まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「天からのギフト」 (# 140)

2012-04-30 21:09:41 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。
連休中ですけど、皆さまいかがお過ごしですか。
まさか、まさかパソコンの前にずっといた、なんてことないでしょうね?

なーんて言いつつ、毎日ついったーでつぶやいてたまかろんです。


ところで、お休みの方も、そうでない方も、あなたは「あなた」ですよね。

わたしたちは毎日一生懸命、「わたし」をやってます。

人生それで上手くいっていればいいのですが、まあ・・・
上手くいってないから、皆いろいろ苦しいわけで。

「自分」というものは、堅固なものと思えるけど、
実は「他人の見る目」という枠と「過去の記憶」によってできています。
だったら、それ、リセットできちゃったらどうなるんでしょう。

そうはいっても、仕事とかでは連続した「私」というものが求められるわけで、
だからなかなか「自分リセット」は難しいのですが。

ゴールデンウィークだからね。 黄金週間、だから。

一時でも、リセット、しちゃいましょ。


というわけで、今日は「リセット」をテーマにこんなお茶菓子選んでみました。

あなたを辛くさせてる「自分」をリセットできたら。

頑張っているあなたにそんなギフト、届けます。


2012年4月30日ブログ直接投稿 「天からのギフト」

暗闇の中 ずっとひとりで
いるような気持ちがしていた
誰かがいないと さみしくて
寂しくて寂しくて 寒くて
死んでしまいそうな気がしていた

孤独を創っていたのは わたし
寂しさを創っていたのは わたし
誰かがいるだけで 温かくなるのなら
わたしの中に 温かさがあったということ
その温かさを声に変え まだ見ぬ誰かに届けたい

ねぇ あなたはいまどこにいる?
待っている こころを春風に変えて
一瞬一瞬が あなたからのギフト

天から花びらが降ってくる
あなたの声が降りてくる
まだ聞いたことのない あなたの声
ずっと心のどこかで知っていた

天から光が差してくる
あなたの眼差しが降りてくる
まだ見たことのない あなたの笑顔
わたしのこころは満ち溢れる

だから あなたに伝えたい
あなたがいまどこにいても
わたしは喜びに包まれていることを
春の光に風に花びらに
知っている あなたのぬくもりを

一瞬一瞬が あなたからのギフト


人気ブログランキング ← 貴方に愛を届けます。

<店主の独り言>
今度の木曜前後に、GW特別企画をします~。
もし良かったら遊びに来て下さい♪
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「幸せの哀しみ」 (# 139)

2012-04-26 20:56:51 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

いよいよ連休間近ですね。

そんなお休みムードにあまりそぐわない内容ですが。

相変わらず、どうやって生きていけば良いのか、混乱しているまかろんです。

で、あんまりキラキラうわーい、なんて気分になれなくて、
旧作で何かないかなぁ、と漁ってみたら、こんなのが出てきました。

そうそう、こんなの書いたよなぁ。

 2018年の今、言えることは、
 幸せの中に哀しみを感じてしまうのは、
 うわべの幸せで、まだ開いたままの傷が覆い隠されてしまうから。
 
 傷をかかえた自分が、なかったことにされてしまうから。

 2014年の梅雨の詩が頓挫したままですが、
 忘れないでと言ってる貴方と私に答えを届けられたらと願っています。


連休前の皆さまに。
尽きることない幸せが広がりますように。


2010年8月14日ついったー投稿 「幸せの哀しみ」

ただ嬉しくて楽しくて満たされていて 

光あふれる刻の中
 
それでも 幸せだと思うと哀しくなる 

蜃気楼のように 

掴もうとすると 見えなくなる

この曖昧なもの
 
これが幸せなのか そうなのか


人気ブログランキング ← 曖昧な空気の中で泳ぐ鯉のぼり~。
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「北の春告げ花」 (# 138)

2012-04-23 22:01:04 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

さあ、本日のお茶菓子です。

まだ天候が安定せず、春らしい陽気になかなか恵まれません。

だけど、日中は寒い寒い、と思っていても、
夜、外に出てみると意外な暖かさにびっくりします。

雨の匂いも柔らかになってきました。


桜も散ってしまったけど、まだ春が来ないあなたの心に。
春の息吹を届けます。


2012年4月23日ブログ直接投稿 「北の春告げ花」

北の空に光がさして
ぬかるみが地に広がっていく
白い雪のそこかしこから
緑の葉がおずおず顔出し
花のつぼみが頭もたげる

北国に咲く春告げ花
重い雪に覆われた
冷たい大地に根を張って
ほんの少しの死のほころびに
芽吹く針先ほどの生の息吹

南の地では 冬でも雪がないらしい
行ったことない 遠い国
陽光注いで 大地は温まり
あふれる天と地の恵み
絶えることなく 地を満たす花
寒さにおびえることのない
人々は どんな顔で笑うのだろう

