安倍元首相が銃で殺されたというニュースから、
もう二日が過ぎようとしています。
その間、
何とも反応のしようがなく、
私は沈黙を守っていました。
その間、マスコミとか評論家、
あるいはニュースについてのコメントなど、
読んではおりましたが、
これはおかしいぞという想いが、
私自身、
はっきりと感じるようになったのです。
一言で言うと、
これは日本の「平和ボケ」だと思うんです。
反応が平和ボケの人ばかりだ。
そんなことじゃないだろう?
世間の反応に、私はそう思うのです。
元総理とは言え、
安倍さんは世界的に多いに貢献した功労者です。
その彼が、
まったく無防備な警備体制のために
死んでしまった。
人間一人の命はみな平等だと言いますが、
建前としてはそうですが、
実際の人の生命は、具体的な地位とか
社会的な役割の重要性とかで、
相当に重く見られたり、
単なる物質的扱いを受けたりして、
違うものです。
(誤解なきようお願いしますネ)
そういう意味で、
奈良県警や奈良警察本部などは、
取り返せないことをやってしまったと私は思う。
単なるトップの交代程度で済むような問題ではない。
これは組織の存続に直接かかわる問題だと思う。
奈良県だけではないが、
組織の在り方、
広くは防衛の在り方にもつながる、
大変な問題だと思う。
繰り返すが、
トップが切腹しても収まらないのではないか。
警備だけではない、
こんな緩み切った警察の意識では、
外国の暗殺者や工作員が行動を起こしても、
なんなく仕事を遂行してしまうだろう。
まったく日本は間抜けな組織だと、
バカにされているに違いない。
外国の観光事業では、
日本人の人の好さは好意に受け取られるが、
こと日本の防衛に関しては、
全く話にならない。
また、
事件の成り立ち自体がおかしいと考える。
犯人の母親がある宗教団体に入信していて、
その母親のためにかなり苦労してきたという。
そして、安倍元総理がその団体に関係していると思い、
殺人に及んだというのだが、
この動機って、納得行きますか?
まったく辻褄が合わないじゃないですか。
狙うのであれば、宗教団体のトップでしょう?
なぜ安倍元総理を狙うことで、
犯人の不満や問題が解決するというのか。
端的に言うならば、
頭がおかしいとしか考えられないですよね。
その辺りを、
マスコミの連中や評論家やコメンテーターが言わない。
不自然だと思わないことに、
私は社会の方が、それこそおかしいと思う。
事件を形成している周りの方がおかしいんではないか。
私が本質を言っているとは言わないが、
誰も本質をついた意見を言えないでいる。
それがおかしい。
それもみんな他人事みたいに評論している。
これって、
自分たちの住んでいる日本で起きていることなんだよ。
そして、
その日本は、あなたたちが身の安全を守られ、
そして家族や生活を維持できないと困るところなんだよ。
そう思って、
私は一人で憤っている。
なんだか、
日本全体がおかしいぞってね。