まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

(# 90)「田舎者の小唄~感謝祭に寄せて~」

2011-11-28 22:11:04 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~👋

今日は11月最後の開店日🏠です。
11月末、と言えば米国では、感謝祭(サンクスギビングデー)🦃🍁です。

七面鳥とマッシュポテト、パンプキンパイなんかを親族一同で囲む
家族の親睦の日、秋の風物詩であり、
米国では、この日を境に怒涛のXmas🎄商戦が始まる、区切りの日でもあるのだとか。


けどこの日の起源は、その昔欧州から米国に移民した人たちが
何とか生き延びられた有難う🙏✨、の日なので、
まあ、日本人🇯🇵のまかろんには全く関係ない😅わけです。


ですけど、ふとした機会に bumpkin という英単語を知りまして、
可愛いなっ、と思って作ってみました😆

ネイティブさんや英語を良く知っている人から見ると
使い方おかしいのかもしれないですけど・・・

あ、そういうわけで、きっとPC上ではつぶれて良く見えないでしょうが、
この茶菓子の中の繰り返しフレーズは
bumpkin pumpkin clumsy
です。ゴロがいいかな、と思って。


ではでは、秋の11月🍁を締めるに当って。
海の向こうの秋の空気と、それから国は違っても同じく広がる秋空の色を、
極東の島国の片隅からお届けします。



2010年11月23日ついったー投稿 「田舎者の小唄~感謝祭に寄せて~」

カボチャ色の夕焼けが 
灰色のビルの谷間を鮮やかに彩る 
居並ぶ 店先のディスプレイも 
暖かな秋の色合いを模して客を誘う 
だけど 
こんなんじゃない 
こんなんじゃない 俺が子供の頃見た色は
バンプキンパンプキンクラムジィ 田舎者の小唄

麦の穂の大海原 
空からあふれる金色の光 
親父に抱え上げられて 
乗り込んだトラクターの 
高みから見た空は 
どんな高級車から眺めるより 
蒼く高く広かった 
日暮れて迎えるマムの笑顔と
パンプキンパイの香り
バンプキンパンプキンクラムジィ 田舎者の小唄

麦わらの山 
寝転がってダチとあおるは 
カップボードからくすねた親父の安酒 
広がる空に想うは 
無限の夢と そばかす可愛い本好きのあの娘 
冷やかされるのが怖くて 
学園クイーンの見事なムネを笑いあった
燃えるような夕空が 俺の欺瞞を見下ろして 
俺は 
自分の弱さを酒で呑み下した 
その焼けつく苦さ 
どこかで作るアップルサイダーの
スパイスの香りが空を彩ってた 
バンプキンパンプキンクラムジィ 田舎者の小唄

今じゃ故郷にいたより 
この街で過ごした年月の方が長くなり 
なまりもすっかり東部風になって 
生まれた時からの住民でございなんて 
澄ました顔をしてるけど
空がこんなカボチャ色の時は 
俺の中の小さなガキが
不器用そうに バンプキン 
田舎者の唄を 小さく小さく唄うのが 
聴こえるような気がするんだ 

そら ルラルララ・・・・・・


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※変更:2017年4月19日
店先のディスプレイも → 居並ぶ 店先の~
顔をしているけれど → 澄ました顔をしてるけど

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「かぼちゃのぷりん」 (# 89)

2011-11-24 22:16:52 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。

皆さまはお部屋をXmas🎄のとき飾り付けたりしますか?
飾るのはいつからしますか?

まかろんは12月に入るまではガマン派だったのですが、
今年は昨日のお休みに飾りつけ🎉をしました。

朝から天気☀️が良くて、あれこれの飾り付け作業にうってつけです。
来たる西洋のお祭りに向けて、気分は高まっていきます。


と、そこへ窓の外から・・・

いしやぁぁきいもぉぉぉ 🍠✨


・・・秋🍁だ。

ええ、まだ11月ですもんね!
西洋の冬のお祭りには早いよね!!😆👍✨


皆さま、道の樹々も色づいております。
豊かな秋の喜び🍁を、どうぞ存分に味わっていって下さい。😊🍁🍠



2011年11月24日 ブログ直接投稿 「かぼちゃのぷりん」

ほっこり秋色 枯葉の季節
八百屋の軒先 風にもめげず
まるまる身体で 朗らかに
さあ買ってと 誘いをかける
秋の王様 かぼちゃで作る
こっくり甘い
かぼちゃのぷりん

カラメルソースを作りましょ
なめらか かぼちゃは
ミルクと混ぜて
卵とクリーム お砂糖入れて
オーブンじわじわ 時計をセット
とろとろクリーム 用意して
お皿にあけて さあ食べよう!

