六枚目のコイン

つぶやき、趣味,占星術,

『人間改造の原理と方法』(Ⅱ)

2024年11月18日 19時27分57秒 | 仏教
(つづき)
では、
仏教は、人間の「なに」を、「どのように」改造するのであろうか?
『スッタ・ニパータ』では、人間をどのように改造しているのか?

改造されるべき素材としての人間を、
人間として成り立たせているものは、「業」だとしている。
世間は業によって存在し、人々は業によって存在する、という。

例えば、大天才に生まれついたことが、
彼を大天才にさせた最大の原因ではなくて、
最大の原因は「業」なのだという。

とすると、
人間の改造は、つまりは「業の改造」だというのだ。
業の改造こそ、人間の改造であり、
社会の改造なのだということになる。

では、
「業」とはなにか?

「業」とはカルマであり、果てしなく生死を繰り返してきたところの、
我々の行為である。
ところで、
「業」には三種類あるとされる。
一つには、思うこと(想念)、
二つには、言葉、
三には、行為(行動)である。

この三つが業なのだという。
これらの三つが果てしない前世の繰り返しの中で、
蓄積され、私たちの心の中にたくわえられている。
それが業である。

そして、
「業」には、善業と悪業、
そしてそのどちらでもない中立的な業の三つがある。

問題になるのは、「悪業」である。
密教では、この悪業を「悪因縁」として取り上げている。
そして、
悪因縁の消滅させることで、
業の内容を良い方に転換しようと考える。

かんたんに言えば、
凡夫の思考を仏の思考に変え、
凡夫の言葉を仏の言葉に変え、
凡夫の行為を仏の行為に変える、
という方法を取る。

それは理論であるが、
具体的にはどうすればよいのであろうか?

次に、
では、仏教の創始者であるブッダ釈迦は、
どう説かれているのだろうか?

人間存在の構造を変える仏陀の教法。
それを、「さとり」にいたる三十七の修行法。
と呼ぶ。

人間としての業と因縁をすべて解脱した究極の境地、
ニルバーナに入る唯一の方法として、
ブッダ釈迦は、この教法を説かれた。

 (つづく)
(『人間の原理と改造』より引用)

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永劫回帰(Ⅰ)

2024年11月07日 19時08分33秒 | 仏教
アメリカ大統領選、
トランプが圧勝しましたね。
下馬評では、たぶん、
トランプで間違いないということだったと思いますが、
日本の民放では、
まったくそういうことは言わず、
ひたすらトランプとハリスは接戦と言っていた。

だからというわけではないが、
どうなるんだろうかという思いで見ていた。
タロット占いでは、
けっこうハリスが当選するという予想が多くて、
ああこれはダメだと思っていたのだが、
やはり、読み間違いというものはあるようで、
けっこう外した人がいたようである。

これは水がめ座宮時代の本格的な到来が、
今回の結果を引き寄せていると、私は思っている。
それにしても、
トランプの勝利を祝いたい。
民主党の悪政に、いいかげん辟易していたのだ。

一番ひどいのは、ウクライナ紛争。
これはロシアの軍の越境で紛争が起きたと解釈する人が多いと思うが、
その前の2014年に、民主党(オバマ政権)の時に、
クーデターを引き起こすべく動いたのがいる。

名前は忘れたが、
ウクライナの分裂を画策したのが民主党である。
詳しくは他の資料で確認してもらいたい。

次には、
LGBT法案の可決である。
日本でも全員一致の可決で法案が通ったが、
あんなばかげた法案を通したのも、
駐日大使エマニュエルの要請を受けて、
自民党の全議員が全員の賛成投票で可決したのだ。

