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まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「カスタードクリームの海」 (# 200)

2013-01-31 21:36:24 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。


月末ですね。
今日で1月が終わりです。
今月は皆さまにとって、どんな月でしたか。

まかろんは何か、あれもやって、これもやって、
チョコレート祭りにワクワクして、ええっ、まだ1月終わってないの?!
って気分です。

もう、今が3月でも良いくらい。

いや、チョコレート祭りはこれから本番なんですけどね!

前哨戦で燃え尽きるところでした。
危ない、危ない。


明日はまだ金曜でお仕事ありますし、燃え尽きてる場合ではありませんね。

走り過ぎる心をすこぉぅしクールダウンさせましょうか。

平和な静けさが、皆さまの心に訪れますように。


2013年1月31日ブログ直接投稿 「カスタードクリームの海」

眠りから ぽんっと
放り出された 午前四時
まだ早いよと 時計はちくたく
ぼんやり 枕に顔うずめ
暗闇に点る 小さな灯りに
カスタードクリームの甘い夢

まだ起きるには早い夢の中
カスタードクリームの海を行こう
さくさくパイの船に乗り
黄色の海を滑っていこう
ホイップクリームの島 めざし
チョコチップの餌 ばらまいて
バナナの魚を追いかける

空に見えるは メレンゲの雲
キャラメルソースの雨がやんだら
空に広がる ジェリーの虹
おーいと 胸いっぱいに叫んだら
ふわふわマシュマロの天使が降りて
寝ぼけた耳に こう囁く
もう大丈夫 もう大丈夫
全ては何もかもあるがまま

まだ暗闇に沈む 午前四時
救いの眠りは部屋をたゆたう
届きそうで届かない
眠りを寝ぼけた頭で探す
そんなときは カスタードの海の
マシュマロ天使が降りてくる

さあ カスタードクリームの海を行こう
おーいと 胸いっぱいに叫んだら
優しいこだまが返ってくるよ
もう大丈夫 大丈夫 
全ては何もかもあるがままと



人気ブログランキング ← さあ、とろける眠りの国へ。
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「ただ 『 』なることを」 (# 199)

2013-01-28 21:51:04 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩はです。


月曜ですね。

手持ちにいくつも茶菓子のストックがあるんですが、
季節が合わなかったり、気分じゃなかったりで、ですね。

ブログ更新の日なのに、どうしたものだろう、と思ってたら、
あまりキラキラした気分じゃなかったんですね。


それで、今の気分で!

茶菓子を作ってみました。

当茶会で出す茶菓子(詩)は、
数週間から一年以上寝かせているものの中から
その日の気分に合わせて出すことが多いので、
こんな急ごしらえを出すのはちょっぴり不安なんですが、
できたてほやほやです。

ご賞味ください。


また、お会いしましょう。



2013年1月28日ブログ直接投稿 「ただ 『 』なることを」

夜中 いきなり目が覚めた
身体は 眠りに戻りたがって
でも頭は 途端にぐるぐると
機械のように 動き出す

何がいいとか 悪いとか
昨日の事とか 今日の予定
映写機のように からからと
空っぽな脳に 映し出す

考えたくないよ
誰か 止めて
痛みも安らぎも欲しくない
夜中の午前三時には

夜中 いきなり目が覚めた
身体は 眠りに戻りたがって
でも頭は 途端にぐるぐると
何かで 自分を埋めようとする

だったらせめて
せめてせめてせめて

聖なることを
精なることを
静なることを
ただ 「 」なることを

何も要らない
何も欲しくない
痛みも愛も正義もなぐさめも
この真っ暗な 午前三時には

何も見えない 静寂の中
透明な「 」が 私を埋めて
痛みも安らぎもない 平穏が
静かにどこまでも 広がっていた



人気ブログランキング ← お休みなさい・・・。
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「帰っておいで」 (# 198)

