第1は、中央銀行が国債の直接引き受けを行わないことだ。直接引き受けを許せば、市場を経由せずに中央銀行が国債保有を増せるため、金利が上昇しない。
第2は、長期金利に直接的な統制がされておらず、市場メカニズムによって決まることだ。
日本では、財政法第5条(国債の市中消化の原則)で、第1の条件が形式的には確保されている。
しかし、日本銀行の異次元金融緩和政策でこれが大きく変わった。異次元緩和は、単に大量の国債を買い上げただけでなく、買い上げの条件も緩和したのだ。
異次元緩和前から日銀による国債購入は続いていたが、購入対象は、残存期間が短い国債に限られていた。したがって、銀行は購入した国債を売却するまでに、一定期間保有する必 要があった。
ところが、異次元金融緩和で、残存期間の長い国債も日銀が購入できることとされた。
これによって、現状は、日銀による直接の引受けに限りなく近い状態になっている。
財政法第5条の脱法行為と言わざるをえない状態だ。
第2は、長期金利に直接的な統制がされておらず、市場メカニズムによって決まることだ。
日本では、財政法第5条(国債の市中消化の原則)で、第1の条件が形式的には確保されている。
しかし、日本銀行の異次元金融緩和政策でこれが大きく変わった。異次元緩和は、単に大量の国債を買い上げただけでなく、買い上げの条件も緩和したのだ。
異次元緩和前から日銀による国債購入は続いていたが、購入対象は、残存期間が短い国債に限られていた。したがって、銀行は購入した国債を売却するまでに、一定期間保有する必 要があった。
ところが、異次元金融緩和で、残存期間の長い国債も日銀が購入できることとされた。
これによって、現状は、日銀による直接の引受けに限りなく近い状態になっている。
財政法第5条の脱法行為と言わざるをえない状態だ。
2016年にイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)が導入され、長期金利は日銀の統制下に置かれることになって、市場のメカニズムは働かなくなった。 by野口悠紀雄
世界は消費減税実施している折でも日本は世界に逆行、ガラパゴス化か❕
今は世界の趨勢道り、消費減税実施で物価高是正と賃金上昇が急務だ❕
今は世界の趨勢道り、消費減税実施で物価高是正と賃金上昇が急務だ❕
※ GDPマイナスの今、個人消費拡大と賃金上昇それに貿易収支の黒字化へ
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