まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「多様性」3:「宗教」と「想像力」。

2022-01-22 19:42:21 | 思うこと。
週末でございます。

まかろんは昨日、pixivの小説募集にポイっとしてきて、晴れやかな週末です。

(募集、といっても特に賞などなく、
 抽選で メーカーから何か当たる程度のものなのですが😅
 でも、書いてないと鈍ってしまうと思って参加してます〜)


投稿も終わったので、
思ったことを、またちょっと書いてみたいと思います。



(まずは皆さまに、おめでたいこと✨が起こりますように、の写真をどーぞ 😄)


年末年始に「多様性」ということで
思ったことを書かせていただきました。


それと似た話なのですけど、
年末年始に、宗教関係の人たちに、思うことを伝える機会がありました。
(ツイッターやブログに凸しただけですが 💦)


彼らが何か思ってくださったか、聞く耳もたなかったかは
どの方も、大人の対応をしてくださったので、よく分かりませんが、


宗教でまかろんが思うことは

たいていの宗教関係者は 教義 に目をうばわれて、

現実の人々への「共感力」「想像力」を忘れているな、ということです。



たいていの宗教には、教義、教えというものがあります。

それは、人間はこうであるべきだ、というものです。

宗教者はそれを目指して頑張るわけです。
立派です。


しかしながら、そうした人たちはえてして、
正しさに目を奪われて
その正しさと違う人たちを馬鹿にするをもってしまいます。


これは一般の人にも見かけることですが、

なんでお前はこれこれと思わないのぉ〜?
こうすりゃ幸せになれるのに、なんでお前はこんなこと出来ないのぉ〜?


よく見かけるお説教ですね。


そして宗教の方たちは特に、

神がそう言ってる、仏典にそう書いてある、と言って
ご自分で考えようとなさってない、


まかろんにはそう見えます。



まかろんが思うのは、

そうした方々は、

最初に「正しさ」があって、それに人を押し込めればいい

と思っているように思われます。


でも。


本当に、ご自分がその立場(身体条件、生育環境もふくめて)にあったら
相手のように思ったり行動したりしないのか、ということです。


そして本当にその立場になったとき、
今ご自分で口にされている綺麗なお説教を、実行できるのだろうか、

その言葉は自分に響くのだろうか

ということです。



昨年末に書いた、「“多様性”と、”自分に正直になる”ということ。」 でも思ったことですが、

もっとみんな、自分(の弱さ)に正直になった方がいい、と

宗教の方にまかろんは思うのです。



大昔の人たちの言葉の解釈で、きゃっきゃするのが
本来の宗教なのでしょうか。


そもそも、信者のお金で衣食住がまかなわれて、雨風しのげて
違う立場からの意外な言動にも出くわさない、そういう環境で

自分は天や神と合一しただの、悟っただのと感じたところで、


自分の環境からちょっと何かが失われるだけで崩れる、

そんな程度のものではないかと思うのです。



まかろんは、見えない力に敬意をもつのは良いことだと思っています。

人間は、よく考えてみると、意外にそういう
見えない力に影響されて、
ぽっかり心に穴を開けたり、つつかれていたりするものです。


そして何か極限の状態で、はっと
何も準備できていない自分に出逢ったりするのです。


その、普段我々が考えないでいる領域に向きあうのが、宗教です。


だから宗教には敬意を感じています。



ですが、宗教(や哲学)に肝心なのは

昔の人の言葉を格好よく解釈することではなく、

世界中の、自分と違う立場の人たちの、

自分と違う行動原理に、謙虚であること、その「想像力」ではないかと思うのです。



その「想像力」がない宗教談義や哲学など

まかろんには、安全な壁のなかでの言葉遊び だと感じます。



こう申したところで、まかろんも思い込み知らないことが多くある人間で、

日々皆さまのブログやいろんな話で、勉強させてもらっている身ですが・・😣💦




宗教に関心のない人には、何のこっちゃな記事だったかもしれませんね。


でも・・



本当に人々に寄り添える人が、一人でも増えるといい。



真剣に宗教をされている人たちの努力が勿体ない、と思うので、
どこかでこうした考えが届くといいな、と思って書きました。


あと、宗教にこりかたまった人に変な脅され方されて、
洗脳されそうな人たちにも。



皆さま一人ひとりの、幸せが叶う世界になることを願います。



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「世界樹をさがして」 : 新作出しました〜。

2022-01-21 20:47:36 | 不思議な物語たち
ブログを読んでくださる皆さま、お知らせでーす。

Pixivで募集しているお題小説、今月末締切のテーマは「」。


つたないですが、書いてみました。


「世界樹をさがして」


(不思議な 雪の世界 ✨に迷いこんだ男の、不思議なお話。
 
 3258字。7分で読めるそうです〜)