こんなくだらないことをアメリカ民主党は強いたのだ。
それがなくならば、
こんなうれしいことはない。

さて、
「永劫回帰」である。
運命学の本を読んでいたら、
横変死の運命について書かれてあった。

その文字を見たとたん、
これはブログを書かなきゃと思い立った。
そして、
前世についての思いを馳せた。

「永劫回帰」、
そうなのだ、私たちは永遠に同じ行為を繰り返しながら、
次の人生、次に人生と、繰り返し続けてきている。

タテの因縁は先祖の運命を繰り返すことになるのだが、
ヨコの因縁については、
前の人生を繰り返すことになるのが、
その因縁の特徴ということができるだろうか。

というのも、
人の因縁を見てみると、
前世に作ったカルマの出来事が、
現世に於いてもまた同じ運命の星が見られるからだ。

一時中断します。
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アメリカ崩壊

2024年10月23日 11時44分23秒 | 仏教

今、アメリカは麻薬・ドラッグの多用で、
以上のような光景が見られるようになっています。

そして、
これはアメリカでだけではなく、
カナダのバンクーバーや、
英国のロンドンなどでもみられるとのことです。

ガン末期の鎮痛剤として使用されるということですが、
ガン末期になると、
相当に苦しいということでしょう。

それを止めるために使用するということですが、
人の命は有言ではなく無限です。
つまり、
人は死んでも意識はなくならないで、
そのまま残って存在し続けるわけです。

そして、死の間際の意識はそのまま残るのです。
つまり、
ガン末期の激痛は、
死んでもそのまま残っていくということですね。

ねえ、そう考えると、皆さんはどう思いますか?
とても耐えられないんではないでしょうか?

私のささやかな体験を述べたいと思います。
私の姉(長女)は不信心な人間でありまして、
私が信仰の話をしても、
全く受け入れることは有りませんでした。

そして、
ガンになって短命に終わったわけです。
その後、
私に体調の変化がありまして、
考えると、
どうもその姉の死後の状態が垣間見れるのです。

つまり、
肉親の縁として、
私にその姉の苦しみが伝わってきているのがわかりました。

これを霊障と言いますが、
その霊的マイナスの影響を私も受けて、
お腹の調子がどうもおかしくなったのです。

それで、
私は、これはいかんと思って、
すぐに姉の『解脱供養』を申し込みました。
苦しみのあまりに浮かばれていない姉を成仏させるという
成仏供養を申し込みました。

そうして、二か月ほど経ったある時、
姉(?)の声がして、
ありがとう!と言ったのです。

私は、これで姉は成仏したなと確信したわけですが、
その霊をそのままにしておいたら、
彼女はいつまでも苦しみつ付けていたのです。

その苦しみの念は縁ある人にマイナスの霊的な影響を与えて、
同じような運命を、縁ある人にも生じさせていたことでしょう。

これは一例ですが、
死者の念はそのまま残るのです。
死者は生き続ける!

それをみなさんは理解しないといけないです。
こんな状態で存在し続けるのは、
この世だけの苦しみではなく、
あの世へ行っても持ち続けないといけないのですね。

救われないとはこういうことを言うのではないでしょうか。
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阿那含への階段と天界二十八

2024年09月09日 03時48分38秒 | 仏教
いよいよわかってきました。
前回も、
浄居天が不還果であると述べましたが、
不還とは阿那含(アナゴン)ですから、
そうすると、
第三禅前後辺りを、須陀唵・斯陀含の地位と、
推理できると考えられます。

ここで、
開祖のご指導内容を思い出したいと思います。
開祖は「シュダオンになると、霊光が出てくる。
弱弱しいけども清らかな光を放つようになる」と。

そして、
「シダゴンになると、徳と力を備えるようになって、
勢いを増す」。

そうご指導されています。
それが、天界二十八天にも言えるのがあるわけです。

例えば、
第二禅天の三位である「少光天」、二位の「無量光天」、
一位の「極光浄天」。
これらは、
光についての天の条件‣証明となっております。

そして、
第三禅の三位「少浄天」、第二位の「無量浄天」、一位「遍浄天」
第四禅になると、八位「無雲天」、七位「福生天」六位「広果天」。

これらは、順序良く、光を放つ、清浄である、そして福を備える
これらが聖者のシュダオンとシダゴンの条件だというのです。
これが、
師のおっしゃった、「天になる」ということだと思いますね。