美味しいお茶を淹れましょう
オレンジ色がカップで踊る
ぽってりぷりんに 好きなだけ
クリームどっさり
金色スプーンでたっぷりすくう
ぷりんにしみた カラメルぽたぽた
大口開けて そら ぱくつこう!

かぼちゃ色踊る 秋のテーブル
お茶はほこほこ ぷりんはぽってり
クリームとろーり カラメルじんわり
窓の外 お陽様ひかってる
豊かな実り 盛りだくさんの
今日の幸せ 感謝して
今年も作ろう かぼちゃのぷりん

金色スプーンを用意して
美味しいお茶も用意して
幸せいっぱい 笑顔がこぼれる
みんな大好き
かぼちゃのぷりん!


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「僕を選んでくれなかったアナタ」 (# 88)

2011-11-21 21:47:37 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。

11月下旬です。
ずいぶん寒く🍃なってきましたね。

人生生きてて何の意味があるんだろう、なんて
ふと滅入ることもあるでしょうか。

あなたが、あなたの人生を生きていていいんだ、と思えるように。

あなたが、何の心配もなく幸せに手を伸ばせるように。

まかろんは、世界に問いかけ続けます。
その答えがあなたに届くまで。


厚い壁と鎖で閉じ込められている、世界中のあなたに。🙏



2011年11月21日 ブログ直接投稿 「僕を選んでくれなかったアナタ」

柔らかな青空が街を見下ろす
僕は一人 空の下佇む
もうすぐ 僕の恋愛記念日
栄えある 僕の失恋記念日

君に出逢った時から始まった
この恋は失恋に終わる運命だった
もうだめだと 思いながら
ダラダラ坂を登るように
続けてきたこの想い
だけど それは君を幸せにはしなかった
少しでも 振り向いてくれたらと
祈り続けた あの日々も
誰にも気づかれることもなく
ひっそりと ゴミとなって消えてゆく

今こそ ありがとうを言おう
僕を選んでくれなかったアナタに
君は僕では幸せになれなかった
僕は君では幸せになれなかった
互いの最大公約数
きっとアナタは僕より先に
割り出せていたんだね

今こそ ありがとうを言おう
僕を選んでくれなかったアナタに
僕を傷つけない 柔らかな無関心が
痛くないわけじゃないけれど
賢いアナタは
もっと大きな痛みから
二人を守ってくれてたんだね

きっとホントに好きだった
本当の愛じゃなかったとしても
二人の幸せを求めるキモチは
きっと本当だったから
長い長い苦悩の日々を通して
僕とアナタじゃだめなんだって
今は静かな気持ちで思える

黄色味にじみ始めた晩秋の街に
君と出逢ったあの日が近づく
僕の失恋が始まった日
だけど 柔らかな空が僕の上に
どこまでも広がっているから
今こそ ありがとうと言える
僕を選んでくれなかったアナタに

どうか幸せになってくれと
今こそ 言おう
この空の下で
僕を選んでくれなかったアナタに


人気ブログランキング ← 誰かでなく自分の魅力に立ち返ろう。
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「見えない糸の編み物作家」 (# 87)

2011-11-17 22:54:38 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~👋

最近天気は良いですが、ぐっと朝晩寒く🍁なってきましたね。
皆さま、お元気でいらっしゃいますか。

11月も後半となってきました。
寒さが一層はっきりとしてきています。
もうすぐ冬⛄️が来ようとしています。

皆さまに毛布のような暖かい何か☕️をお送りしたいと思います。


2011年11月17日 ブログ直接投稿 「見えない糸の編み物作家」

今日も こつこつ文字を編む
独りで ゆっくり言葉を紡ぐ
秋の夜長の夜なべ仕事
昼の責務を果たした後の
静かな時間 独りきり
見えない世界の情景を
一言一言 糸に変え
見えない編み棒 手に構え
ゆっくりゆっくり編んでゆく

