歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏(イスラエル・ヘブライ大学教授)
①国際的な連帯で危機を乗り切るという選択肢があります。
②国家的な孤立主義の道を選ぶこともできる。
③情報共有を拒み、貴重な資源を奪い合う道です。 どちらの選択も可能で、政治判断に委ねられています。
「また、ある国はすべての権力を独裁者に与えるかもしれない。独裁者がすでにいる場合もあれば、新たな独裁者が生まれる場合もあります。一方で、別の国では民主的な制度を維持し、権力に対するチェックとバランスを重視する道を選ぶでしょう」
「最後の例は、経済についての政治判断です。企業を救うためには政府の介入が必要ですが、すべての企業を助けることはできない。ある政府は、大企業を救うことを選ぶでしょう。しかし別の政府は、石油や航空会社が潰れても、小さなレストランや理髪店などを助けることもできます」
「すべてにおいて決まった答えはなく、政治に委ねられます。だから私は現状が医療だけでなく政治の重大局面だと定義するのです」