明日から次のお題を考えます〜。
まだ何も思いつかないんで、自信ないけど〜。



ではでは良い週末を😊



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「よろしくね、世界。」: 新作、出しました〜。

2022-01-04 19:15:35 | 不思議な物語たち
ブログ読んでくださる皆さま、お知らせでっす。


Pixivで昨年末に募集してたお題小説、
投稿しました!


「よろしくね、世界。」

(不思議な、自販機のお話。 

 3711字。7分くらいで読める長さらしいです💖)



締切2時間前に思いついて書き始めたんで、
締切には・・間に合わなかったんですが!

「孤独のグルメ」の特番をあきらめて書いても・・間に合わなかったんですが!!

(く〜〜〜〜 😭)


まあ、せっかくなので、書き上げて出すことにしました。


良かったら、ご覧ください。


ではでは、良い一年のスタートを〜〜〜🙏✨




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金魚に取り憑かれた男: 芸術家とエロス

2022-01-03 19:19:16 | 思うこと。
あけおめでございます〜。

世間さまがお屠蘇気分でいるうちに、

先日ご紹介しました、「金魚鉢、地球鉢」展で
もう一つ、思ったことを書きます。



上野の森美術館(東京) 2022年1月31日まで開催


前回ご紹介しましたように、
この作者の深堀さんという方は、金魚に取り憑かれたような人でございます。

ありとあらゆる器(になりうるもの)に金魚を視るのですね。

そうして、器にアクリル樹脂を一層、流しては金魚の一部を描き
また樹脂を、といった形で金魚を立体的に “描く” のだそうです。




(再掲:撮影可の作品です)



さてさて、ここまでは前回書いたことですが、
実はまかろん、もう一つこの展示会で

ヤベーなこの人、と思ったことがございます。



それは、「デス・ノート」です。



展示を歩いていましたら、「デス・ノート」と書かれた説明板が目に入りました。
(残念ながら、会場のほとんどは撮影不可なので、写真でお見せできないですが)

なに?漫画とのコラボ?と思いましたら、違いました。


ガラスケースの中に
金魚のデッサンを描いたノートがいくつかありまして。


説明書きを読みますと、こんなことが書いてありました。


深堀さんは、生きている金魚のデッサンはしないのだそうです。

ただ、毎日水槽の前に座り、金魚を眺めるだけなのだそうで。


「しかし、その愛する金魚が亡くなった時だけ(略)その姿をデッサンをします」

「動かなくなったからこそ」

「体の特徴や細部を自分の脳に焼きつける作業」


「脳に宿った金魚たちは 次からの私の作品に 確実に影響をもたらします」



・・なんという、エロス


ヤバくないですか、この人?
(芸術家への褒め言葉と受け取ってください)


一人の男が、毎日まいにち、
ゆらめく金魚たちをただ眺めるんですよ。


そうして、彼女らが動かなくなったときだけ、紙に残す。
次の作品への、糧にする。


それはある種の・・捕食ではないかと思うのです。



ものを創る、というのは、ある種の、捕食だと思うんです。

たとえば詩は。


舐めても、噛み砕いて呑みくだしても、
それは “わたしのもの” にはならないから。


だから、書く。
言葉で、それを、絡めとる。


そういう側面があります。


たぶん、絵も、音楽も、踊りも、他の創作も。



深堀さんがどこまでそう思っているのか分からないし、
ただのど素人の勘ぐりだ、失礼な、と言われるかもしれません。


けど、この説明に、まかろんは
芸術家のただならぬ、秘めた情熱とエロスを感じました。



個人的には、まかろんは自分の作品に
エロスを組み込むことは避けております。


なぜなら、男性にとってはワンダーランドな性の世界は、
往々にして、女性には隷属と蹂躙と搾取の、地獄の世界であったりするからです。

(多くの宗教で、性がタブーになるのはこのせいかと思っております。
 人を蹂躙しておいて、清い者として神事などできないですからね)