結局、
ポイントは「心解脱行」 になるわけです。
禅とは、瞑想の状態を指していますから、その人の心の状態が常に、目指す心に保たれる。

それが目的になるわけですから、
まさに開祖の御指導と一致しているわけです。
そのために、
開祖はいろいろと手を配ってくくださってきた。
冥徳供養も、解脱供養も、
そして、他のさまざまな供養も、
みな弟子たちの成仏のため因縁解脱のため。
そして、
護摩法要を営むための勧進も、寄進も、
みんな私たちの因縁解脱・成仏のためなんですね。

そして、
まさに、無想天の魔境を超えて、
はじめてアナゴンに至ると考えられるのです。

ようやく掴めましたね、
アナゴンへの階段を昇る道が。
考えてみると、
「成仏」すること、
言い換えれば、魂の上昇を成し遂げるのは、
至難の技であると感じます。

それを可能にするのは、師の力とご指導なくしては有り得ない。
偉大なる師に出会えたことが、
私たちの人生の成功の全てだと言えるでしょう。

師への報恩に心から感謝!

とりあえず、
今回は、理論的な面で、ここまでとします。

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天界二十八

2024年09月05日 23時53分19秒 | 仏教
六道輪廻という言葉がありますが、
その六道を脱したクラスを、仏教では「四聖」と呼んでいます。

では、
天部の神様とはどういう関わりがあるのか、
それを確かめてみたいと思うのです。 

まず、 
「十界」という考え方がありますね。
迷いの世界とさとりの世界を、
十種類に分けたものという意味です。

①地獄界 ②餓鬼界 ③畜生界 ④修羅界 ⑤人間界
⑥天上界 ⑦声聞界 ⑧縁覚界 ⑨菩薩界 ⑩仏界、の十種類。

①から⑤までのクラスを迷界、⑥から⑩までを悟界とします。

でこれを推察するに、
声聞界=須陀愠、縁覚界=斯陀含、 菩薩界=阿那含、と考えることは可能だと思うんです。

で、建前から言うと、
十界のうちの天上界には、
28種類あるんだというんです。
が、これは少し使用する言葉を考え直す必要があります。

その28種類を分類すると、
下の欲界に六種類、色界に18種類、無色界に4種類。
こうあります。

ですので、
これが仏界に至るまでの霊界の諸段階だと考えられます。

浴界の6種類とは、
一、四大王衆天(四天王・下天)二、三十三天(忉利天)三、夜摩天、
四、兜率天、五、楽変化天、六、他化自在天、

以上を六欲天というのだそうです。

次に、
色界の十八種類の天上界には、大きく分けると、
四つになります。
一、初禅天、二、第二禅天、三、第三禅天、四、第四禅天、

初禅天に、梵衆天、梵輔天、大梵天、
第二禅天に、少光天、無量光天、極光天、
第三禅天に、少浄天、無量浄天、遍浄天、
第四禅天に、無雲天、福生天、広果天、無想天、無煩天、無熱天、善現天、善見天、色究竟天、の合計十八種類。

次に、
無色界の四種類の天上界は、空無辺処、識無辺処、無所有処、非想非非想処、
の以上となります。

以上の天をよく調べたうえで、
これらの天がどういう状態であるのかを確認して、
それが十界の中の「天上界」に属するものかどうかを、
確認したいと思います。

でその後を調べてみました。
色界第四禅天の八番目に、
「色究竟天」というのがありますね。

これは別名、阿迦尼叱(アカニシツ)天というのだそうです。
または、
摩醯首羅(マヘーシュラ)・大自在天だというのです。
そして、
そのマヘーシュラに二種あって、
一つは、浄居天に生を受けたるもの是なりとあります。
浄居とは、十地の菩薩であるとあります。
色界頂色究竟天の主とせられる。

次に、
「顕教には、色界中に不還果の聖者の生ずべき処として、
第四禅の、無煩・無熱・全現・善見・色究竟天の五を浄居天とする」
とあります。

「この天は種々の楽を受けるに由りて悦ぶ」とあるのです。
「これは仏の化生にて、世の垢に関せず、故に法により生ず」という。

「所説あるに従いて、衆生のために法を説くとするなり!」

浄居天は不還果である、と説明されていますね。
つまり、
阿那含(アナゴン)であるというわけです。

ようやくわかりました。

        (密教大辞典より引用)

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