編み棒かちかち 糸はくるくる
糸が切れたら また紡ぎ
つぎ足しつぎ足し 編んでいく
今日がだめなら また明日
暇を見つけてちょこちょこと
一行一行 編んでゆく

きらきら光る おとぎの糸
暗い気持ちも喜びも
花も光も雨風嵐も巻き取って
色取り取りの糸にして
ふんわり 心の籠に盛り
一文字一文字 編んでゆく

秋の夜長の静かな夜に
抱きしめてくれる
腕も声もないけれど
これが小さな わたしの世界
見えない糸の編み物作家
言の葉使って 世界を編む

揺れるお茶の葉 編み棒こつこつ
温かな部屋 ふんわり毛糸
秋の夜長の灯りの下で
どこかの誰かを暖める
ひと品願って 今日も編む
広い世界の小さな片隅
見えない誰かに届くの祈って
こつこつゆっくり文字を編む
小さな 小さな 編み物作家


人気ブログランキング ← 色とりどり。


※変更:2016年8月6日
花も光も雨も巻き取り → 花も光も雨風嵐も巻き取って
これがわたしの世界 → これが小さな わたしの世界
暖かな部屋 → 温かな部屋

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(# 86)「身勝手ナワタシハ闇ノ底デ独リ微笑ム」

2011-11-14 23:28:29 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。

今週も始まりました、お茶会の時間です。
週明けの今日を皆さま、どのように過ごされましたか?


今日の茶菓子はですね、片思いの苦しさを想って作ってみました。

想う相手から想われないというだけで、いえ、それだけじゃないですよね。
ネットでいじめの集中砲火を受けて死ぬ人だっている。

価値があると私やあなたが思う誰かや集団からの評価に、
私たちはこんなにも、弱い。

今のあなたはどんな闇の中にいるのでしょうか。
あなたが、わたしが、闇に殺されないで済む世界にするために、
できることを一歩一歩やっていきたいです。

またお会いしましょう。


2011年11月14日 ブログ直接投稿
「身勝手ナワタシハ闇ノ底デ独リ微笑ム」

誰かを想う気持ち
どうして止めることができない
想っても 想っても
その想いは返されることなく
伸ばした手はただ徒に宙を掴む

分かってる
これが自分のためだけだって
欲しいのは貴方なんかじゃない
ただ囁く声が 温かな腕が欲しいだけ
闇の中で凍える心を
抱きしめてほしいだけ
貴方もきっと 同じこの闇の中で
誰かを求めて震えているのにね・・・

寂しいわたしは誰も救えない
独りの闇に囲まれて
伸ばした手は宙を切る
そこには誰もいないから

身勝手なわたしは誰も救えない
誰もいないと 分かっているから
虚像に向かって声を投げる
貴方を助けるわたしを救って・・・と

重く伸し掛かる闇の底で
わたしは貴方の姿を瞼に浮かべる
ごめんなさいと 呟きながら
貴方を想ってごめんなさい
貴方を利用してごめんなさい
貴方を救えないわたしで
ごめんなさい

誰かを想う気持ち
どうして止めることができない
身勝手なわたしは
貴方の幻を 闇に描き
涙で濡れた 冷たい手を伸ばして
空っぽな闇に 独り微笑む


人気ブログランキング ← でも、みんな自分の都合だけで生きてるんですよ。


※変更:2016年11月22日(いい夫婦の日!)
そこには誰もいないと知って → ~知ってて
どうかわたしを助けて・・・と → 貴方を救うわたしを選んで・・・と

※変更:2017年6月10日
そこには 誰もいないと知ってて → 誰もいないと 分かっているから

※変更:2018年8月21日
貴方を救うわたしを選んで・・・と → 貴方を助けるわたしを救って・・・と
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