『半落ち』 横山秀夫
お盆頃に読んだものの
読書メモをすっかり忘れていました
進行していくアルツハイマー症の妻を警部が殺した事件を、
警察・検事・弁護士・新聞記者の視点から描いています。
保身の体勢の警察は、内部の不祥事と捉え
功を焦る新聞記者は、警察と検察の慣れ合いが気に入らず
間違いのない仕事をしたい検事は、警察との取引に悩み
この事件で再起を図りたい弁護士はチャンスをものにしようと必死
思惑がもつれあう中、自首が遅れた理由を頑として話さない警部。みんなの出した結論は…
『何でも暴けばいいというものではない』
『完落ち』は聞いたことがありますが、
『半落ち』ってそういう意味だったのね、と納得の1冊でした
満足度: