六枚目のコイン

つぶやき、趣味,占星術,

阿那含への階段と天界二十八

2024年09月09日 03時48分38秒 | 仏教
いよいよわかってきました。
前回も、
浄居天が不還果であると述べましたが、
不還とは阿那含(アナゴン)ですから、
そうすると、
第三禅前後辺りを、須陀唵・斯陀含の地位と、
推理できると考えられます。

ここで、
開祖のご指導内容を思い出したいと思います。
開祖は「シュダオンになると、霊光が出てくる。
弱弱しいけども清らかな光を放つようになる」と。

そして、
「シダゴンになると、徳と力を備えるようになって、
勢いを増す」。

そうご指導されています。
それが、天界二十八天にも言えるのがあるわけです。

例えば、
第二禅天の三位である「少光天」、二位の「無量光天」、
一位の「極光浄天」。
これらは、
光についての天の条件‣証明となっております。

そして、
第三禅の三位「少浄天」、第二位の「無量浄天」、一位「遍浄天」
第四禅になると、八位「無雲天」、七位「福生天」六位「広果天」。

これらは、順序良く、光を放つ、清浄である、そして福を備える
これらが聖者のシュダオンとシダゴンの条件だというのです。
これが、
師のおっしゃった、「天になる」ということだと思いますね。

結局、
ポイントは「心解脱行」 になるわけです。
禅とは、瞑想の状態を指していますから、その人の心の状態が常に、目指す心に保たれる。

それが目的になるわけですから、
まさに開祖の御指導と一致しているわけです。
そのために、
開祖はいろいろと手を配ってくくださってきた。
冥徳供養も、解脱供養も、
そして、他のさまざまな供養も、
みな弟子たちの成仏のため因縁解脱のため。
そして、
護摩法要を営むための勧進も、寄進も、
みんな私たちの因縁解脱・成仏のためなんですね。

そして、
まさに、無想天の魔境を超えて、
はじめてアナゴンに至ると考えられるのです。

ようやく掴めましたね、
アナゴンへの階段を昇る道が。
考えてみると、
「成仏」すること、
言い換えれば、魂の上昇を成し遂げるのは、
至難の技であると感じます。

それを可能にするのは、師の力とご指導なくしては有り得ない。
偉大なる師に出会えたことが、
私たちの人生の成功の全てだと言えるでしょう。

師への報恩に心から感謝!

とりあえず、
今回は、理論的な面で、ここまでとします。

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天界二十八

2024年09月05日 23時53分19秒 | 仏教
六道輪廻という言葉がありますが、
その六道を脱したクラスを、仏教では「四聖」と呼んでいます。

では、
天部の神様とはどういう関わりがあるのか、
それを確かめてみたいと思うのです。 

まず、 
「十界」という考え方がありますね。
迷いの世界とさとりの世界を、
十種類に分けたものという意味です。

①地獄界 ②餓鬼界 ③畜生界 ④修羅界 ⑤人間界
⑥天上界 ⑦声聞界 ⑧縁覚界 ⑨菩薩界 ⑩仏界、の十種類。

①から⑤までのクラスを迷界、⑥から⑩までを悟界とします。

でこれを推察するに、
声聞界=須陀愠、縁覚界=斯陀含、 菩薩界=阿那含、と考えることは可能だと思うんです。

で、建前から言うと、
十界のうちの天上界には、
28種類あるんだというんです。
が、これは少し使用する言葉を考え直す必要があります。

その28種類を分類すると、
下の欲界に六種類、色界に18種類、無色界に4種類。
こうあります。

ですので、
これが仏界に至るまでの霊界の諸段階だと考えられます。

浴界の6種類とは、
一、四大王衆天(四天王・下天)二、三十三天(忉利天)三、夜摩天、
四、兜率天、五、楽変化天、六、他化自在天、

以上を六欲天というのだそうです。

次に、
色界の十八種類の天上界には、大きく分けると、
四つになります。
一、初禅天、二、第二禅天、三、第三禅天、四、第四禅天、

初禅天に、梵衆天、梵輔天、大梵天、
第二禅天に、少光天、無量光天、極光天、
第三禅天に、少浄天、無量浄天、遍浄天、
第四禅天に、無雲天、福生天、広果天、無想天、無煩天、無熱天、善現天、善見天、色究竟天、の合計十八種類。

