まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「朝四時に」 (# 156)

2012-06-28 22:08:59 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は。
6月も終わりに近づいていますが、皆さま、今週はいかがでしたでしょうか。

夏至が過ぎたばかりで、朝が大変早いです。
日の出前の、夜でもないけど朝ともつかないぼんやりとした薄白い時間が好きです。

ほとんど人も動いてなくて、そんな時、世界はわたしだけのもので、
一瞬一瞬が痛いほど薄く静かに、わたしの前に横たわるのです。

その神秘さをあなたにも届けられますように。

また来月お会いしましょう。



2010年8月29日ついったー投稿 <加筆> 「朝四時に」

全くの無音の中 
目が覚めた朝の四時 
何もない静寂は 
痛い程の圧力をもって 
私を注視する 

私が手を持ち上げる それは形となる 
私が身じろぎをする それも形となる

全ての動きは 
踏まれたことのない雪原に 
足を踏み出すにも似て 
一つ一つが冒険であり 
生の証だった 
全くの静寂の中 
己だけが確かな生として 
私はあった

つかの間の永遠 
朝の四時



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「思念のセカイで」 (# 155)

2012-06-25 21:26:01 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。
またまた月曜です、皆さまいかがお過ごしですか。


まかろんはですねぇ、土曜の朝、急に精神疲労をどっと感じて、
土日の予定全部潰して、2日間寝てました。

月曜まで寝こんでいられないので、思い切って、
寝て、寝て、寝て、寝まくりました。

普段の生活が要求する、「あれしなきゃ」「どっちが正しいのだろう」
「私は正しいことをしているのだろうか」「何が“正しい”のだろう」が全くない2日間。

明けて今朝、ぽかんとした朝に、
普段自分がどれほど思考という重荷を背負わせていたか、と思いました。

そして思いました、もしまかろんが後1か月しか生きられないとして、
それでも「悟り」を今まで通り追求し続けるのだろうか、と。

今までのまかろんの「悟り」の追求が、
いかに「この先も人生がある」ことに依存しているか、
「この先も続く人生を生きやすくする方便」でしかなかったか、
ということがふっと、異世界の2日間の後の今朝、おぼろに分かった気がします。


・・ということを2012年に書いてまして。

まあ2018年の今、「悟り」はほんとどーでもいいです。

それに・・「人生を生きやすくする」ことを目指して何が悪いの?
と今のまかろんは思います。

悟りとか本当の何か、とか目指して現実を変えないでいるよりは、
現実を変える努力をする人の方がずっと偉いですよね。

現実は・・スピリチュアルの人が言うよりはるかに重い。

上司に物申すだけでも全身の精神力を振り絞らないとできない。
クビにされたら生きてけないです。

そーゆーことにね、ちゃんと寄り添わないと
スピリチュアルは何の意味もないと思うんですよ。

スピリチュアルに限らず、こーじゃなきゃダメでしょー、ばかりが
声高に言われます。

でも。

それは何の役にも立たない。

何がそうさせないのか、なんでそうならないのか、
その原因をちゃんと見ないと何も変わらない。

理想論出すのがスピリチュアルじゃない。

じゃあどうしたら変えられるのかな、を見せるところまで
踏み込まないと。

それがホントのスピリチュアル、というか人としての誠意だと思うから。


「悟り」はいらないけど・・・


貴方のセカイが変わりますように。


そーゆーことを、今やってます。


2012年6月25日ブログ直接投稿 「思念のセカイで」

内容証明で送ったんだけど
ふいに 後ろからそんな声

ああ びっくりした

思わず振り返れば 
ケイタイ片手のスーツのおじさん
さっそうと足早に追い越して
右に道を曲がって消える

見送った先に待っていたのは
スーツ姿のお兄さん
ケイタイ片手で見えない誰かに
しきりに頭を下げていた

この世は電波で満ちている
見えない誰かとつながって
この世は思念で満ちている
そこらの道もオフィスに変身

なんということもない住宅地
間を走る いつもの歩道
ママチャリちりりん レジ袋
あちらこちらに草花ゆれる

これがホントの世界だと
思念織りなすセカイで 生きる
スーツとママチャリ どっちが仮想
花がふわんと 風にゆれてた


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「永遠の今日」 (# 154)

2012-06-21 21:23:24 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

今日は夏至でしたね。
日本では梅雨の最中なので、だから何、的な感じがありますが、
冬に日照時間が極端に少なくなる北欧の人たちにとっては、
クリスマスに匹敵するくらい喜ばしく、盛大なお祭りの日なんだそうです。

一年で一番昼が長い日。

伸びゆく緑という豊饒の力が最高潮になると言われる不思議の日。

今日はそんな不思議にちなんで、選んでみました。


2012年6月21日ブログ直接投稿 「永遠の今日」

昨日恋人ができました
朝 目が覚めてそう思った
真っ白に新しく 始まる今日
昨日までの自分のすべて
何もかもがリセットされる

すがすがしく始まる永遠
窓から注ぐ朝日は高らかに
新しい生の始まりを謳い
身体の細胞ひとつひとつが
新しい光の中で 生まれ変わる

昨日までの私はいない
ここにいるのは愛されてるわたし
どこまでも広がる永遠の豊かさ
刻が止まった光の中で
ただ清められ 光となる

昨日恋人ができました
朝 目が覚めて夢だと分かった
だけど どこまでも続く永遠の今日
わたしは温かさにくるまれて
新しい朝を楽しんでいた



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「赤銅色のおひさま」 (# 153)

2012-06-18 21:26:54 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。
えーと、月曜ですね。
天気もそこそこ良くて、良かったですね。


毎日何かしら詩を作ろうとしていると、
小さな気づきとか、天からの小さな贈り物が時折ぽろ、ぽろと降ってきます。

他の人にはちっぽけで下らないものなのかもしれない。
でも、まかろんには大切なもので、
拾ったドングリを大切に宝箱にしまいこんでた子供の頃を思い出します。

まかろんの小さな宝物を貴方に。

良いことがいっぱい皆さまに降ってきますように。


2012年6月18日ブログ直接投稿 「赤銅色のおひさま」

赤銅色のおひさまが
夕べの空に落ちてゆく
おひさま おひさま ぴっかぴか
まん丸おひさま 磨きたて
泉に落とす コインのように
ゆらゆら ゆらゆら 沈んでく

さあさあ ぴかぴかコインが 欲しいひと?
1ペンス 2ペンス トフィー買お
3ペンス 4ペンス ぺろぺろキャンディー
5ペンス 6ペンス リコリス菓子
7ペンス 8ペンス ビスケット
ほらほら おまけだ
9ペンス 10ペンス ジンジャーブレッド

光のコイン 振りまいて
おひさま ゆらゆら降りてゆく
街はすっかり 赤銅色
手を伸ばして つかもうよ
おひさまばらまく 幸運のコイン
おひさま みんなのものだから
明日はきっと 幸運の一日

さあさあ 駆けてこ おひさま向かって
1ペンス 2ペンス グミ買おう
ほらほら わぁっと 歓声あげて
3ペンス 4ペンス レモンキャンディー・・・



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「だいじょうぶ?だいじょうぶ!」 (# 152)

2012-06-14 21:26:50 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

週末近いし、梅雨時なのに、すごく天気良かったから、
今日は何か爽やかなものを。


生きる、ということは、人と関わる、ということですね。

人と接することは、自分自身の在り様を教えてくれます。

自分が何を正義として何を嫌だと思って、何を受け入れ何をはねのけている人間なのか。

鏡から目を逸らして身支度しても、一応のことはできるのと同じで、
人と薄い関わりだけもって自分の心に直面しないでも、一応は生きていけるけど。

あいたたな自分は見たくないけど。死ぬほど怖いけど。

もう一歩だけ、勇気を出してみたら、
今まで気づかなかった美しい貴方の姿と出逢える、かもしれない。


そんな貴方の美しさに。

今日の茶菓子を贈ります。


2012年6月14日ブログ直接投稿 「だいじょうぶ?だいじょうぶ!」

人の言葉って不思議なもの
同じ言葉で良くも悪くも
気づかったつもりで 怒らせちゃったり
意味なく言ったら 喜ばれたり

人の言葉って不思議なもの
同じ言葉で良くも悪くも
あの人が言ったら嫌みかと思い
この人が言ったら励ましと思う

人と関わるって面倒と思う?
気づかいなんて馬鹿らしい
どうせしっぺ返し喰らうだけ
そう思えば そういう世界が待っている

人は私を分かってくれない?
分かってないのは お互い様
あの人この人 線引きしちゃって
誰かをしょんぼりさせてるかも

どうせ 分かっていないなら
臆せず 足を踏み出してみよう
笑われたっていいじゃない
お前は分かってないと怒られたって

だいじょうぶ?と 声かけて
だいじょうぶ!と 肩たたく
やってみようよ 大声で
誰かに光が伝わるの信じて

やってみなくちゃ 分からない
やってみなくちゃ 始まらない
だいじょうぶ?と 声かけて
だいじょうぶ!と 肩たたく

この世の言葉の力を信じて
誰かに光が伝わるの信じて


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