ですけれど、深堀さんは金魚を蹂躙しているわけではありません。



・・エロス、ってなんなのでしょうね。

人を傷つけないエロスというものはあるのでしょうか。



そういったことを新しい年には考えてみたいと思った、
そんな昨年末に観た、展示会でした。


1月末までやっているそうなので、良かったらご覧ください。



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「多様性」2:いろんな美に満ちてる世界。

2022-01-01 06:13:07 | 思うこと。
明けまして、おめでとうございます〜。

新年、明けて30分ほどの時間から、皆さまにご挨拶をします。
(と書きかけて眠くて寝落ち。今、朝6時です)


昨年30日に出した記事、
読んでいただきありがとうございます。

そこで、多様性に関して、もう一つ書く、と書いたのですが…

あいにく、31日はいそがしく、さらに、pixivのお題小説募集に、
締切の2時間前になってネタを思いついておおわらわで書いていて、

…こちらで言ったことを守れませんでした。ごめんなさいっっっ😣💦
(しかも締切には間に合わず・・まあ、そーだよネー)



ということで、「多様性」でございます。

まかろん、先日こんな展示に行ってまいりました。





上野の森美術館(東京)で2022年1月末まで開催中の、
「金魚鉢、地球鉢。」です。


この作者の深堀さんという方は、金魚に取り憑かれたような人でして。


ありとあらゆる器(になりうる、くぼみ)に金魚の姿を見るんだそうで。

そうして、器にアクリル樹脂を一層一層、流しては金魚の一部を描き
また樹脂を、といった形で金魚を立体的に “描く” のだそうです。




(注:これは撮影可のものです)


で、本当にいろんなものに金魚を視る人で、

逆さに開いた傘のくぼみ、とか。
古くて捨てようとした箪笥の引き出しとか。


そこまでは良いのですけど、


捨てられて、つぶれて錆びた空き缶のくぼみにも金魚が視えたらしく、

そうした作品も数点展示されていました。



正直、まかろんの目には、その空き缶の作品は汚く、
むしろ気持ち悪いものに写りました。



でも、ですね。


これが、創作者 というものなのだろうなぁ、とも思ったのです。



作品を(絵とか詩とか音楽とか)創る人、というのは
その分野でものを創らない人にくらべて、視えるものが違うのだと思うのです。


たとえば音楽を創ったり、プロ級に奏でたりする人は、

一つの音から得る情報が人より多いのではと思います。


ある種の生き物が、人間には見えない赤外線が見えたりするようなもので。


そうして創られた作品を楽しむのは、そういう特別な視野は要らないのですが、

創るには、そうした拡張された視野がないとできないもののように感じます。


(それはきっと、我々が普段目にしているあらゆるものは、
 我々が感知する以上に情報量を含んでいるので、再現にはそこまで視る目が必要なのかな、
 と思ったりもしますが、本題と外れますので、割愛)



で、ですね、この金魚作家さんの話に戻りますと。



(注:撮影可の作品です)


この人の作品は、本当に美しく、また幻想的であったりします。


そうしたものを創る目が、
ど素人のまかろんが “気持ち悪い” と思うものにすら、

”美” を見出してしまうのだと思います。


クリエイターはときどき、一般素人には、なんでそっちいっちゃうの?と思うものを
懸命になって世に出したりしますが、それはこういうことなのだと思います。


逆に、そういう目が、我々の目にも美しいと思うものを創り出す、
原動力なのだとも言えます。



だから・・



・自分の目には、くだらない気持ち悪い、と思うものにも、至上の美はある。

・そして、それを見出す目は
 他の人がうっとりするほど美しいものを創り出す力と、表裏一体なのだということ。


・そうした目は、他の目に美しいと映るものだけ作ってろ、と
 都合よくはいかないのだ、ということ。



・・そう思ったところで、人生にどう役立つのか
まかろんにはよく分かりませんが。
(ご意見があったら、教えてください🙏)


「多様性」ということで、こんなことを思ったことを思い出して、書いてみました。



明けまして、おめでとうございます。


人生うまくいっている人も、生きづらさを感じている人も。


すべての人に、”生きる場所” が得られる世界となることを、

2022年の夜明け前の世界に、願います。🙏✨



↓ 良ければ、ぽちっと! ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!
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