カネカの元従業員の妻が「夫が育休復帰直後に転勤を言い渡され退職した」
ことを告発し同社に批判が集まっている問題で、カネカは6月6日、
初めて公式に見解を発表した。
当社元社員ご家族によるSNSへの書き込みについて
ホームページ上で公開された会社側主張でいくつもの突っ込み所が
ありますが、例えば
「当社においては、会社全体の人員とそれぞれの社員のなすべき
仕事の観点から転勤制度を運用しています。
育児や介護などの家庭の事情を抱えているということでは
社員の多くがあてはまりますので、育休をとった社員だけを
特別扱いすることはできません。
したがって、結果的に転勤の内示が育休明けになることもあり、
このこと自体が問題であるとは認識しておりません。」
こういう文書を公開する人事の質を疑いますね。
「会社全体の人員とそれぞれの社員のなすべき
仕事の観点から転勤制度を運用しています。」
そうなんですが、会社がなすべき、あるいは考える視点はという
部分が欠落しています。どんな考えに基づいて転勤制度を
運用するのか、人が不足したら機械的にやるのか、
そうではないので、そこにどのように人事、職場はからむのか?
また問題が起きないようにどう事前に情報収集しているのか
会社側のやるべきことができた上でこのようになったという
説明が必要で、それがまったくない、杓子定規な内容です。
それに加え、
「育児や介護などの家庭の事情」で特別扱いしません。
だから当たり前のことで、問題ありません。
社員をコマのように扱っている会社こんなことを言われたたら、
学生の人達は敬遠するでしょうね。
この反論の文書もまた炎上するでしょうね。
ここの組合とか、人事は一体何を考えているのか、もう少し一人ひとりの
個人を大切にしないと、会社のブランドがどんどん落ちて行きます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます