1か月ほど前、プラプラと散歩をしていた時のこと。
近所の団地の建て替え工事が
いよいよ始まるようで、敷地を囲いで覆っていました。
ニュータウンとは名ばかりになり、
建物の老朽化に伴い、あちらこちらで建て替えラッシュ。
その団地も随分前に建て替えが決定し、
住民も次々と退去。
中には娘の同級生も何人か含まれ
『高学年になったら戻ってくるからね』と転居に伴い転校。
そう、あれは娘が2、3年生の頃の話。
建て替えは2年程度で終わるという話でした。ところが…全住民の合意を得ての退去ではなかったらしく
頑として退去しない住民もいたり…
裁判で争われていたし、
深夜のドキュメンタリー番組でも取り上げられていたから
その老夫婦の『終の棲家として買ったのに』という言い分も頷ける…
一方、ホンの2年ほどの我慢ということで
もう4年ぐらい仮住まいをしている
娘の友人たちのような家族もいる訳で…
先日、判決が下りて退去が決定的となり、強制執行…
さすがにその老夫婦は事前にどこかに移られたとのことで
最悪の事態は避けられたけど…
どちらの気持ちもわかるので複雑。
その団地、見た目は全然老朽化しているように
見えなかったので、何か不透明なものを感じるし。
駅前で立地がいいから狙われた?
建て替えが必要なのは、その向かいに建っている
団地群だと思うのは私だけではないはず。
手際よく組み立てられていく工事用の塀を見ながら
あの老夫婦がお元気でありますように…と
思わずにはいられませんでした。