災難・災いはいつ来るか、
全く予想のつかないのが常であります。
天中殺とか離宮・坎宮、また五横殺とか、災いを暗示する作用がありますが、
今回は,それとはまた別の紹介をしたいと思います。
これは本当に、青天の霹靂と呼ぶにふさわしい作用のあるのが特徴です。
では、さっそく入りましょう。
紫微斗数の中に、星が変化するという法則があります。
これは大変なことなんですが、
これもその方の前世に於いて積んだ徳のなせる業なのです。
化禄星、化権星、化科星、そして化忌星。
前の三つはどれも良い効果を期待できるものですが、
後の化忌星、
これは見るのも嫌になるくらいの星に変化するのです。
だから忌まわしい星と書くのです。
それが出生図において、本来あるのはこれはどうしようもない。
あとは運命を転換する行をする他に方法はありません。
ですが、
時期時期において出てくるものもあるわけです。
例えば、
一年運に出る化忌星。
今年は癸の年ですから、癸には貪狼星が化忌星に変わります。
これも一年科っきりならば、一年間の辛抱ですが、
とても長い間それを耐えなければならない時期もある。
これは大変な苦難を耐える必要がありますね。
その具体的な作用は、まさに長所が生かされない、
反対の効果を生み出す。
だから、
信用も落ちますし、人から嫌がれもします。
もうどうしようもなく落ち込みます。
一体どうしてなんだろうか?と
意気消沈するばかりです。
そういう経験をしたことのある人は、
その年に当たったのかもしれないと考えるべきでしょう。
自分の持ち前の能力が逆効果を起こして、
一切の評価が反対になるわけですよ。
また、
理由の分からない乱気流に巻き込まれたかのようなトラブルに巻き込まれることもあります。
これもその人の業によるわけですから、
後まで引きずるとなおマイナスに落ち込みます。
いろいろと人生にはありますあからね、
せいいっぱい因縁解脱切りの行に励んでいただくことですね。