカリスマ性に惹かれていたのかも知れない。陽水や小田和正のような耳障りの良い声が長く売れるのに有利なのは時間が経つ程に判る事だが、私は彼等のCDどころか、ダビングしたMD一枚持ってはいない。
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