子供心に憧れた 色鮮やかな南国の花
まだ雪香る今思い出す
凍った大地に咲く花は
陽光満ちる土地に咲く
花ほど鮮やかではないけれど
やっと春が来たと待ちわびる
人々の想いで光を放つ

僕はこの地で生き続けよう
花が咲いたと呼ぶ声が聞こえる
僕はこの地で生き続けよう
春を喜ぶ友の笑顔が見える
もの死に絶える冬が永いから
わずかな春を大切にして
僕らはこの地で生きている

だから 

僕はこの地で咲き続けよう
冬が永くて春が見えなくても
わずかな温もりに咲く 
春告げ花のように
この地に暮らすみんなの顔に
笑顔の花を咲かせたいから
みんなで春を 迎えたいから

雪残る大地に りんと立つ
北国に咲く 春告げ花



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「桜は散ってしまったから」 (# 137)

2012-04-19 20:58:53 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。
花曇りの肌寒さが続きますが、皆さまいかがお過ごしですか。

東京ではだいぶ桜が散ってしまいました。
寂しいですけど、八重桜が、そして色とりどりの花々が本番を迎えます。
そうして、少しずつ、少しずつ暖かくなって、
またあの温かなシャワーみたいな梅雨の雨が、くちなしの香りの中で煙るのでしょう。

時間の流れというものは、本当に、不思議なものですね。


今日は失恋の茶菓子です。

恋の苦しみだけでなく、全ての皆さまの苦しみが、
桜と共に散っていきますように。

まかろんは、そんなあなたを応援しています。


2012年4月19日ブログ直接投稿 「桜は散ってしまったから」

柔らかに緩む春の空気に
つつましやかに桜がほころぶ
無骨な枝から覗く色は
ふと見たあなたの笑顔を 
思い出させる

冬の冷たい空気を耐え抜いて
凛と佇む桜の枝から
生まれる花の 柔らかな色は
厳しい面持ちのあなたの中の
柔らかな部分を思わせて
どんなにそれが欲しかったか
土の香りする春風の中
忘れた痛みを ふと思い出す

ほころぶ色は やがて広がり
視界を埋めて やがて去っていく
はらはら舞い散る桜の花が
柔らかに微笑むあなたを彩る
わたしに向けられたことのない
笑みが淡い青空に溶けてゆく

はらはら落ちる花びらの向こうに
待っている あなたのいない世界
さあ 生きてゆこう
痛みを春風に乗せて
想いを花びらに変えて
何もかも流して 生きてゆく

柔らかに緩む春の空気
輝く若葉が樹々を彩る
あなたを想うわたしの心は
花びらと共に散ってしまったから
萌える若葉がわたしの心
輝く心で生きていける

さあ 生きていこう
新しい季節
さあ 進むんだ
瑞々しい若葉の心で
あなたのいない この世界を

花の終わった 若葉匂う
あなたのいない 輝く世界を



人気ブログランキング ← 桜が終わっても、春はこれからが本番♪
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「桜の季節」 (# 136)

2012-04-16 20:48:39 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

桜の時期も終わりかけてますねぇ。
まだまだ寒い日が続いてますが、いかがお過ごしでしょうか。


四季折々、さまざまな花が街を彩ります。

それぞれの花には決まった時期があり、どの花も移ろいゆくのですが、
桜の花は移り変わりがひときわ激しい花ですね。

また、日本人にとっては学校や会社の新しい年度始めと時期が重なるので、
折々の自分の歴史が重なって見えることでしょう。

それだけに、その花の中に時が凝縮されているかのように見えるかと思うのですが、
皆さまはいかがですか。


輝く光をあなたの中に見出せますように。
心の目を春の息吹で洗い流せますように。


2012年4月16日ブログ直接投稿 「桜の季節」

桜の花が こぼれ咲き
街の心をやさしく洗う
冬をしのぐ 心を映して
固く冴えてた青空は
桜の色に ほころんで
柔らかな色を街に広げる

新しい季節がやってきた
何もかもをぬぐい去る桜
また新たな時を始めよと
道行く人に色差しかける

新しい季節がやってきた
広がる花の天蓋の下
ずっと昔の新入生も
ぴかぴかの心 取り戻す

桜の花は ふんわり広がり
柔らかな空 微笑み返す
はらはら舞い散る 花びらは
道行く人に降りかかり
新たな時の祝福で
街と人とを やさしく洗う

洗われた街 洗われた人
洗われた空 洗われた刻
今この瞬間 溢れだす
やさしく広がる 桜の花


人気ブログランキング ← 心の目を洗っても、ケーキの誘惑には勝てないかも・・・!
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