次に、
無色界の四種類の天上界は、空無辺処、識無辺処、無所有処、非想非非想処、
の以上となります。

以上の天をよく調べたうえで、
これらの天がどういう状態であるのかを確認して、
それが十界の中の「天上界」に属するものかどうかを、
確認したいと思います。

でその後を調べてみました。
色界第四禅天の八番目に、
「色究竟天」というのがありますね。

これは別名、阿迦尼叱(アカニシツ)天というのだそうです。
または、
摩醯首羅(マヘーシュラ)・大自在天だというのです。
そして、
そのマヘーシュラに二種あって、
一つは、浄居天に生を受けたるもの是なりとあります。
浄居とは、十地の菩薩であるとあります。
色界頂色究竟天の主とせられる。

次に、
「顕教には、色界中に不還果の聖者の生ずべき処として、
第四禅の、無煩・無熱・全現・善見・色究竟天の五を浄居天とする」
とあります。

「この天は種々の楽を受けるに由りて悦ぶ」とあるのです。
「これは仏の化生にて、世の垢に関せず、故に法により生ず」という。

「所説あるに従いて、衆生のために法を説くとするなり!」

浄居天は不還果である、と説明されていますね。
つまり、
阿那含(アナゴン)であるというわけです。

ようやくわかりました。

        (密教大辞典より引用)

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「阿那含」への階段

2024年09月03日 12時07分31秒 | 仏教
今、私は一つの踊り場にいます。
もうしっかりと定まった心の状態で、
頂上を目指す心境です。

今は、何も思い残すことがないように、
心の整理をしています。
爽やかに、清々しい気持ちで、
この世界をあとにする。
そういう心境です。

この世界は戦乱の最中です。
その各地に立ち上がる火煙を眺めながら、
私は旅立つ決意を整えています。

どうやって昇っていくか考えながら、
もう一度、
以前に勉強した内容をおさらいするつもりです。

改めて、尊敬する師に報恩感謝!


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須陀淹・斯陀含・阿那含

2024年08月19日 15時47分10秒 | 仏教
ふこの世界には、『表と裏』がある。
こう書くと、
なんだか怪しくおどろおどろしい世界を説くつもりか?
と思われるかも知れない。

そうではない、
物は、表裏一体というではないですか。
新聞紙には裏表があるように、
表と裏は一体なんですね。

ですから、
この世にも表と裏がある。
それは目に見える世界と、目に見えない世界のことです。

目に見える世界は三次元世界。
目に見えない世界は、何というか?というと、
四次元世界とでもいえるものですが、
隠れた世界という意味で、
冥界とも幽界とも呼ぶべき世界になります。

それは、あたかも、
人間の身体が複層的に出来上がっているように、
この世界も複層的に形成されていると考えられます。

それをたとえば、
仏教的にはどう説明されているかというと、
『三界』と言っております。

三界とは、欲界、色界、無色界です。


ざっと、こう説明されています。
私も以前に調べたことがあるのですが、
今は忘れたので、
みなさんも調べてみてください。

この三界の階層図を見て、
私は以前、
シュダオンになると、
どの段階に相当するのだろうか?

そう思って、密教辞典を開いて調べたことがあります。
その時は、
シュダオンが霊界のどのくらいの段階なのか、
よく理解できていなかったんですね。

ところが、
今回、開祖の法話に、
「シュダオン・シダゴン・アナゴンの聖者になると、
霊界の上に行くことになる。」

こう言われているのに、もうびっくりしてしまったんです。
「え?霊界の上に行く?」
思わず、こう心で叫んでしまいました。

霊界の上というと、霊的世界の最上階ですよ。
そして、
すぐ上には、仏界という最高の領域が迫っている。
だから、阿含経には、「漸く涅槃界に至る」とある。

ははあ、アナゴンに至ると、もう実質、仏界ですよ。
発涅槃、上発涅槃、とありますから、
実質、仏界に至ったと解釈できるわけです。

そして、涅槃界というのは、
涅槃の領域という意味ですから、
もう仏界の領域に至ったと解釈できるのです。

つまり、シュダオンが初位の聖者と言っても、
もうこれは涅槃=仏界に入ったと考えられるのですね。
これって、すごいことですよ。

『聖者』という言葉が、いかに素晴らしいものであるか、
いかに凄いことであるか、
段階を考えたら、理解できるでしょう?

シュダオンは聖者の初位であるというけれども、
あとはもう段階を踏んでいくだけで、
必ず仏界に到達するのだから。
すんごいことじゃないですか?

以前、
霊界は冥界の上にあって、霊界にも段階たくさんあって、
そのたくさんある霊界の上に、
仏界があると説明されていた。

それが、阿含宗の指導される修行法を実践すると、
シュダオンになりシダゴンになり、アナゴンになれるというんだ。
えー?、実際に信じられない。

そう思う人も必ずあると思う。
仏界とは、完全解脱の世界である。
なかなか行けるものではない。

それが、
阿含宗の説く修行法を実践すれば、仏界へ到達することができるという。
キリスト教でも魂の上昇は説くが、
理屈だけであって、その方法は知らないし、
不可能である。

それが釈迦の説いた成仏法を修行すると、
誰でも仏界に到達することが可能だというんだ。
これって、信じていいの?

これって、すごいの一言だと思う。
そして、
私自身が、今、アナゴン向として、
アナゴンを目指すことになったのだ。

へえ、ほんとうかなあ?
そう思われていると思う。
でも、
開祖が言われているんだから、
それを信じるしかない。
『所作すでに為し』と。
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占断に必要な条件

2024年02月29日 14時02分42秒 | 仏教
占断するときの開祖からのお言葉です。

まず、占断日時とそれから占断目的、これが一番大事。
そうおっしゃっておられます。
これは絶対条件ですよね。

次に、目的はひとつにして見ること。
目的を二つにしてはいけない。
目的をはっきりしないで占わないこと。

次に、
「何を占うんですか?」なんて聞くと、これはもうへぼ易者ですと。
何を聞きに来たんだろうかと、
これをぴしゃっとわかっておくことが大事だと言われていますね。

今日は日盤鑑定の講義をしているけれども、
日盤の占いをやると、何のために来たかが、
すぐわかると言われていますね。

では、
それを頭に入れながら、
例題を出して解いてみましょう。

50歳過ぎの女性がやって来て、
ご主人のことについて占ってほしいと依頼された。
そこで、

こういう盤を組んだわけですが、
これは一体、ご主人の事業のことなのか、
それとも病気の事なのか、
または、浮気の事なのか。

ご主人は何時の生まれですか?
女性:昭和二年生まれです。

すると、本命星は一白水星で、
今年は坎宮に廻座している。
坎宮は人生の三大困難がいっぺんに押し寄せてくる、
そういう年だと言われていますから、
その三つのうちのどれなのかを見極めると言われます。

そこで、
占者:うーん、だいぶ悪いね。
とこういう。
女性:そうでしょうか?
と言われると、
これは病気ではないんだなと察する。

で、だいぶ悪いねと言ったら、
女性:そうなんですよ、去年から急に悪くなりましてね。

となると、
もう占いの目的は、病気の占断ということになって、
答えは出たようなものである。

もし病気でないから、じゃ事業かということで、
進めていけばいいといわれるわけですね。

それを最初から、これはダメですね!早く準備した方がいいですよ、
なんて言ってしまっては、
もうお終いで、占断者の資格はないと、
開祖はおっしゃるわけですね。

そこで、
だいぶ悪いねと言って、そこからどう進めるかというと、

一番掛けを見てみる。
一白水星が中宮に座して二黒土星掛かり、(大凶)。
「長病は死す」こう出てきますね。
これは危ないなと、内心思うけれども、
これを言ってしまってはお終いなんで、

だいぶ悪いねと言っておきながら、
どう進めるかと考える。

次に、二番掛け、
「女の怨恨あり」
「長病は死す」

これはかなり不味いですね。
次を見てみましょう、
三番掛け、坎宮に座して二黒土星掛かり、(大凶)。
「死霊の障りあり、宅地内をよく調べる必要あり」
「長病は死す」

どうも救いようがないようですね。
でも次の結果を見てみましょう。

四番掛け、
巽宮に座して九紫火星掛かり、(大凶)。
「相談事、掛け合い事は、間に人を入れて成就する」
「ホトケの障りにて病人できる

これですよね、
ここにいて、救済の手段が見えてきたわけですね。
どう出ているかというと、
間に人を入れて成就するという文言です。

どなたに助けを求めればよいのか?
もうこれは霊障を解脱させることのできる方か、
延命の力を発揮してくださる仏様にお願いするしかないのではないですか。
最後におすがりするご本尊様、
準提如来様ですよね。

その法と本尊と正法が護持されているところ、
その場所にお願いに行くしかないじゃないですか。
もうどうにもしようがない時、
最後に、
おすがりできるところへ行くしかないじゃないですか?

それを教えてあげることですね。
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