まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「遠い痛み」 (#7)

2011-02-24 22:03:11 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。
今日は暖かかったですねぇ。
あ、店主のいる辺りでは、ってことですけど。

ついこの間、雪が降ったばかりだというのに、何だか春がすぐそこまで
来てるみたいでした。

近所の梅も、もうすぐです♪

ツイッターを始めたのは去年の4月だったんですが、
140字の窓から見た春の生命の息吹はあまりにも新鮮で、
あんな風景、こんな景色、と描きまくっていました。

このブログを始めて、昨年の投稿を見返してみると、まだ一年も経たないのに、
今と大きく違う自分がいたことに気づかされます。

今年の自分は同じ風景をどのように観るのか、不安なような楽しみなような
気持ちがしています。


今日はそんな、今と違う、けどどうしようもなく同じ「わたし」の想いを
ご紹介します。
今この時、同じ想いを抱えている貴方に。
その想いを、通り抜けてきた貴方に。
これからその想いに、向かっていく途中の貴方にも。

心を込めて。応援の気持ちを。


2010年6月25日投稿 <加筆・修正>「遠い痛み」

刺激される劣等感 昔抱いていた夢
 
あきらめた望みを叶えている者たちを前に
 
何が正しいのか分からなくなる
 
真実が欲しい 揺るぎない真理が


この望みを叶えずに 世間のヤツらは
 
どうして笑ってられるのかと思った日々もあった
 
今は私もその一人
 
これしかできない それで良いんだと
 
遠くなった痛みの中で思う




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「感じる」 (#6)

2011-02-20 21:24:01 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。

世間はすっかりお雛様ですねぇ。
毎度ながら店々の変わり身の早さには感心します。

今日ブログの方でご紹介するのは、天候とは全く関係ない内容です。
まだ初期の頃のなので、短いですが、後もう何ヶ月かしたら、
うんざりするような長さになりますので、お楽しみに♪

ではまた
貴方が温かさに包まれていますように♪


2010年6月19日投稿「感じる」

もっとヒリヒリと世界を感じたい
 
表皮組織を引き剥がし 大気の流れに身を刻む
 
成層圏の凍った空気を 胸一杯に流し込み
 
薄い大気にギラギラ輝く太陽で 網膜を焼く
 
色鮮やかに 

激烈に 

力一杯 

感じてみたい


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「水銀の朝」 (#5)

2011-02-17 21:53:32 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
またまたやって来ました、まかろんのお茶会の日です。

ご来店下さいまして、本当にありがとうございます。
2月も半ばを越しましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今週が終わればもう月末みたいなもので、
2月はほんと、不思議な月だと思います。

という季節に関係なく。

お茶菓子どーぞー。


2010年6月17日投稿 「水銀の朝」

梅雨と名ばかりの晴れた朝

陽光は街のもの何もかもを

ダイヤモンドのように強くはっきりと白く
 
確信をもって輝かせる
 
僕は水銀 夏至間近の太陽の下
 
ギラギラとノロノロと



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「ひっかかり」 (#4)

2011-02-14 22:03:50 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
今晩は!まかろんです!

雪ですね、バレンタインですね。
ホワイト・バレンタインです!

贈り贈られドキドキの人も、食い気だけの人も、
ただの月曜じゃん、という人も。

素敵な夜を過ごされますように!


2010年6月10日ついったー投稿 <修正>「ひっかかり」

この世界にどうしたら
 
ひっかかりをもてるだろう

時として 僕の手は
 
つるりと滑って行き場を失い
 
そうすると
 
空気は粘着質のゼリーのように
 
喉に詰まって
 
息ができなくなってしまうんだ



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「傷」 (#3)

2011-02-10 21:58:20 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
今日は!
今日は連休前夜ですね、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

週2回のあっぷって結構すぐ次が来るものなんですね。
ツイッターだけの時はそうは思わなかったけど。

そのツイッターなんですが、バレンタイン関係でもう一ネタ、
と思ったら、もう一個思いついてしまった!
前のも生煮え状態なのに、もう一個増やしてどうするー。
2月14日を越すわけにはいかない、間に合うのか、まかろん!

そんな状態の中、店主まかろんは言いました、
「あ、次のブログのは大幅加筆・変更版でね」

えーっと、ですね。
当店の商品は、ツイッターで発表してる物をまとめるだけ、のつもりだったのですが、見直してみたら結構、
「いや、これ言葉足りないよ」
「今だったらもっとこういう風に書くのになぁ」
というのが出てきまして。

今日のあっぷはそういう、加筆・変更版です。
ツイッター未投稿です。
今の力量でもまだ力足らずかと思いますが、
生温かい目で見てやって下さい。

あ、あっぷした日は来訪下さる方が多いようで、
本当に励みになります。
ありがとうございます。
そんな皆さまに、素敵なバレンタインと連休が訪れますように!


2010年6月6日投稿 「傷」<大幅加筆・変更>

ずっと傷が痛いとうめいていた
時に こんなに痛いんだよと大声で
心配して 寄ってきてくれる人もいれば
ただ通り過ぎてく人もいた

通り過ぎられれば やっぱりねと
傷を大事に手でかばい
寄ってくれれば あなたには
この痛みは分かるまいと
一層 傷を大事にかばった

ずっと傷が痛いとうずくまっていた
傷を負ったのは誰かのせいで
傷があるから動けないんだと 幾星霜
周りはとっくに大人になって
僕は一人 置いてけぼり
埃まみれの道の上 傷を抱えてうめいている

その傷は本当にまだ 癒えてないのか
その傷は本当にまだ そこにあるのか

立ち上がりたい
傷が痛いと抱える手を
他人のために差し出そう

立ち上がりたい
空っぽな傷を押さえる手を
外して高く 差し伸ばせば
あの彼方の空に 
手が 届くだろうか



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