みなさん、
いよいよ今年も、
残り一か月を残すのみとなります。
思い残すことのない一年にしたいですね。
年齢が上がってくると、
一年の過ぎるのが、どんどん早くなると言われますが、
今年の一年は、自分自身にとって、
他の一年とは違うわけです。
去年も今年も同じだと思うようになれば、
その一年や人生は、
あなたにとって、
あまり充実したものとは言えないかもしれない。
あ、こりゃ失礼!
要らないことを言ってしまったかも・・・。
まあそんなことで、
仙道の方だったか、「修行の九段階」
というのがあるそうですが、
その第三段階目が、
「通」と名づけられているものです。
それは良いとして、
人生にも、道しるべのようなものがものが、
ポイントとして存在します。
気のポイントのようなものでしょうか。
私たちが人生を生きていくには、
どうしても「目標」が要ります。
もし、
明確なる目標を持っていなくても、
人はそれぞれに、
何らかの願望を持って生きているわけです。
おギャーと、この世に生まれ落ちてくるときには、
どうしたいとか、ああしたいとか、
そういう願望を実現したいと、
ある意味、楽しみを持って生まれてくるわけです。
それを自覚として、人生をこういうようにしたいとか、
こう実現していきたいとかいう、
「目標」と掲げて、私たちは人生を始めるわけです。
それと同じように、
修行にも、
「目標」と同様のものがあるわけです。
それが「誓願」ですね。
私たちが人生を生きていく上で持つ「目標」と同じように、
修行者は、必ず『誓願』を持つのです。
それがなければ、生きていないのと同じように、
その人は修行をしていないの同じです。
だから、
修行者は必ず『誓願』を持って進んでいきます。
そうすると、
人生のポイントポイントには、
いろんな通過点を設置しているわけですが、
例えば、
“達成”とか、“発展・拡大”とか、
“生死点”や“宿命点”とか・・・。
達成点を通過する際には、
それまでの修行の達成感が得られます。
発展・拡大点に近づくと、
修行の発展・拡大をするような、
相性の良い人と出会ったり、
話が進んで、修行が進む展開になったり。
そういう気のポイントが、設定しているんですね。
まさに、
人生は目の見えない気の世界に置かれて、
その軌道を走っている電車のごとし。
だから、人生は面白いですね。
そして、修行もただ漫然と行うのではなく、
節目節目を教えてくれるようなポイントを知ることで、
私たちも、
今どの段階を通過したのか、
また、どんな状態にいるのか、
そういうことを知りながら、
修行を進めていけるのです。
そういうことが分からないと、
修行も面白くないし、
実際、
この修行業が本当に効果のあるものなのか、
疑心暗鬼になるでしょう。
そうならにためにも、
今の場所を確かめながら修行を進められれば、
意欲もわくだろうし、
反省もしなければならないのです。
そういう意味で、
今年はどんな年に当たったのか、
また、来年はどういう意味の年にしたいとお考えなのか。
それがまた楽しみの一つになるのではないでしょうか。
今年も残り一か月です。
充実して終わりましょうね。