先日、娘が帰宅するなり『おかーさん、コンバスやってみることにした』と。
『コンバス?…あぁ、コントラバスのこと?』
娘はギター・マンドリン部でマンドリン担当になり
意気揚々と練習に励んでいたのですが…
夏のコンサートの後、
3年生が引退してコンバス担当がいなくなったと…
正確には
1年生でコンバスを引き継いだ子が幽霊部員になってしまい、
練習に来ないので、困った顧問の先生が
『1年生でコンバスやってみたい子いない?』と
夏休み前から事あるごとに言い続けていたものの、
マンドリンが気に入っている娘は完全無視
で、3年生が練習に来なくなり…
当然コンバス抜きの演奏なので練習とはいえ
どうも締まりが悪い…そう、コンバスはベース担当。
前々からコンバスを勧めていた私。
『背も高いし、手もデカいし、楽譜もさっさと読めるし、
耳もいいし…1年生でやるならあなたでしょ』←説得力なし?
『但し、何人かで持ち回りで担当して、たまには
マンドリンを弾けるように交渉したら?』と入れ知恵も。
で、とうとう締まらない演奏に耐えかねて(?)
顧問の先生に『やってみようかと思います』と言ったそうで…
『言った瞬間、先生の眼がキラキラしたの…不気味じゃ』
『それはいいけど、誰に習うの?引退した3年生が来てくれるの?』
『来ないと思うけど…どうするんかな?』と呑気な娘
その翌日、帰宅するとともに『練習してきた…重かった』との第一声。
『誰が教えてくれたの?』と興味津々の私。
『へへっ、オクレちゃん』
ほぉ、あの隠れ顧問の?
クラブ懇談会で『私は学生時代にやっていたので全パート弾けます』と
言っていたのは、マンドリン類のことだけではなく、コンバスもだったとは
…意外だわ
てっきり誇張かと思ってた
初日にして音階はマスターしたということだったので、
文化祭までにはどうにかなるかな…
どうにかならないと困ると思うけど…
楽しみだわ
この週末、部屋からギターの激しい音が…
おじいちゃんにお古のギターをもらってからは
独学で掻き鳴らしては悦に入っているけど
この日は様子がちょっと違うような
部屋を覗きに行くと、ギターを縦に構えている娘の姿…
『何してるの?』
『へへ、コンバスの練習!ギターと音階が
一緒だから指の練習できるかなと思って』
琵琶法師かと思いましたヨ