2013-01-24 21:01:31 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。


チョコレート祭り、前哨戦が始まりました。
サロン・ド・ショコラです。

これが終わればいよいよ各デパ地下が
チョコレート商戦の本番を迎えます。

楽しみですねっ。


名だたるショコラティエさんたちの力作が、街中に溢れ返る今、
チョコレートの大海原に抱かれたいです。


疲れている時って、2パターンありますよね。

質の高い、高級なもので自分をリッチに甘やかしたい時と。
うんと安い、粗雑なもので、自分を安心させたい時と。

でも、粗雑なもので安心する時って、
自分をその程度の価値しかない、って思えて
這い上がれないでいる時だから・・・

そうするしかできない時はそうするしかないわけだけど、
できれば自分をうんとリッチに甘やかす方を選べると良いですね。


まかろんのお茶菓子はどっちかな。


今日はそんなお疲れ様な方に。


2013年1月24日ブログ直接投稿 「帰っておいで」

暗くなってきた くもり空
今にも 冷たい雪でも降りそう
暖房をしても 薄暗い空が
寒さを部屋に 忍ばせる

優しい色のカーテンが
柔らかな光のランプに照らされて
夜と寒さを締め出してあげると
そっと温かく 申し出る

だけど あなたのいない家は暗い
あなたのいない 家は寒いよ
ランプを点けても カーテン閉めても
あなたのいる外は 暗くて寒いから

早く 早く帰っておいで
温かいお茶で 待ってるよ
寒い夜道を もくもくと
歩いてるあなたを 温めたい

とっぷり真っ暗 暗い空
窓の外から 冷たい闇がにらんでて
だけど カーテンしないで待っている
ポットいっぱい お茶用意して

心の中で 小さくささやく
早く 早く帰っておいで
暖かな部屋で ほっとする
あなたの笑顔を見たいから



人気ブログランキング ← 早く甘い神様に会いたい・・・。
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「1・2・3!」 (# 197)

2013-01-21 21:44:56 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

寒いですけど、お元気にされていますか。
また始まる一週間、どうぞ元気に乗り切りましょうね。


先週末はセンター試験だったようですね。

週末、昼ごろ歩いていたら、とある大学の近くを通りまして、
受験生らしき若者たちを大勢見ました。

久々に若き緊迫感を思い出し、新鮮な気持ちになりました。


社会人になると、受験のような、
結果が明らかな挑戦は中々出くわさないのですが、
本当に大切なひとつからは逃げ出さない自分でいられたら
・・・いいですよね。


・・・という話と関係あるのかないのか、今いち自信がありませんが、
一週間の始まりの元気づけに、こんな茶菓子はいかがですか。

また、お会いしましょう。


2013年1月21日ブログ直接投稿 「1・2・3!」

これが欲しいと思っても
すぐに出てくる 欲しいあれ
あれが欲しいと思っても
あっちもいいなと 目が移る

あれをしたいと思っても
すぐに出てくる じゃぁそれも
やっとそこまで 済ませても
だったらこっちもと 気が萎える

すべてが欲しいと 思うから
何ひとつ 手にすることができない
一個でいいじゃん 1・2・3
一歩一歩 進めばいい
あれこれ何もかも 最初から
やろうとするから 手につかない

小さな一歩 笑われたって
何もしないで笑ってるヤツ
十年先には 知らないよ?
どっちが 笑ってるかなんて事

だから進もう 1・2・3
こんな程度じゃと嗤ってる
自分を心で 蹴飛ばして
たった今ここから始める未来

さあ 1・2・3 !


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※変更:2016年11月4日
やっとそれまで 済ませても → やっとそこまで
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「冬の子守唄」 (# 196)

2013-01-17 21:53:12 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

今日も寒かったですね、皆さまお元気ですか。


先日の雪がまだ大量に残っています。
びっくりですね~。

前回のお茶会で、過去にご提供した「雪」というお茶菓詩を
ご紹介したとき、自分でもその回の記事を読んだんですけど、
塩コンブ(あいさつ文)の方は、ずいぶんメンドくさいこと書いてたなぁ、と
我ながら驚きました。

2012年の2月、と言ったらまだ一年も経っていないはずなんですけど、
う~ん、要らないですね、こんなメンドくさい御託。

あの時はあれが精一杯だったんですけど。

頭で考えてたなー、って思います。

って言っても、現段階でもまだまだ頭でっかちなんですけど。


とにかく、一年で人ってこんなに変われる。

今しつこく残ってる雪もいつかは溶ける。

枝ばかりの樹だって、いつまでもそんなじゃない。

生きていればね。

そして枝ばかりの樹だって・・・葉がないからこそ星を抱ける。


まあ、そんなこんなで
今日のお茶菓子、お楽しみ下さい。

また会いましょう。


2013年1月17日ブログ直接投稿 「冬の子守唄」

ひゅるりるるらら 風の夜
裸木の梢に星光る
ゆらりゆらゆら 星の夜
風に揺れる星の枝

樹々は豪奢な葉を落とし
厳しい季節に身を備える
裸の枝は鋭く尖り
暗い夜空に突き刺さる

凍った星々 しゃらららら
砕けた星屑 空に散る
夜より暗い樹々の枝は
ほうきとなって星を掃く

ひゅるりるるらら
凍った星屑 風に散る
しゃらりらしゃらりら
星のしずく 降り注ぐ

ひゅるりるるらら 風の夜
枯葉と一緒に 星が散る
ゆらりゆらゆら 星の夜
裸枝の子守唄

冬の木は唄ってる
星空抱く 子守唄


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